女性たちの守り神

とむさん

2009年11月04日 11:56

というわけで、今週のFM Haro! レディオエイチ、「とむさん星空ノート」は、「ムーン・イリュージョン」についてのお話でした。

ふと気がつくと、まんまるい大きな月がぬっと顔を出していてびっくり、というこの現象。
目の錯覚、という説が有力ではありますが、さまざまな説があって、いまだ明確に立証されているとは言い切れないんだとか・・・。不思議です。

ちなみに、これはじつは太陽でも同じようなことがおこります。
ちょっと(いやかなり)古いですけど「太陽にほえろ」のオープニングのでっかい太陽、あれですね。
ただし、太陽を直接見つめるのは危険ですから、気をつけてください。

月にまつわる神話は、マヤ文明につたわる月の女神、イシュチェルについて。
月の女神であると同時に、水や虹を司る女神であり、機織りの女神であり、また、妊娠と出産とを司る女神ともされます。
五穀豊穣や命の源の母神とされる一方、大雨や洪水を引き起こす死や破壊の象徴ともいわれ、恐ろしい老婆の姿で描かれることもある、じつにさまざまな側面を持つ女神です。

今回は、太陽神と結婚した結果、運命にふりまわされる彼女の物語をご紹介しました。

本来は太陽と同じように光り輝いていた月。
太陽神に見初められての幸せな結婚だったはずなのに、やがて太陽神はひどく嫉妬ぶかくなっていきます。
身に覚えもないのに責め立てられ、一度はのがれたものの、また連れ戻されてしまうイシュチェル。
激しい嫉妬と攻撃に責め続けられたあげく、本来の輝かしい姿がすっかり消えてしまった彼女は、とうとう太陽の元を離れる決心をします。

そのため、いまでは月は太陽をのがれるように夜にだけ空を行くようになり、また、昔のように明るくはなくなってしまったのだと言います。

その後は、自分に祈りをささげてくれる地上の女性たちのために、静かに夜空にありつづけることを誓った女神。
ただ、月にいちど、三日間だけは安息日として空から消えることを決めました。
(これは月が見えなくなる時期、現代的な定義でいう「新月」からきていますね)
そして、地上の女性たちも同じように月にいちど安息日をとることを願った、と伝えられます。

夫である太陽に責め続けられて、本来の輝きをうしない、それでも・・・いや、きっと、だからこそ、地上の女性たちの守り神となったイシュチェル。
ちょっとやりきれないようなお話ではありますが、きわめて印象深い物語です。


ではいつものように、番組内でご紹介した情報へのリンク先です。


◎遊びの達人
ダンディ☆和田さんのブログ

今回の話題はなんと言っても先日行われた「浜北万葉まつり・曲水の宴」。橘諸兄に扮して、古式ゆかしい詠遊びの再現に出演したダンディさん。橘諸兄、いい役ですよね。

ゆったりとした時間の中で、周囲の自然を感じながら歌を詠んで、万葉びとに思いを馳せるひととき。現代とは時間の流れる感覚や自然への向き合いかたが全然違う、それをすごく感じるんですよ、という言葉が印象的でした。それにしても万葉歌人の衣装、お似合いです(^-^)

会場の「万葉の森公園」は、万葉植物を中心とした"万葉の森"とあわせて、万葉の文学や文化が体験できる施設。これぞまさしく「テーマパーク」では、とダンディさん。衣装は普段でも貸してもらえるんだそうですよ(^-^)b


◎Fun of Life
安住工房さんのブログホームページ

たまたまスタジオを覗きにきた「虎あげは。。」のゲンジョウさんを急遽ゲストに迎えてのトークタイムでした。

元ジュビロ磐田・現順天大の岡本達也選手の近況をお伝えする「フォルツァ達也!」。得点王争いの単独トップに立った達也選手。チームは勝ち点2差で首位をキープしているものの、残り試合に2位・3位との対戦が。昇格目指して頑張ってほしいですね!

バレエにちなんだ音楽をお届けする「安住コレクション」。今月と来月は『くるみ割り人形』。この季節の風物詩ですねえ(^-^) 初回となる今回は「序曲」お聴きいたきました。


◎はまぞうヒット5
まずは、アクセス数など独自のデータを集計した「はまぞう記事ランキング」。

【第一位】
《ブログ》釣りキチしん平
《記事》今朝のサーフ!

【第二位】
《ブログ》おいしいのが好き☆
《記事》あかねりんごのジャム

【第三位】
《ブログ》*寫眞機商コウジヤ*
《記事》修理完成:オリンパス OM-1 + 50mmF1.8

【第四位】
《ブログ》mains happy surf
《記事》久しぶりの波乗りセット膝でした!

【第五位】
《ブログ》浜松餃子学会日誌
《記事》第3回浜松餃子まつりの出店確定!!

今週のピックアップブロガーは、第五位にランクインした浜松餃子学会日誌のブログオーナー、浜松餃子学会・会長の斉藤さんにお電話でお話を伺いました。

ランクイン記事はイベント直前のものでしたので、インタビューはイベント当日の模様を中心に。注目は、浜松餃子のキャラクター「ちゃお」。これまではイラストでしか伺い知ることができませんでしたが、この日いよいよ"本物"が登場。出現してわかったことに、じつは「ちゃお」は「餃子の妖精」だったんだそう(^-^)b。これからの活躍に期待ですね。

来週はどんなブロガーさんが登場するか、ぜひお楽しみに。はまぞうヒット5ブログもチェック!


◎Brush Up Life
「浜松百撰」・下位さんとお電話で。

最新号の特集は『最高峰の指が競う 浜松国際ピアノコンクール開幕』。11/8に開幕する、第七回浜松国際ピアノコンクールを100倍楽しむ! 出演者のピアノ選び、チケットがなくても演奏が聴ける、などの情報に加え、審査委員長の中村紘子さんのお話、ボランティアの裏方さんのコメントなど、盛りだくさんの特集ですよ!

注目の浜松情報は、11/20に開催の、浜松楽器博物館レクチャーコンサート「プレイエル・ピアノと弦楽による19世紀の響き」。ショパンが愛したという『プレイエル・ピアノ』。楽器博物館所蔵の1830年製プレイエル・ピアノを使用して、『ピアノ協奏曲第1番』をショパンがイメージした音色で聴けるというもの。これ、興味深いですねえ。


◎主婦トモPlaza
出演いただいたのは、「さやか」さん。5才の男の子のママさんです。

最近オセロを覚え始めて夢中になっているという息子さん。手加減してるママが劣勢になると、「ママ大丈夫?負けててかわいそう・・」と、わざと自分のコマをひっくり返してくれるんだとか。思いやりがあってやさしい息子さんですねえ(^^)


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