秋の女神とラジオ

とむさん

2013年11月14日 23:03



や〜それにしてもここ2日ほど、イキナリ冷え込みましたねえ。
なにしろ最低気温がいきなり5℃だ6℃だという世界でありまして、浜松の日曜日の最低気温が14℃でしたから、一気に8~9℃下がったということになるわけで、これは寒く感じます。

ま、今夜あたりはさほどでもないようですが、それにしても、こう冷え込むようになりますというと、いよいよ紅葉の季節でもあります。

紅葉は気温と深く関係しているそうで、夜間の急激な冷え込みが、より美しく紅葉する条件のひとつだそうですから、きれいな景色と引き換えなら、冷えるのもまあしかたがないかな、という気分にならなくもない、かもですね。

紅葉に染まった風景は、古来、錦の織物に例えられますが、その錦を織り上げるのは竜田姫という女神さまだそうで。つまり秋の女神。

実は、日本の季節を司る神さまって、みんな女神さまなんですね。
なんだか味わい深いような、季節の移り変わりを慈しむのにふさわしいような気がします。

竜田姫ご自身もきっと、赤や金色の錦のお召し物をまとっておいでなのでしょうね。

ご案内の通り、暦の上ではすでに冬、ではありますけれど、秋の女神・竜田姫が見せてくれるもみじの錦はまさにこれからが本番。

季節が織りなす美しさ、味わっていきたいですね。


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さて、そんな11月14日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

Special Guest
静岡県認知症ケア専門士会 会長 奥山恵理子さん、演出家の飯田こうこさん、浜松出身の女優・奥山智恵野さんをスタジオに。



12月13/14日の両日開催される、演劇「のれ!ストレッチャー」鑑賞会についてご案内いただきました。

日本認知症ケア学会の認定資格を得て、医療・介護・福祉などの分野で認知症ケアに係る専門職の団体として2010年に設立された、静岡県認知症ケア専門士会。認知症ケアに求められる「その人らしさの尊重と、それを当事者本人が実感できるケア」を学ばれている中で出会った演劇作品「のれ!ストレッチャー」。

現在のケアのあり方に疑問を投げかけ、ふかく心に響くこの作品を、高齢者ケアに携わってがんばってらっしゃる方々はむろんのこと、広く一般の人々にも「やさしい社会づくり」に必要なことを広く知ってほしい、そんな思いで企画された観劇イベントです。

飯田こうこさんが、老人ホームで生活されていたご自身のお祖父様お祖母様をモデルにして制作されたこの作品。舌癌の手術で声を失ったお祖父様が、認知症だったお祖母様のお誕生日に贈った不可思議なプレゼント。ご高齢の方々が本当に求めているものは何なのか、家族にできることは何なのか、どうしたら向き合うことができるのか。そんな思いが込められています。

奥山智恵野さんが演じるのは、舞台であるグループホームに、ある日急にまぎれ込んでくる少年の役。演劇作品として楽しんでいただきたいと同時に、現実に問題に直面していらっしゃるかたに、少しでも共感していただくことができるような舞台になれば、と、出演者の皆さん全員、真摯に取り組んでいらっしゃいます。

2025年には、団塊の世代の皆さんが全員75歳以上になります。みんなで楽しく生きるやさしい社会につながるために、若い世代の皆さんから大先輩の皆さんまで、一緒に楽しんでいただけたら、と奥山さん。興味をお持ちいただけましたらぜひ足をお運びください。

会場はクリエート浜松。12月13日は19:00開演、14日は13:30開演と17:00開演の、全3公演。チケットは全席自由で前売り・当日共に3,000円(高齢者ケアに従事/学んでいる方は優待価格2,000円でご覧いただけます。確認できる名札・名刺・資格証明などをご提示ください)。アクトシティ浜松チケットセンター、もしくはメールでの申し込みも可能です!


