先週、仕事部屋の窓のすぐ外でセミが鳴きはじめた、とおいうお話をいたしまして、その時点ではまだ、鳴いては止み鳴いては止みだったのですが、今はもう全開でありまして、大変な賑やかさであります。
ホント、夏本番だなあ!と思うんですが、でもこの感覚は、アメリカやヨーロッパの人たちにはなかなか理解できないんだそうで、なぜならセミという昆虫は、欧米ではあんまり目立たないんだそうです。
全くいないというわけではないそうですが、でも、鳴き声が地味だったり木の高い所に生息していたりで、日本のように身近な存在として認識されていないんだそうです。
ただ、ヨーロッパでも南の方では親しまれているようで、南フランスの人だったファーブルの昆虫記にも出てきますし、それから、ご存じイソップ物語。
このイソップというのは英語読みで、ギリシャ読みだとアイソーポスという、実在したのは確からしいけれども半ば伝説的な人物でして、だからイソップ物語の舞台は 古代ギリシャなんですね。
で、有名な「アリとキリギリス」のお話。あれ、本来は「アリと蝉」だったんだそうです。
こういう寓話に登場するとは、よほど親しまれていたんだろうなと思いますよね。
でも、このお話がセミがあんまり身近ではない地域に伝わっていくさい、わかりにくいというんでキリギリスに置き換えられたんだそうです。
イソップ物語が日本に最初に伝えられたのは江戸時代で、この時点では「アリと蝉」バージョンだったんだそうですが、明治以降、英語版からの翻訳が広まって「アリとキリギリス」になっていったんだとか。
ちょっとこれ、もったいなかったなあという気がしなくもないですよねえ。
「夏のあいだ歌を歌って過ごしていた」のは、キリギリスよりも蝉のほうが、ぼくら日本人に通じやすいですもんね。
ともあれ…
時あたかも二十四節気では大暑の時期に入りまして、いよいよ夏真っ盛り。
これから当分の間は、蝉の声とともに過ごす日々になりますね!
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さてさて、そんな6月26日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…
◎浜松公園緑地協会・企画課 佐藤恵美さんとお電話で。
「こどもまんようまつり」をご案内いただきました。会場は
万葉の森公園、今週末の27日(日)、10時〜15時の開催です。
*万葉集に詠われているおよそ300種類の植物とともに万葉の世界に親しむことができる万葉の森公園。ですが、お子さんにとっては少々とっつきにくいかも…というわけで、夏休みの子供たちが、万葉文化に親しみながら一日楽しく過ごせるようにと企画された催しです。
*公園内を散策しながら答えを探しだすクイズ大会、ビーチボールを使ったウリ割り大会(万葉の時代にもウリは食べられていたそうですよ。ちなみに景品は「桃」です)、葉っぱの「たたき染め」で作るエコバッグ、万葉時代のお菓子作り体験など、興味深くて楽しそうな体験型のイベントが満載です。
*普段は入ることのできない「曲水の池」に特別に入ることができる笹舟レース大会(例年、レース以前に、初めて経験する笹舟づくりに大騒ぎなんだそう(^^)や、5つ以上イベントに参加すると抽選に参加できるスタンプラリーでは、景品にカブトムシも!8月2日の旧暦七夕(8月2日)に向けての笹飾りづくりや、万葉の衣装を着ておりひめひこぼし気分で写真撮影もいいですね〜。
*入場は無料ですが、一部のイベントでは材料費が必要です。また、クイズ大会や笹舟レース、ウリ割り大会には参加賞もありますよ。当日は臨時駐車場も用意されますので安心です(初めての方はちょっとわかりにくいかもですが、案内看板が出ています)。なお、暑さが予想されます、帽子や飲み物など、熱中症対策はくれぐれも忘れずに!
◎Happiness Style◎
浜松調理菓子専門学校・神谷有希子先生に「おからと蓮根の蒲焼き風」を教えていだたきました。
*まもなくやってくる土用丑の日におススメ。おろした蓮根とおから、豆腐、卵などでタネをつくり、長方形に切った海苔にのせ、フライパンで焼いたら蒲焼き風調味料で味付けします。海苔の側が皮、タネの側が身というわけですね。タネにはゴムベラなどでうなぎらしく模様をつけましょう(^^)b
*本物のうなぎ、近ごろちょいとばかり根が張りますしネ、栄養もたっぷり、食物繊維ももたっぷりでヘルシーな蒲焼き風。手順はとっても簡単です。丑の日以外にも、この夏ぜひお試し下さい!
