ツバメ舞う街とラジオ

とむさん

2015年05月21日 20:40

先週も同じことを言ったような気がしますが、まだ5月なのにもうすっかり夏になっちゃったような陽気、続いていますねえ。
今日は多少さっぱりした陽気ですが、それでもやはり夏日になりまして、これまた毎回申し上げてはおりますが、体調にはくれぐれも気をつけていきましょうね。

ところで、先週、今年初めてトンボやツバメを見ましたよ、というメッセージをいただきまして、あっそういえば、と思ったことがあります。
ぼく3年ほどまえに引っ越しをしたのですが、それまで住んでいた家のお向かいのお宅の2階の戸袋のあたりに毎年ツバメが来ましてね、楽しみにしていたんです。
が、引っ越ししてからこっち、近所でツバメを見ていないんです。
このへんでも、昔はツバメ、見たような気がするんですがねえ。

以前にもお話ししたことがありますが、ツバメっていうのは、人の出入りが多い場所に巣を作りますよね。逆に、人が住んでいない場所に巣を作ることはめったにないんだそうです。
これは、そういう場所が「ツバメにとって安全だから」なんだとか。
人間のそばに巣を作ることで、カラスなど他の鳥やヘビなどから卵や雛を守っていると考えられているそうで、つまり人間をガードマンとして利用しているらしいんですね。

逆に人間からみても、ツバメは人間の作った農作物を食べないですし、そのうえ害虫を食べてくれる存在です。
これすなわち、利害が一致しているわけです。
人間って、とかく自然を破壊してしまうというイメージがありますが、こんなふうにちゃんと共存してきてもいるんですよね。大切なことだと思います。

ただ、やはり近年では、ツバメがフンを落とすことを嫌ったり、ツバメの餌になる虫が減ったことなどによって、ツバメが子育てをできる場所が少なくなってきているのが現状のようです。
昔から人と共に暮らしてきた野鳥であるツバメ。日本の街からツバメが姿を消すことのないようにと「ツバメと一緒に住める街づくり」といった活動も行われています。

たとえばフンの問題。
たしかにお店や駅などで、お客さんにフンがかかってはいけないと考える、これは無理からぬ話です。
そこで、段ボールなどでフン受けを作る、あるいは、フンが落ちては困る場所はツバメが使えないような工夫をしておき、別の場所にツバメの巣作りを誘導する、といった方法も、実際に行われているようです。

ちょうど今頃は、子育て真っ盛り。ですから親鳥たちは餌を集めるため一所懸命飛び回っています。
初夏の気持ちのいい風の中を舞うツバメ、低く飛びかっているかと思えばすうっと急上昇したり、いいものですよね。
せっかく共存してきたんですから、できるものならこれからも共に暮らしていけたらいいな。ホントにそう思います。


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さてさて、そんな話題からスタートした2015年5月21日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…




Today's Smile
オールドカー in K'z ROAD実行委員・矢壷 智洋さんをスタジオに。

天竜区の春野町で年に1度行われるオールドカー(旧車、クラシックカー)のイベント「オールドカー in K'z ROAD」。会場は春野ふれあい公園、入場無料。日本中からブランド、メーカーの枠を超えた、厳選されたオールドカーが参加。国内外の名車が勢揃いします。

“K'z ROAD”とは、アメリカ日産初代社長で、フェアレディZの生みの親である、春野町ご出身の"Mr K"こと片山豊さんの名前がついた世界で初めてのドライブコース。アメリカにおける日本車販売の開拓者であり、エンジニアでなく米国自動車殿殿堂入り(きわめて稀!)されたかた。この2月に105歳でご逝去され、惜しむ声が今もなお世界中から寄せられています。

その片山豊さんが「車を愛する人達が楽しめるイベントを、生まれ故郷の春野町でおこないたい」と呼びかけて、フェアレディZオーナーズクラブを中心に開催されたミーティングイベントが前身。その後「メーカーの枠を越えたイベントにしよう」と、これも片山さんの声で現在の形態になり、今回で5回目を数えます。

「1985年以前に製造された車」がエントリーの条件。今回も、最も古いものでは1944年式のキューベルワーゲン(フォルクスワーゲン・タイプ1の軍用車ヴァージョン)や1951年型のシトロエンなど文字通り「クラシック」な車から、レビン/トレノ、"鉄仮面"スカイラインなど「ちょいナツ」な車まで大集合。(過去の参加車ギャラリーが公式サイトにありますよ)

しかも、全てが「公道を走行できる」状態にあり、イベント終了後にはK'z ROADをパレードします。オールドカー81台とZカーおよそ70台、およそ150台によるパレード、これは壮観です。なお、入場時に配るアンケートに付属の同乗許可証にオーナーさんからサインを貰えたら、実際に乗ってパレードに出ることもできます。これは非常に貴重なチャンスですぞ!