Today's Smile
掛川市の加茂花菖蒲園 栽培責任者の西村佳明さんとお電話で。

最盛期シーズンには毎年5万人以上もの来園者でにぎわう、全国的に有名な花菖蒲園である加茂花菖蒲園さん。また、代々この地域の庄屋をつとめていた加茂家の、およそ240年前、江戸時代中期に建てられた庄屋屋敷が残っており、映画のロケ地としても知られる貴重な和風建築を内部まで見学できます。花菖蒲のシーズン以外でも、およそ1000坪の展示温室では年間を通して様々な洋花が咲き誇り、四季折々に楽しむことができます。

今ちょうど満開で見頃を迎えているのが「ダイヤモンドリリー」の展示。ダイヤモンドリリーは南アフリカ原産のヒガンバナの仲間で、赤や白、ピンクやオレンジ、紫など、カラフルなパステルカラーの、ヒガンバナに似た花を咲かせるお花です。陽の光を浴びると花びらの表面がラメのようにキラキラ光るため、この名があるそうです。顔を近づけると、チョコレートのような甘い香りがほのかにただようとのこと。

なかなか増えない植物で、タネからだと花が咲くまで6年近くかかるのだそう。27年をかけて品種改良を繰り返しつつ増やしてこられた5,000鉢ものダイヤモンドリリー。この規模で見ることができるのは国内でここだけ。雨の日でもじっくり観察できる、温室内での展示です。お花の画像が展示案内ブログに多数掲載されています。ホントにきれい!ぜひご覧ください。

期間は11月30日まで、開園時間は午前9時30分~午後4時(最終入園は午後3時30分)、入園料はお茶、お菓子つきで1000円(大人・子供同一/お屋敷の見学料も含まれます)。店頭販売も行っています。アクセスは新東名高速・森掛川ICから約3キロ、およそ5分の道のり。こちらのページから、東名高速の掛川ICや袋井ICからの道順、電車を利用した場合などもあわせ、詳細な情報をご覧いただけます。

また、興味深い体験イベントも開催している加茂花菖蒲園さん。国産の丸大豆と自家製の米こうじを使って、昔ながらの製法でつくる「味噌作り体験」(昼食つきでおひとり様3,700円)、草木染めの作家さんにマンツーマンで手ほどきしてもらえる藍染め体験(素材によって異なりますがおひとり様1,000円から/素材の持ち込みも可)。どちらも予約が必要です、詳細はお問い合わせください。

四季のお花、歴史ある貴重な和風建築、そして和の体験も味わえる加茂花菖蒲園さん。さらに昔ながらのお食事も楽しめます。とくに今回ご案内いただいたダイヤモンドリリーは、まだまだ珍しい植物なので多くの方にご覧いただきたいです、と西村さん。陽の光でダイヤのように輝くという姿、ぜひこの機会に足をお運びください。

【お知らせ】特盛り!情報局!は、今月は事情により第4週(28日)に変更してお届けします!


Happiness Style
ミズモト学園東海調理製菓専門学校大石勝洋先生に『秋のきのこだけのかぶら蒸し』を教えていただきました。

通常、魚介類やお野菜をつかうかぶら蒸しですが、今回は秋の食材であるきのこだけをたっぷり使ったレシピです。おろしたかぶはしっかり水気をきること、そして7〜8分立ての卵白を合わせることがふっくらおいしく仕上げるポイント。また、あんかけのとろみづけには片栗粉を使いますが、ちょっと贅沢な気分を味いたいときには葛粉をチョイスするのもおすすめ!

熱々のあんをかけたら山葵を添えていただきます。う〜ん、まさにまさに秋の味覚!急に冷え込んできたこのごろ、こんなお料理をいただきつつ、熱燗をこう、きゅっ!なんて、いやもう、たまりませんですなー(^ー,^)

東海調理製菓専門学校さんでは17日の日曜日、料理とお菓子の祭典『建学祭』が開催されます。調理製菓技術コンクール(一般の方も投票できます)、餅つき大会、マグロの解体ショーなどのイベントのほか、いろいろな食事、パン、クッキーの販売が行われます。年間最大のイベント、ぜひ足をお運び下さい。


いどばた通信ラジオ工房
安住工房・安西さん

いどばた通信11月号配布中!福祉住環境コーディネーターのコーナーから『使いやすいトイレのポイント』をご案内。高齢者のためのトイレのプランニングポイントは「スペース」「出入口」「手すり」。それぞれについて詳しくご紹介しています。また、注目の新製品「TOTO ベッドサイド水洗トイレ」。ベッドの脇に設置できる水洗トイレです。大がかりな配管工事が不要でウォシュレットも使えるという画期的なトイレです。プランニング、新製品ともに、詳しくは安住工房まで!

