梅雨空ラジオ

とむさん

2014年06月12日 23:39



このところ、気象に関するニュースでは全国各地でたいへんな大雨との話題が伝えられておりまして、なのにどういうわけかここ遠州地方は、梅雨はどこに行っちゃったの?な感じのお天気が続いていたのですが、ようやく…いやこういう言い方は被害にあわれたみなさまに申し訳ないのですが、でも実感としてはほんとにそんな感じに、昨日あたりから梅雨らしい空の色になってきております。

で、昨日、空を見上げながらふと考えたんですが「梅雨」っていうのは、ちょっと不思議な言葉ですよね。

なにしろ「梅」の「雨」と書いて「つゆ」と読むんでありまして、でも「梅」という字は決して「つ」とは読まないし、もちろん「雨」という字も「ゆ」とは読まないわけで、そういえば先週お話した紫陽花もそうですよね、てかこっちはもっと不思議で、漢字三文字で読みは「あじさい」四音だから、「あじ・さ・い」なのか「あ・じさ・い」なのか、もうワケわかりません…、って、もちろんこれはそういうふうに考えてはいかんのでありまして、こういうのを総称して「熟字訓」というのでありますね。

まず熟字というものがある、ええとこれは熟語といったほうが通りがいいですよね、二字熟語から始まって、三文字熟語、四文字熟語と、もうこれは大変な数がありますけれども、そんなふうに、複数の漢字がひとかたまりになってなんらかの意味を表している、そのひとかたまりに対して、やまとことばの読みを当てた、これが熟字訓、なんていうとなんだかややこしいシロモノみたいですけど、ぼくたちが日常的に使っている言葉の中にも熟字訓はたくさんあって、さっき「昨日(きのう)」って言いましたけどこれもそうだし、今日(きょう)とか明日(あす)、なんてものもそうですね。

まあだから、本来は分解できない、というよりも、しちゃいけないんですが、そうなってくると今度はわざと分解して遊びたくなっちゃうのが人情だったりするもので、なんと万葉のころからあるというとても有名な言葉遊びがありまして、それは「海海海海海」と書いて「あいうえお」と読む、というもの。

これはそれぞれ、海という字から始まる
海女=アマ
海豚=イルカ
海胆=ウニ
海老=エビ
海髪=オゴ(オゴノリとも…刺身のツマに使われるアレです)
という熟字訓を分解して最初の読みをつなげると「あいうえお」になる、というわけで…
いやー、大昔から、こういうことの好きな人っていたんですねえ~。

…と、思いはいつのまにやら梅雨空からまったく関係ない方面へ飛んでいってしまったわけですが、まま、ともあれ…

遠州地方、明日あたりからまたお天気が回復して、梅雨の中休みになりそうな気配であります。
災害レベルまでいっちゃうような大雨はもちろん困るんですが、だからといって全然降らないのも困ります。

どうか、ほどほど、であってくれますように…!


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さてさて、そんな2014年6月12日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…



Special Guest
舞阪町観光協会・事務局長の神田りょうこさんをスタジオにお迎えし、この夏は弁天島が面白い!「2014はまなこ夏フェスタ」をご案内いただきました。

今年から新たにスタートする参加型イベントで、2週にわたって開催されます。まず7月12(土)・13(日)が第1部・砂の造形大会、そして翌週7月19(土)・20(日)は第2部・いかだレース大会(19日が前夜祭、20日がレース本番です)。会場は浜名湖弁天島海浜公園西側海岸(海水浴場のとこですね)、いずれも現在参加チームを募集中です。

「新たな始まり、はまなこ」をメインテーマ、「海/浜名湖」をサブテーマに、自由な発送で砂像を作ろうという砂の造形大会。当日は、型枠に砂を入れて突き固めた基盤(これは主催者側が用意します)を、スコップやヘラ、細かい部分はスプーン、フォーク、筆などを使って削りながら作品を仕上げていきます。上位1位~3位チームには賞品が!

一週おいて開催のいかだレース大会は「レンタルいかだ」と「手作りいかだ」のどちらかが選択できます。レンタルいかだは装飾できませんが、手作りいかだ(最長3m以内)は存分に個性を発揮することができます。企業やお店のPR、家族の結束、サークルのアピールもいいですね。1位~3位チームに賞品があるほか、会場の盛り上げに貢献してくれたチームには特別賞が!

