1日1000kmのお天気とラジオ

とむさん

2016年04月14日 20:10


昨日の夕刻から降り始めた雨、けっこう激しく降った時間帯もありましたねえ。
午前中、若干残っていましたが、番組が始まるころのZAZAスタジオ上空は明るい曇り空。
午後からは陽射したっぷりで気温もかなり上がりました。

明日もいいお天気になりそうですが、日曜日あたりにまた雨マークが顔をのぞかせておりまして、まさに「春に三日の晴れなし」の言葉どおりな状況です。

以前もこの時間帯にお話をしたことがありますが、春のお天気がこうなる理由は、大陸方面から高気圧と低気圧が交互にやってくるから、なんでしたね。

逆に、夏や冬の場合は、夏は太平洋の高気圧、冬はシベリアの高気圧が、腰を据えるというか居座るというかようするに動かない。それで同じような天気が続く傾向になるわけです。

日本のおよそ5000メートル上空には1年じゅう強い西風が吹いていて、この風を「偏西風」といいます。
西風ですから西から東へ向かって吹いているわけですね。
春の高気圧や低気圧はこの偏西風に流されて、西から東へ移動していくんです。

なるほど移動するのはわかった、移動性高気圧っていう言葉もよく聞く、だけど実際のところ、いったいどのくらいのスピードで動いているものなのか?
と、ちょっと気になって調べてみたところ、その移動する速さはおよそ時速40~50kmくらいなんだそうです。

まあ、一般道を走るクルマくらい、ってところでしょうか。
これをすごく速いと見るか、そんなものかと感じるか、人それぞれかもしれませんが、クルマと違うところは、信号でとまったりしないし、そもそも四六時中移動しっぱなし!なんですよね。

なので、1日で移動する距離を考えてみるとかなりなものになります。
40~50kmかける24、はい、ざっくり言って1日に1000kmから1200Kmぐらいの距離を移動することになります。

浜松を基点にすると、北は軽く北海道。1000kmで札幌を越えたあたり、1200Kmならもう網走を越えてオホーツク海です。
南は九州をすっかり越えてしまい、1000kmでは奄美大島のちょい手前。1200Kmとなるともう少しで沖縄本島に届くくらいの距離です。

春の高気圧や低気圧って、これだけの距離を1日で移動するんですねえ。
むろん一つ一つの高気圧や低気圧の動きはそれぞれに違いがあって必ずしもこのとおりに進むとは限らず、あくまで目安としての数字ではありますが、それでもやっぱりすごいです。

昨日、沖縄や奄美大島あたりの空にあった高気圧なり低気圧なりが、今日はここ遠州地方にやってきている。なんだか不思議な気がしますね。

春の変わりやすいお天気、そんなふうに捉えてみるものいいかもです。


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さてさて、そんな話題からスタートした、2016年4月14日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

Today's Smile



静岡県マンドリンフェスティバル 実行委員会事務局 野澤講一さんをスタジオにお招きしました。

静岡県内の社会人によるマンドリン演奏団体が集まって、2年に一度コンサートを開くための計画や運営をおこなう実行委員会。野澤さんは委員長として、団体間の連絡や調整など、運営全般に関わるお仕事を担当されています。

ご自身も大学時代にマンドリンオーケストラのクラブに入ったのがきっかけでマンドリンを始めた野澤さん。お仕事が忙しく離れていた時期もありましたが、15年ほど前から「天竜ビバ・マンドリーノ」という団体を結成して活動を再開、現在も演奏活動を続けていらっしゃいます。

マンドリンという楽器そのものについても教えていただきました。興味深いのが、まず「2本ずつ同じ音の弦が計8本」張られていること。同じ音の弦が二本ずつ、それであの美しいトレモロ(音を小刻みに連続して演奏する技法)の音が出せるんですね。

そのチューニングはバイオリンと全く同じなのだそうで、だからバイオリン向けの楽譜をそのまま演奏できてしまう。またその音の並びがギターと逆さま(マンドリン:高音弦からE-A-D-G/ギター:低音弦からE-A-D-G-B-E)なのも面白いですね。

そして、マンドリンの他に、オーケストラのビオラにあたる、一回り大きいマンドラ、チェロにあたるマンドチェロ(マンドセロ)があり、もっと低い音を担当するマンドローネ、そしてギターやコントラバスなども加わって演奏をする、これがマンドリンオーケストラなんですね。

