メドゥーサの目

とむさん

2008年11月24日 20:06

今日まで3連休だった、というかたも多いんじゃないでしょうか。
明日からまた、がんばっていきましょうp(^o^)q

さて明日のFM Haro! レディオエイチ、12時台さいしょのコーナー「My Favorite」、火曜日は、とむさん星空ノート。
今週は、剣を振りかざして空を駆ける英雄、ペルセウス座のお話です。

ペルセウス座…いかがでしょう、ご存知でしたでしょうか。
あまり聞いたことないな、というかたもいらっしゃるかもですね。比較的明るめの星が多くて、美しい流麗な曲線でできた星座です。いちど見つけてしまえば、とっても印象に残る星座なんですよ。

ペルセウス座は、秋の終わりごろから冬のはじめにかけて、頭上の夜空、高いところにかかっています。
秋の四辺形からスタートして、以前お話した「斗掻き(とかき)星」を伸ばしていったあたり、もしくはカシオペヤ座から、WもしくはMの真ん中にあたる星から東側の星の方向に視線をのばしていったあたり。
そこに漢字の「人」、あるいは、円周率の「π」、そんな感じに見える星の並びがみつかれば、それがペルセウス座です。

星のならびがきれいなカーブの組み合わせになっていまして、このカーブをうまくつなげますと、片手に剣を振りかざしている英雄のイメージが浮かびあがってきます。
そして、このペルセウスの姿、たいへん印象深いのが、もう片方の手に、怪物メドゥーサ・・・その顔を見た者は恐ろしさのあまり石になってしまうというメドゥーサの首をつかんでいるんです。

このメドゥーサの目の部分に当たる星が「アルゴル」といいまして、これはアラビア語で「悪魔の頭」という意味。
実はこのアルゴルという星、先週お話ししたくじら座のミラと同じく、明るさを変える星、変光星の仲間なんです。明るさを変えるこの星の様子が、不気味な怪物を連想させたのかもしれませんね。

オンエアでは、アルゴルについてもう少し詳しくお話するほか、ペルセウス座にまつわる物語もご紹介していきます。お聞きいただけたら嬉しいです(^-^)
今日も画像を作成してあります。よかったらご覧ください。

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