春立ってラジオ

とむさん

2015年02月05日 18:10


さて昨日が立春、暦の上ではいよいよ春です。
とはいえ、やっぱりあくまで「暦の上」であって、実感としてはまだ冬ですよね。

でも、昨日からが春だとするのにはちゃんと理由があるんです。

ひとつには、そもそも春とは何か?ということ。
1月の初旬からおよそ一ヶ月、「小寒」「大寒」という時期が続きました。この2つを合わせて「寒中」もしくは「寒の内」というんでしたよね。つまり、一番寒い季節。

その一番寒い季節が終わって、ここからは寒さがしだいに緩んでいき、だんだん暖かくなっていく。
この「暖かくなっていく」ことをさして「春」というのだ、と、こういう考え方ができます。

もうひとつ、もっときっちり厳密な考えかたもできて、それは日照時間を基準にしたもの。
ご存じのように、日照時間は時期によって変化していきます。
一番長いのが夏至、反対に一番短いのが冬至、ちょうど半々になるのが春分と秋分でしたね。(むろん、夜の長さを基準にすることもでき、結果的に同じポイントが生じます)

この4ヶ所のポイントがそれぞれの季節の中心になるように1年を4等分してみます。
すると、「春」は春分を中心に立春から立夏まで、「夏」は夏至を中心に立夏から立秋まで。秋分を中心に立秋から立冬までが「秋」、冬至を中心に立冬から立春までが「冬」となるんです。

これ、「なるほどそうなっているのか」と納得の行く分け方ではあります。
そうして、このように分けた四季をそれぞれ6等分すると、しろくにじゅうし、これが「二十四節季」。
二十四節季をさらに3等分すると、24かける3、すなわち「七十二候」。
だからじつはとてもシステマティックな考え方なんですね。

ただし、最初に言ったように「実感」とはちょっとズレているのも事実です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるとおり、お彼岸すなわち春分と秋分、実感としてはここがターニングポイントになるとも言えます。
そこで、さっき考えたポイントを、「季節の中心」ではなく「季節の区切り」とする考え方もあるんです。

すなわち、春分から夏至までが春、これは3月の下旬から6月の中旬いっぱいぐらいまでですね。
そして夏至から秋分までが夏、秋分から冬至までが秋、冬至から春分までが冬と、こういう考え方です。

じつはこれは天文学上の区切り方でもあり(なので星と星座のコーナーでも「冬の星座」のお話がもう少し続きます)、また、西洋ではおおむねこんなふうに四季が捉えられているそうです。

まだあります。
気象庁が公式に定めている区分というのものがありまして、季節を表わす用語として、春は3月から5月、夏は6月から8月、秋は9月から11月、冬は12月から2月と定義されているんです。
これも、実感としてけっこううなずける分け方ではありますね。

さらにさらに。
たとえばテレビ番組、あるいは学校や官公庁・企業などの年度や決算期といった区分では、春を4月から6月、夏を7月から9月、秋を10月から12月、冬を1月から3月と分けているケースがほとんどだったりします。
つまり4月からの新年度を1年と考えて4等分しているわけで、これはかなり日本的な分け方と言えそうです。

こんなふうに見ていくと、いろいろな分け方があるものですねえ。
日本人は季節のことをいつも気にしている、なんて言われますが、それもこれも、四季の変化があればこそ。

季節ごとにまったく表情が違う自然を持つ地域に暮らしていることの恵みやありがたさ。
あらためて味わいたいですね。


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さてさて、そんな話題からスタートした、2015年2月5日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…



ジャンボエンチョー通信
毎月第一木曜日、ジャンボエンチョー商品企画部部長・渡辺泰司さんとお送りしています。さまざまなメディアにご登場の渡辺さんとともに「ちょっと真面目な話」をメインに据えて楽しくお届けしますよ。

今回の話題は、まずおすすめ商品の紹介。簡単に真空パック保存ができるスグレモノ「クリッカ」を、スタジオにお持ちいただき、実際に操作しながらご案内いただきました。

空気を抜くための「バルブ」を取り付けて「クリップ」で袋の口を止めたら手動ポンプで空気を抜きます。軽く3〜4回シュコシュコするだけで、あっという間に真空パックになっちゃいます。わたし実際に操作させていただきましたが、うわっすごい!と思わず声が出てしまうほど簡単、びっくりです。

市販のフリーザーバッグでもいいですし、買ってきた袋のままでもOK。これなら賞味期限などの情報も把握できますね。真空の状態のまま冷蔵・冷凍OK、いったん開封して少量を使用しまた真空にすることもでき、使用後は洗えば再利用も可能と、いいコトずくめです。

コレ欲しい〜!とホントに思っちゃいました。お持ちいただいた「スターターパック」はバルブとクリップが各4個とポンプがセットになって1,980円です。おちかくのジャンボエンチョーでお求め下さい!

