星は巡り、季節は移る

とむさん

2009年04月01日 11:29

今日から4月、新年度。
花冷えも弛んできそう・・・春本番!ですねえ(^-^)b

さて昨日の「とむさん星空ノート」が「星を見る場所」そして「光害」についてのお話でした。

「星を見る場所」については、拙プライベートサイト内「天の光はすべて星」に詳しい顛末を(未完ですが(^-^;)記してありますのでよかったら。

海岸に行って夜空を見上げますと、空の半分が真っ白になっているのがわかります。

暗い空が海の方向。そして明るい白い空が市街地の方向の夜空、つまり、わたしたちが見ている夜空なんですね。
ふだん、夜空を見上げて「白い」なんて、あんまり感じませんよね。ですが、海側の暗い空があるだけになおさら、ほんとに、真っ白だなあ、って感じます。

こうした、都市の明かりで星が見えないことを「光害」と言います(当初は音読みで「こうがい」と言っていたんですが、「公害」とまぎらわしいということで現在は一般に「ひかりがい」と言っています)。都市部の過剰または不要な光、さらにそれが大気中の汚れ(チリやほこり)で拡散されることでおこります。

みなさん、天の川をご覧になったこと、ありますか?
いま、日本で「天の川を見たことがある人」というのはとても少なくなっていると言われているんです。
ですがひと昔、いやふた昔かな。そのくらいまでは、都市部でも天の川、見えました。ぼくが子供のころは、浜松でも見えましたよ。それが今ではまったく見えなくなっています。

もちろん「夜の照明」そのものは、わたしたちの生活に絶対に必要なものです。
けれども、空まで照らす必要はありませんよね。

て天の川がよく見えないってだけの話じゃないか、とお思いかも知れませんが、じつはそれだけじゃないんです。
生態系への影響も懸念されています。また、ある試算では40%以上が上空に拡散しているといいます。つまり、エネルギーのたいへんな無駄遣いにもなっているんです。
上空に拡散してしまう明かりのために日本で1年間に無駄にされるエネルギーは、電気代に換算して2千億円相当になるという試算もあるそうです。

これはなかなか大きな話題にはなりにくい問題です。
けれど、だからといって放っておいていい問題じゃありません。
実際さまざまな取り組みがなされつつあります。たとえは浜松市では、「浜松市音・かおり・光環境創造条例」という条例が制定されています。この第6条は「光害の少ない生活環境の保持」といいます。この条例。、ご存知でしたでしょうか。

極力無駄な光を排除することはとっても意味のあることだとぼくは思います。みなさんはいかがお考えになりますか。
そうして、天の川、せめてその存在が感じられる夜空であってもらえたらな、と思います。

さて。
この一年間、星座や神話についてお話ししてきまして、ちょうど一年、星座もぐるりと一周しました。
星座と四季、というものはきわめて密接につながっています。そもそも、地球と太陽の位置関係でもって四季が生じているわけです。夜のそらに見えるのは、つまり太陽の反対がわに見える星。季節と切っても切れない関係にあるんですね。

きちんと足並みをそろえて、今年もまた春の星座たちが上ってきます。
先週、春の星座のトップバッター、かに座のお話をしました。来週からは2シーズン目に入ります。
これまでに一度お話した星座の繰り返しになってしまうんですが、まったく同じにはならないと思います。新たな情報があれば加えていきたいですし、お話できなかった星座や神話もあるんです。
よかったら、どうかこれからもおつきあいください(^-^)


ではいつものように、番組内でご紹介した情報へのリンク先です。


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ダンディ☆和田さんのブログ

今回は食べ物関連の話題が中心に(^^)隔週火曜日のランチ限定営業のおそばやさん『野澤屋』さん(中沢町/コミュニティレストランてまえみそ内)での

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