西の地平に北十字

FM Haro! レディオエイチ「とむさん星空ノート」、今週はおひつじ座のお話でした。

おひつじ座の神話は、継母の策略で生け贄にされそうになった王子と王女を救いにきた、空飛ぶ黄金の羊。
逃避行のさなか、王女はつい下界の海を見てしまい、目をくらませてまっさかさまに・・・。
その姿を振り返りつつ、空を一直線に飛ぶ金色の毛皮の羊の姿が星座になっています。

海へ落ちてしまった王女をいまも振り返っている、黄金に輝く羊。
そんなことを思い浮かべながら夜空をみあげてみるのも、この忙しい毎日、貴重なひとときになるかもしれませんよ。

そしてもうひとつ。
夏の星座であるはくちょう座。この星座は見えている期間が大変長くて、まだまだ西の空に架かっています。
これからの季節、その姿は頭を下にして地平線に突っ込んでいくような角度になっているんですが、これがちょうど、十字架のように見えるんです。

南半球で見える「サザンクロス/みなみじゅうじ」に対して「ノーザンクロス/北十字」とも呼ばれるはくちょう座。
今でしたら7時ごろ、クリスマスのころでしたら、夕方の5時か6時くらいに、まるで地平線から大きな十字架が立っているように見えるんです。
こんな感じです。


よかったら今のうちに、あのあたりあんなふうに見えてるんだな、ということをチェックしておいていただいて、クリスマスの宵に、この北十字、ぜひご覧くださいね(^-^)b