また、19日の前夜祭では、レース参加チームのアピール合戦のほか、県立浜松西高吹奏楽団による演奏、氷工房にはしさんの氷アート、クイズ大会などの楽しいステージイベントのほか、飲食関係も充実、地元の新鮮で美味しい食材も堪能できますぞ(^^)b

いずれの大会も小学生から大人までの混成チームと大人チームの2部門を募集中。受付期間は6月20日まで。保険料として一人500円が必要です。また、事前説明会への参加もお願いします。募集内容の詳細、お申込用紙は観光協会ホームページのお知らせページをどうぞ。

浜名湖の夏を彩る新たな風物詩となっていくことが大いに期待される「はまなこ夏フェスタ」記念すべき第一回開催です。チームとしての参加はもちろんのこと、オーディエンスとしても楽しめるイベントですよ。ぜひ足をお運びください。

※『My Choice Time〜天の光はすべて星』は今週はお休みをとさせていただきました。



Today's Smile
和太鼓集団志多ら・総合統括プロデューサー 大脇聡さんをスタジオにお迎えしました。

奥三河・東栄町を拠点に、地域に根を張りつつ、広く国内外で和太鼓・篠笛を中心とした活動を展開しているプロの和太鼓集団「志多ら」。演奏のみならず、ワークショップの開催や、和太鼓・篠笛の指導など、様々な活動をされています。

地域に根づくという面では、奥三河につたわる有名な民俗芸能「花祭り」に、地元住民の一員として参加を続けているメンバーの皆さん。皆さんが移り住んだ当時は最も過疎化が進み、祭りがなくなってしまうのではと言われていた地区が、今ではいちばん子どもが多い地区になっているのだそう。素晴らしいことですね!

そんな「志多ら」さんの全国ツアー「蒼の大地~今、ひとつになりて、行かん~」の浜松公演が、来る6月22日、アクトシティ浜松大ホールで開催されます。開場17:00 開演18:00、前売りチケットは S席4500円(残席僅か!)、A席4000円、4才以上高校生以下 3000円で好評発売中(3才以下入場不可となります、ご了承ください)。

オリジナル絵本「鬼との十三の約束~蒼の大地」を同時制作し、その世界観を舞台で表現しようという試みです。タイトルにある"蒼の大地"とは、すなわち地球。はるか昔から連綿と伝わる「祭」とは、じつは人が生きていくために欠かせないものなのではないか。人がこの大地の上で生きていくために必要な、自然と共存していくことを忘れないために、人と自然を結びつけるためにあるのではないか…。

そんな思いを、「志多ら」の根幹にある「花祭り」と、民俗芸能の宝庫でもある天竜川水域を象徴する「龍」のイメージとを重ねあわせながら展開するステージです。圧倒的な迫力からた穏やかな癒しまで、幅広い魅力を伝える12曲はすべて新曲。メインである和太鼓、篠笛や琴だけでは表現しきれない多様さを、カリンバやバラフォンなど、世界の民族楽器を取り入れながらの演奏です。

「祭」のもつ元気いっぱいのパワーから癒しまでを堪能できるストーリー仕立て、そして舞台のラストシーンでは会場全体で、すなわち観客のみなさんと一体となって花祭りをやろう、という演出も。アクトの大ホールがまるで和製ディスコのようになる、それはまさに「花祭り」の場の空気でもある…。

「和太鼓のプロ」の技術を目の当たりにできる機会でもあります。和太鼓に興味のあるかたはもちろん、いままでよく見たことがないというかたも、ぜひ和太鼓の魅力に触れにおいでださい、と大脇さん。素敵なステージになりますね、ぜひ足をお運びください!


