さて、今日8月20日は旧暦の7月7日、つまり七夕です。
旧暦の七夕、伝統的七夕とも呼ばれますが、今の暦から見るとちょっと安定していなくて、8月上旬になることが比較的多いのですが、今年のように8月の下旬にくることもあるんです。
これは、昔の暦が月の満ち欠けを基本にして作られていてるため、「太陽との関係で生じる四季の変化」とズレが生じてしまうので、それを補正するために工夫された結果です。
そのあたりの、昔からの知恵と工夫というものも掘り下げていくと面白いんですが、なにしろ七夕ですから気になるのは「お天気」でありまして、今のところの予報では、ここ遠州地方、今日は雨のち曇、夕方6時以降の降水確率は40%という状況です。うーん、ちょっとキビしそうですねえ。
一年に一度、七夕の夜にしか逢えない織姫と彦星。
じゃあ、その日が雨だったらどうなるのか。
雨が降ると、天の川の水かさが増して、渡ることができなくなってしまいます。だから逢瀬は翌年まで持ち越しになってしまう、というのがもっとも一般的なパターンではあるのですが、じつはこの他にいろんなバリエーションがあるんです。
たとえば。
雨で増水した天の川の両岸にたたずんで涙を流す織姫と彦星。そんな2人を見かねて、どこからともなくかささぎの群が飛んできて、翼を並べて橋となって、天の川を渡る手助けをしてくれるのだ、そんな説もありまして、この説に従えば、雨でもちゃんと逢えるってことになりますよね。
また、七夕に雨が降るのは、久しぶりに彦星に会えた織姫が流す嬉し涙なのだ、という説があったり、七夕に曇るのは、逢えた二人が周囲に見られないように隠れてしまうからだ、なんて説もあったりします。
これはどちらも、逢えるのが前提で、その結果として雨が降ったり曇ったりするんだ、というわけですね。
年にいちど限りの逢瀬、雨が降ったらアウトというのはあまりにも厳しすぎるしかわいそう、という思いがこうした説の由来かもしれませんし、暑い盛りにあたる旧暦の七夕、じつは雨が降ってくれたほうがありがたいのだ、という考え方もあるそうです。
なにはともあれ、別の説をとれば晴れても雨でもどっちに転んでもおーけい、というのも、昔からの知恵なのかもしれませんね。
そして、旧暦の七夕を過ぎて今週末の日曜日、23日には二十四節気のうち「処暑」という時期に入ります。
処暑とは「暑さが峠を越えて後退しはじめるころ」という意味。
実際には、まだとうぶん日中は暑い日が続きますが、朝夕は少しずつひんやりするようになってきます。
暑さの中にも次の季節を感じられる季節。
ただ、これは同時に、朝夕と日中の気温の差がだんだん大きくなってくる頃、でもあります。
みなさまどうぞ、体調には十分お気をつけいただいて、残暑を乗り切っていきましょうね。
-------------------------------------------------------------------------
さてさて、そんな話題からスタートした2015年8月20日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…
◎Today's Smile◎
湖西市社会福祉協議会・村石絵梨佳さんをスタジオにお迎えしました。
*略して「社協」とも呼ばれる社会福祉協議会は、地域福祉の推進を図ることを目的として、全国の都道府県や市区町村を単位に設置されている民間団体。関係機関との協力のもと、地域の人びとが住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざした活動をおこなっています。
*民間団体といっても営利団体ではなく、市民のみなさまから会費をいただいて地域福祉を推進しています。具体的には、たとえば相談活動、ボランティア支援、赤い羽根共同募金などのほか、高齢者の訪問介護やデイサービスも実施しています。
*そんな湖西市社会福祉協議会には平成25年から「こふくちゃん」というマスコットキャラクターが活躍しています。湖西市の「こ」、福祉協議会の「ふく」をあわせたネーミング、ハート型の顔に青いツナギ、幸せの黄色いスカーフを巻いたこふくちゃん、なんと今回はスタジオに遊びに来てくれました!
*福祉の心を伝えるために生まれ、特技は「ハートをたくさん作ること」というこふくちゃん。この秋に浜松市で開催される
「ゆるキャラグランプリ2015」に参戦しています。湖西市社会福祉協議会の認知度向上、とくに若い世代のみなさんに知ってもらえたら、との思いが参戦のきっかけだそう。
*ご存知の通りすでに投票がスタートしており、11月16日まで、ゆるキャラグランプリの公式サイトから1日1回投票ができます(
エントリーページはこちら)。「応援してみよう」とお考えいただける方、ぜひ投票にご協力ください。
*また、湖西市社協では今、湖西市に在住もしくは勤務されているかたを対象に「思いやりや助け合い」を主眼にした福祉標語を募集中です。期間は8月24日(当日消印有効)まで、最優秀賞作品は9月27日開催の社会福祉大会で表彰されます。応募方法など詳細は
公式ホームページをどうぞ!