そして、車好きはモチロンのこと、ご家族でも楽しめるよう、会場にはたくさんの催しが。充実したフードコート、新茶はじめ春野町の初夏の物産、オールディーズバンドの演奏や、豪華景品が当たる「家康くん」とのジャンケン大会なども。お子さまも楽しんでいただけますよ。

車のデザインやエンジン音など、オールドカーの魅力はたくさんありますが、オーナーのみなさんの自分の車を大切にしている気持ちに一番魅力を感じます、と矢壷さん。ほんとにみなさん隅々までピカピカにしていらして、また、今では部品の入手が困難な車でもしっかり整備なさってる…。愛情、ですねえ。

1日たっぷり楽しめるイベント、ぜひ足をお運びください。屋外イベントですから気になるのがお天気ですが、「小雨決行」とのことです。なお、天候によってイベントのスケジュール変更が生じることもありますのでご了承ください。詳細は上記の公式サイトやフェイスブックページをぜひ。


Happiness Style
ひろみち料理教室・野崎広路先生。

毎回、身近な食材を使ってご家庭で手軽に作れる美味しい創作料理を教えてくださるひろみち先生。今回は『万能醤油でつくる大根の醤油漬け』を教えてくださいました。

まずはさまざまな使いみちがある万能醤油。卵かけごはん、おひたし、冷奴、蕎麦やうどんのつけつゆ、もちろん煮物などにも。まさに万能です。そしてその活用レシピ、万能醤油に七味とお酢を加えた調味液で大根を漬けていただきます。

食欲が減退しがちな夏場にうれしい、さっぱり風味です。手順も材料も超シンプル、簡単に作れる上に応用の幅が広いですよ。これから美味しくなる夏野菜、きゅうり、なす、ズッキーニ、オクラなどで作るのもおススメ。ビールもじゃんじゃんいけちゃうし、白いご飯にも合いまくり!ぜひご活用ください。

ひろみち先生の料理教室は、
◎第2金曜 【9:30〜11:30】佐鳴台協働センター/【18:00〜20:00】雄踏文化センター「男の料理教室」
◎第4月曜 【10:00〜12:00】雄踏文化センター「クッキングママ料理教室」
で開催中です。お問い合せは090-2189-4575まで!
★6月14日(日)、雄踏文化センターにて、親子抜け料理教室(単発講座です)が開催されますよ〜!


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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
春のダイアモンド(別名乙女のダイヤ)、そして、その中にある「かみのけ座」についてのお話でした。

季節はすっかり夏めいていますが、「春の大曲線」からたどっていく「春の大三角」そして「春のダイアモンド(乙女のダイヤ)」は今が見頃。おおむね9時頃、真南の空に来ます。ぜひご覧になってください。

そして、乙女のダイヤの内側、右上あたりにあるのが「かみのけ座」。
プトレマイオス朝エジブトの女王ベレニケ二世という歴史上の人物の、琥珀のように美しい髪の毛のひと束が夜空に飾られたという伝説をもちます。

普通の星座のような「星を結ぶ線」がないという、ちょっと珍しい星座です。
明るい星がないので、夜空のじゅうぶん暗い場所でないと見つけるのは難しいのですが、そんな場所におでかけの機会があったらぜひ、です。

ではいつものように探し方画像です。




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『Songs From The Attic』
「Attic」とは「屋根裏部屋」という意味。
屋根裏に大切にしまってあった音楽たち、そんなイメージでお聞きいただけたら嬉しいです。

今週は、ローザ・ルクセンブルグ。1986年リリースの「ローザ・ルクセンブルグ II」を特集しました。
ローザ・ルクセンブルグは、2000年に37歳の若さで他界した稀代のミュージシャン・どんとが在籍していたバンドです。

お届けしたナンバーは、

◎さいあいあい
◎フォークの神様
◎さわるだけのおっぱい
◎シビーシビー
◎橋の下

の5曲でした。

濃厚でカラフルなサウンドと、不思議で印象的な歌詞の世界。
じつにもって個性的、かつ、柔軟な音楽性を備えたバンドでした。
いま聴いても新鮮そのもの。
こんなバンドちょっとほかにない、と言いたくなるようなオリジナリティを鮮烈に放つアルバムです。

ローザのプロデビュー後の活動期間はおよそ1年半。
あっという間に解散してしまった、幻のようなバンドでした。
解散直後、どんとは、日本のロック史に残るバンド「ボ・ガンボス」を結成することになります。

ボ・ガンボスもいつかまた特集したい!と思ってますよ。


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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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