Happiness Style
これから毎月第二木曜日にお料理を教えていただくことになりました、ホームメイドクッキング・前原妙子先生に『鶏の梅酒煮』を教えていただきました。

梅酒のさっぱりした味わいと鶏肉のジューシーさがたまらない美味しさです。この季節の風物詩でもある梅、じめじめ、蒸し暑くて食欲がない時、さっぱりしたものが欲しいな、なんて時にももってこいのレシピです。また、梅は疲労回復にも効果が期待できるんですよ。

材料も手順もとってもシンプル。まさにこれからの季節にぴったりのひと品です。うふふ、わたくしの大好きなおビール!にもばっちりあっちゃいますぞ、季節感のあるおもてなしとしてもお勧めです。ぜひお試しを!

ホームメイドクッキングさんは、パン、天然酵母、ケーキ、和菓子、クッキングなど多彩な講座がある総合料理教室。主なコースは一回ごとのチケット制ですから、都合に合わせて受講日を決められるのも嬉しいですね。浜松教室は遠鉄新浜松駅前、交差点を渡ったスターバックスの2階。掛川教室、豊橋教室があります。詳しくはホームページをぜひご覧ください。


いどばた通信ラジオ工房 安住工房・安西さん

いとばた通信6月号の紙面からは、特集「省エネリフォーム」の前半をご紹介。平成26年度静岡県住宅省エネリフォーム支援事業費補助金制度について(ちょっとわかりにくいんですが、ぜひ安住工房へお尋ねください!)、そして、建物全体ではなく「ひと部屋だけを断熱リフォームする」という提案をご紹介。過ごす時間が長い部屋だけを断熱リフォームすることでコストも抑えられる、ナイスアイデアです。詳しくは紙面をご覧ください。



今週はスペシャルゲストとして、磐田ご当地ガールズユニット「ベリンダ☆ガールズ」の4人のうち3人、みんなのハートをちゅんまみぐい!の「まみちゅん」、ダンスだあーい好き、4人のなかではツッコミ担当!の「れいてぃん」、そして、あなたが太陽なら私は月!さそり座生まれの「みるきー」のみなさんをスタジオにお迎え!(もうお一人は都合でおいでいただけなかった、豊岡出身の「ゆっきーな」ちゃんです!)

自己紹介からして個性的で可愛らしい、もうおじさんキュンキュン!のベリンダ☆ガールズ。6月1日の磐田青年会議所50周年記念式典でデビュー、磐田にちなんだオリジナルナンバー「風のてのひら」と「私が生まれた街で」には磐田の名所がたくさん登場します。今回は時間の関係でおかけできませんでしたが、いずれぜひ、と思ってますよ。

「ベリンダ」とはイタリア語で「かわいく輝く」という意味。大好きな磐田をもっと盛り上げたい、輝かせたい!そのためにもまずは自分たちが輝くこと!というみなさん。これからさまざなイベントに出演していきますよ、活躍に期待です。なお、直近の出演イベントは今週末6月14日の国分寺まつりin遠江。今後の予定はFacebookページをチェック!!

バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』は、シリーズ「バレエにおける男性存在」。さまざまなバレエ作品から、その作品中の「男性キャラクターが登場する踊り」を、ソロの踊りに限らず脇役的に登場するシーンまで含めて取り上げ、作品のなかでの存在感や人物造形のありかたなどをじっくりご紹介していきます。

引き続き、男らしいバレエといったらまずコレ!の『海賊』第三幕から、「ヴァリアシオン1〜3」をお届けしました。前回のシーン、親方コンラッドを眠り薬で昏倒させた隙に女性たちをさらった奴隷商人ランケデムが、スケベオヤジの大金持ちサイード・パシャのハーレムに女性たちを連れてきて見せびらかすシーンです。

例によって値を吊り上げるべく、女性たちを小出しにしてみせびらかすランケデム。このシーンは基本的に「女性たちの踊り」なのですが、踊りの合間合間に、ランケデムがパシャにたいし「いかがでございましょダンナ!」とばかりにちょこちょこ出てくる、そんな場面です。まったくもって、憎めない悪役なんでありますね(^_^;)


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というわけで、今週の『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナーはお休みでした。

雨のシーズンではありますが、梅雨の晴れ間にのぞく星空は、にぎやかな夏の星座たちが、次第にそのきらびやかな姿を現しはじめています。

来週からは夏の星座をご紹介していきますよ、どうぞお楽しみに!


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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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