*夏休みはオープンキャンパス(体験入学)が充実。7/26〜29、8/1〜4、8/23〜26に予定されています。詳しくは
公式サイトの案内ページをどうぞ。また、9月23日(秋分の日)には食友祭を開催。クラス展やバザーなどが予定されています、楽しみですね!
◎いどばた通信ラジオ工房◎
安住工房・安西さん。コーナーアシスタント・磐田市ご当地ガールズユニット
ベリンダガールズ・れいてぃんとともにお送りしました。
*いとばた通信7月号「福祉住環境コーディネーターコーナー」から『養生訓』をご紹介。貝原益軒による有名な書物ですが、細かい内容までは…という方も多いのでは。今回は健康長寿のヒントになるフレーズをご紹介しました。
*第4木曜日はJCタイム。
磐田青年会議所・ 輝くまちづくり委員会の澤元 薫さんをお迎えし、11月2日(日)に行われる磐田青年会議所創立50周年記念事業「いわたキラ輪サイクリング」をご紹介いただきました。天竜川河川敷池田の渡し公園がメイン会場、磐田市内外の小学生から大人までが対象です。
*サイクリングを通して、磐田の名所・旧跡を巡りながら磐田の魅力を味わってもらおうという趣向です。初心者でも気軽に参加できる約25キロのコースは磐田中心部の旧跡・名所を(ガイドさんからの詳しい解説も!)、そして上級者コースは全長約100キロ、磐田を北から南まで思う存分に味わいながら、市内のチェックポイントを巡ります。
*初心者むけコースは電動アシスト自転車での参加も可能(レンタルの用意もあります。お問い合わせ下さい)。参加登録料はコースに関わらず一人4,000円/小学生2,000円。お申し込みは8月1日から
スポーツエントリーで受付開始。カード払いやコンビニ決済も可能です!
*バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』は、シリーズ「男目線のバレエ」。さまざまなバレエ作品から「男性キャラクターが登場する踊り」を取り上げ、男性キャラの存在感や人物造形などをじっくり見ていきます。今月からは「ロミオとジュリエット」。いわずと知れた文豪シェイクスピアの有名戯曲のバレエ化作品です。
*前回の続き、第一幕一場から「諍い(いさかい)」をお届けしました。友人たちとともに娼婦たちと戯れるロミオたちを冷ややかに見つめていたキャピュレット家のティボルトくん。娼婦の一人の腕を取るものの唾をかけられてしまいます。怒ったティボルトをからかうロミオたち、あたりは一触即発の空気に…というシーン。いやがうえにも高まる緊張感、れいてぃんも「すごい迫力でした!」というナンバーでありますよ(^^)b
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そして
『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナー。
今週は、夏の南の夜空に立つ大蛇をつかんだ巨人、医学の神アスクレピオスの姿を描く星座「へびつかい座」のお話でした。
あまり明るい星はないものの、こと座のベガとさそり座のアンタレスの中ほどにあるα星(ラス・アルハグェ)を手がかりにすれば、意外に見つけやすい星座でもあります。
ただ、本来は大蛇をつかんだ姿であったものが、紀元2世紀、エジプトのプトレマイオスという学者が星座を整理したさい、大蛇と巨人でひとまとまりだった星座を分割してしまったんです。
そのため現在は「へびつかい座」「へび座」という2つの星座、しかも、へび座はへびつかい座をはさんで左右離れ離れになっているという、ちょっと珍しいことになっています。
本来の姿=へび座とのセットなら、全天でいちばん大面積の広いうみへび座をも凌ぐ大きさ。
やはり、この星座は巨人と大蛇はワンセットで見たほうが、イメージとしても、意味としてもわかりやすいです。
(現在も医療のシンボルである「アスクレピオスの杖」は、アスクレピオスが持っていた杖に蛇がからみついた姿をあらわしているんですものね)
↓いつものように探し方アニメです。
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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
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