もうひとつのご案内は「2月の土日大抽選会」。2月中の毎週水~金曜日に税込2,000円以上お買いもので引換券がもらえ、その引換券で、同じ週の土日に行われる抽選に参加できます。2月は4週ありますから4回チャンスが有るわけですね。

景品が週替りなのも嬉しいです。今週はセンサーで感知して泡ハンドソープが出る「ミューズノータッチ本体」、来週は環境に配慮したドイツ生まれの洗剤「フロッシュ洗剤セット」。第三週は保冷・保温ができる「スープボトル」、そして最終週は「サボテンのミニ寄せ植え」です。ぜひ抽選にご参加ください!

面白くって役に立つ情報がたっぷりのこのコーナー、次回は3月5日のオンエアです、どうぞお楽しみに!


Happiness Style
アクティブ野菜ソムリエ・浦田 あけ美先生とお電話で。テーマ食材『水菜』についてじっくりお聞きしました。

今でこそスーパーの野菜売り場で見ない日のない水菜ですが、もともとは京都が原産の伝統野菜。ハウス栽培されて一年中出回っていますが、じつは冬が旬。とくに1月から2月は露地物が多く出回る、旬まっさかりなんです。

皮膚の粘膜を保護し免疫力のアップが期待できるβカロテン、風邪予防や疲労回復のビタミンCなど、寒い時期にうれしい栄養素がたっぷり。βカロテンは花粉症による喉や鼻の粘膜の荒れや予防にも効果的とされますから、このさきの季節も積極的にいただきたいですね。

ビタミンCは水溶性ですからお鍋やスープ、味噌汁などにして逃さず汁ごと。またβカロテンは油を使うと吸収率がアップしますから、炒めたりドレッシングをかけるのもおすすめです。効率よく摂取することもポイントですね(^^)b

浦田先生も講師を務めるジュニア野菜ソムリエの講座が定期的に開講されています。詳細は日本野菜ソムリエ協会公式サイト・講座日程/申し込みのページをどうぞ。


いどばた通信ラジオ工房 安住工房・安西さん

いとばた通信2月号の配布が始まっています。今回は全体をブラウズしつつ、RSポイント新加盟店さんと各種「いど通特典」のご案内。

新加盟店は『こころ代行』さん。「まごころ込めて」をモットーに、磐田市城之崎を拠点として袋井営業所を含め磐田・袋井で営業する運転代行業者さんです。ご要望があれば磐田・袋井市外でもお迎えOKとのことですよ。「いど通特典」として200円割り引き券が!

また、いど通2月号のご持参で、玉華堂さんでは「生チョコクッキー」おひとつプレゼント、ラバーズサーフさんでは春のオーダーフェアがさらに5%OFF!いずれの特典も3月20日まで。詳細は紙面をチェック!

岡本達也選手の近況をお伝えする「フォルツァ達也!」。契約満了に伴いガイナーレ鳥取を退団した達也選手、ブログによればタイでのチャレンジなども伝えられていますが、今後の進路がたいへん気になるところです。新情報が届きしだいこのコーナーでお伝えします!

バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』は、シリーズ「男目線のバレエ」。さまざまなバレエ作品から「男性キャラクターが登場する踊り」を取り上げ、男性キャラの存在感や人物造形などをじっくり見ていきます。テキストは「ロミオとジュリエット」。いわずと知れた文豪シェイクスピアの有名戯曲のバレエ化作品です。

舞台はふたたびヴェローナの街角。ティボルトとマキューシオとのあいだにいさかいが起きます。結婚式から戻ってきたロミオ、二人の仲裁に入ったところまではよかったのですが、かえってマキューシオを煽ることになってしまい、剣を使った決闘が始まってしまう…という場面。お届けしたナンバーは「ティボルトとマキューシオの遭遇」「ティボルトとマキューシオの決闘」でした。


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そして『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナー。
昨夜が満月、この時期は星がちょっと探しにくくなっています。そこで今回は、今、夕方の空でひときわ明るく光っている「宵の明星」こと金星についてのお話でした。

惑星を神々の名前で呼ぶということを始めたのは古代バビロニアの人々とされています。
バビロニアの人々は、空で最も明るく輝くこの星(なにしろ月と太陽を除けば金星より明るい星は存在しません)を、メソポタミア神話における美と愛の女神の名をとって「イシュタル」と呼んでいました。

これがギリシャに伝わって(伝えたのはかのピタゴラスとされます)、おなじように神様の名前で呼ぶようになりました。それが、ギリシャ神話の美と愛の女神、アフロディーテ。

アフロディーテは、ローマ神話ではビーナス。ギリシャ/ローマ神話で最も有名な女神といってもいいかもしれませんね。
これが現在にも伝わって、天文学上でも、金星はビーナスと呼ばれているんです。

この時期、空が暗くなりかけてきて最初に輝く星「一番星」を見つけたら、それが金星と思ってまず間違いありません。
夕方の西の空。女神の姿を見つけてみませんか?


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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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