◎Happiness Style◎
ひろみち料理教室・野崎広路先生。
*毎回、身近な食材を使ってご家庭で手軽に作れる美味しい創作料理を教えてくださるひろみち先生。今回は「茄子としし唐の味噌ポン酢炒め」を教えていただきました。
*まだまだ暑さが続きます。そんな季節にうれしい、さっぱりしつつもコクのある一品。旬の夏野菜と豚バラ肉を炒め、味噌ポン酢をからめていただきます。おろしニンニクもはいって、夏のスタミナ補給や夏バテ対策にはもピッタリです。
*味噌ポン酢は分量配分(4人分/白味噌大さじ3+ポン酢大さじ2+おろしニンニク1片)を覚えておけば、応用いろいろ。夏野菜ならなんでも合いますし、これから旬になるきのこ類もGOOD。この味、ハマりますよ(^^)b
*ひろみち先生の料理教室は、
◎第2金曜 【9:30〜11:30】佐鳴台協働センター/【18:00〜20:00】雄踏文化センター「男の料理教室」
◎第4月曜 【10:00〜12:00】雄踏文化センター「クッキングママ料理教室」
で開催中です。お問い合せは090-2189-4575まで!
※今日は見学にいらしていた奥様と3ショット(^^)b
◎幸せに近づく六か月!◎
先月から始まった新コーナー!
独身専用カルチャースクール「みがくらぶ」代表・平池俊介さんとともに、結婚や仕事、人間関係など人生の様々な悩みを解決し、理想のライフスタイルに近付く方法を考えていきます。
*今回の相談テーマは「初デートはどう進めればいいですか?」。これまで、出会って→連絡先交換して→何度かやり取りして→二人で会うことに、という場面まで進んできましたが、そのあとが続かない…。デートすることになったのですから、印象は決して悪くなかったはず、なのに1回で終わってしまうのはなぜか?
*まず考えるべきは「初デートの目的」です。「好きになってもらいたい」とか「すごいと思ってもらいたい」とか、初回からいきなりなんて無理。まずは素の自分を知ってもらい、相手を知り、そして次につなげること、これこそが目的なんです。一気に印象を上げる必要はありません。であるならば、これまで考えてきたことが生かせるはず。
*以前のテーマ「“また会いたい”と初対面で思ってもらうには?」では「減点を最小限に抑えて、小さな点数を積み上げる」ことを考えました。そのために「自分が」ではなくて「相手が楽しんでくれたらいい」と考えることでしたよね。相手に楽しんでもらおうと思ったら、気持ちの良い挨拶、相槌や頷き、笑顔は当たり前。ちょっとした気配りも自然とできるようになります。
*また「初対面でうまく会話が続きません」では相手の話を聞こうとする姿勢が大切、「相手の話は無限大」と考えました。そこで必要になるのが「オープンクエスチョン」。はい、いいえでは答えられない質問のことでしたね。いきなり使いこなすのは難しいので練習が必要です(5W1Hを使うと楽ですよ)。
*無理をして、行き慣れていない場所や、普段していない行動をチョイスするのは失敗のもと。印象は悪くないのですから、等身大の自分で、相手に楽しんでもらいたいという気持ちで、相手の話を聞こうとする姿勢で会えれば、次につながる確率はかなり高くなるんです。
*男性であっても女性であっても、自分の話2~3割、相手の話7~8割ぐらいの意識でちょうどいいのではないでしょうか、と平池さん。相手視点に立ち、相手のことを考え、興味を持って話を聞くこと。これは恋愛にかぎらず、人生全般、仕事や人間関係を円滑にする上で、とても重要なことですね。
*今日のまとめ『初デートの目的は「次につなげること」』『そのためには減点にならない程度で十分』『等身大の自分で、相手に楽しんでもらいたいという気持ちで会う』をぜひ活用してください!
-------------------------------------------------------------------------
『My Choice Time〜天の光はすべて星』
今週は、夏の夜空に大きく翼を広げる、はくちょう座についてのお話でした。
夏を代表する星座のひとつ、はくちょう座。
夏の大三角を形作る星のひとつである「デネブ」から、大三角の内側に向かって伸びる十文字型がわかれば、それがはくちょう座のメイン部分です。
空の暗い場所であれば、天の川をバックに、長い首をまっすぐ伸ばして大きく翼を広げて羽ばたく白鳥の姿がごく自然に想像できる、とても形が整っていて美しい星座です。
このメイン部分は、十字架のようにも見えることから「北十字(ノーザンクロス)」とも呼ばれます。
また、その先端に輝く星「アルビレオ」は「北天の宝石」とも讃えられる、じつに美しい二重星です。
(この季節に望遠鏡を覗く機会があったらぜひご覧いただきたい天体のひとつです。うっとりしますよ)
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」では、「天の川に沿って立つ白い十字架」や「白鳥の停車場」、そして、天の川の水の速さを量る「アルビレオ観測所」として、たいへん印象的な姿で登場するはくちょう座。
市街地にちかい、夜空の明るい場所であっても、夏の大三角の内側にのびる十文字、見つけることができると思いますよ。
北十字、ノーザンクロス。ぜひ探してみてください。
ではいつものように探し方図解です。
-------------------------------------------------------------------------
であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