RSクーポンのお知らせは、新たな加盟店「黄金のとんかつ開春楼・低カロリーでおいしい健康食堂」店長の名倉則宏さんをスタジオにお迎えしました。ガッツリ高カロリーのとんかつ専門店と、ヘルシー低カロリーの健康メニュー食堂が合体、ひとつのお店に二つの看板、というユニークなお店です。

カラッと黄金色に揚がったコロモ、最高級の鹿児島黒豚に金粉をのせた贅沢な一品や、とうもろこし豚の黄金ロースカツ。かつ以外も豊富で、ごはん・キャベツ・とん汁はおかわり自由、お得なランチやテイクアウトもある開春楼さんのメニュー。そして、1食あたり500キロカロリー前後、豆腐ハンバーグやさばの塩焼きなどをメインに、10種類の野菜がたっぷりとれる、栄養バランスを考えられたメニューはすべて880円。ご飯は16穀米、醤油やお味噌は減塩タイプと、ヘルシー&リーズナブルな健康食堂さんのメニュー。

その日の体調や気分によっても選べるし、ファミリーで来店してもガッツリ系とあっさり系が混在できるのも魅力ですね(お子様向けのおもちゃプレゼントも好評です)。 RSクーポン対象の磐田店はジュビロスタジアムすぐそば。サッカーやラグビー観戦がえりに、もオススメです!

10・11月の安住コレクションは、「ジゼル」をお送りしています。今週からは第二幕、ジゼルちゃん死後の物語です。森の番人ヒラリオンは精霊たちに囚われて死への踊りを強いられ、そしてジゼルの死に自責の念を感じて墓参に訪れたアルブレヒトは精霊となった彼女と再会。お送りしたのは、生者と死者とに隔てられたジゼルとアルブレヒトの、抱きしめようとしても触れあうことができない、切ない踊りの場面『グラン・パ・ド・ドゥ』でした。


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今週の『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナーは、長い尾を引く不思議な星「彗星」、そして、まもなく近日点に到達する『アイソン彗星』についてのお話でした。

まもなく太陽に最も近づく「近日点」に到達し、肉眼で見えるようになるのではないかと期待されているアイソン彗星。太陽に最も接近するころには、マイナス等級(1等星よりずっと明るいということです)になるのではないかと言われています。

今月下旬から来月上旬にかけて、どのように見えるのかについては、国立天文台のアイソン彗星特集ページや、AstroArtsアイソン彗星特設サイトなどがおすすめです。

また、スマホをお使いなら、アイソン彗星が、いつ、どの方向に見えるかなどを知ることができる無料アプリがあります。
iPhone/iPadには「アイソン彗星を見よう」、ios/Android両用の「Comet Book」など。よかったら活用してみてください。

ただし…!
彗星の見える位置や明るさの変化について、おおまかに予測はできますが、いつ、どのくらいの明るさになるかについては、「その時」になってみないとわかりません。

いきなり爆発的に明るくなったりすることもあり得ないとは言えないし、逆に、太陽の熱でバラバラに壊れて消えてしまう可能性もゼロとはいえません。
ですので、常に最新の動向をチェックしてください。

いずれにせよ観測しやすいのは夜明け前の東南東の空、低いところ。
東方向の低い空を見わたせる場所を今のうちに探しておくことがおすすめです。
そして防寒対策をしっかり!ですよ。

肉眼でも見える大彗星となってくれることを期待しつつ…!


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というわけで、今日もスマイルいっぱい、楽しく番組をお送りしました。
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!

ではでは、また来週〜〜(^-^)ノシ

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