童謡・歌謡曲からポピュラー・クラシック、マンドリンのためのオリジナル曲まで、じつに幅広いジャンルの曲が演奏されています。有名どころでは古賀政男「丘を越えて」や、クラシックでは、ベートーベン作曲のマンドリン合奏曲もあるんだそうですよ。

間近に迫った「第14回静岡県マンドリンフェスティバル」は今週末の日曜日、4月17日、浜松アクト中ホールで、午後1時開場、1時30分開演です。県内8つのマンドリン団体が集まってそれぞれ演奏をします。また、最後には、参加者100人以上による全体合奏もあります。

合同演奏の指揮を担当されるのが、プロのマンドリン演奏家・青山忠さん。ジブリ映画「風立ちぬ」でマンドリンやバラライカを演奏したり、始まったばかりのNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の劇中に流れる音楽のマンドリンを演奏されている方なんです。

フェスティバルの入場はなんと【無料】です!入場券や整理券もいりません。事前の申し込みや予約などは一切不要で、当日、直接会場へおいでいただければOKです。素敵なコンサートになること間違いなし、ぜひ足をお運びください!


Happiness Style
ホームメイドクッキング・深谷優子先生に『かるかん』を教えていただきました。九州の郷土菓子、ふわっふわ、でありながら、もっちもち!の食感がうれしい和スイーツです。

材料も作り方もとってもシンプルで簡単、あっというまにできちゃいます。ポイントは「山芋」をつかうこと、卵白をしっかり立てること、そして生地をしっかりよく混ぜること。山芋と卵白と上新粉で作りますから出来上がりはやさしいナチュラルホワイト。春にぴったりのスイーツタイムになりますよ!

ホームメイドクッキングさんでは5月15日まで入会キャンペーンを展開中。パン、洋食、洋菓子、和菓子の4種類のミニレッスンがワンコイン500円で体験でき、お得な入会特典(入会金無料!チケット割引も!)も用意されています。詳しくは公式サイトをご覧ください!


さかきやママのおしゃべりsong



今月から始まった新コーナー。ライブ活動やワンちゃんのチャリティー活動を展開中の「さかきやママ」さんと毎月一回(第二木曜日)、おしゃべりとともに音楽をお届けしていきます。

今回はワンコチャリティーの話題から。ブリーダーさんに飼育放棄されたところを保護団体さんに命を助けてもらった「ポッキーくん」と暮らしているさかきやママさん。命を繋げてくれたことに対して何か恩返しができないだろうか、との思いで活動を始められたそう。

今月10日には、第2回チャリティーライブパーティー「糸」を開催。参加者全員のみなさんで食べ物の持ち寄ってもらい世界に1つだけのお弁当を完成させることからスタート、楽しい時間を過ごした思いを、皆さんに募金というかたちにしていただく、という企画です。

歌やトランペットの演奏、大道芸や二人羽織、フラダンス、みんなで皿回し、バルーン工作、手作りのケーキ今月のお誕生日のお友達を会場の皆さんでお祝いしたりと、内容じつにもりだくさん、まさに「チャリティー」で「ライブ]で「パーティー」なんですね。

さかきやママさんも「オリビアを聴きながら」と「ありがとう」を"アインパパ"さんとのハモりで披露。アインパパさんもその名の通り「アインちゃん」というお嬢さんワンコのパパ。保護わんこ繋がりなんですね。

コーナーのスポンサーであるカラオケスタジオリッチさんで録音した音源をお聴きいただきましたが、録音のさい、リッチさんでは4月22日(金)から「食べ物、飲み物持ち込みもOKになる」というお得な情報をゲットしてきてくださいました!

お酒も持ち込めちゃう!これは盛り上がりますねー。ゆったりできる広いお部屋なんで気持ちよく歌えて、ママ友とおしゃべりするのもいい場所ですよ、とのこと。歌うのはストレス発散にもいいですしね。ぜひ足をお運びください。

また、おなじくコーナーのスポンサー、株式会社ジー・ゾーンさんが、5月22日(日)、森町のデイトナテストコースで開催される「2016 SRミーティング」に参加されるそう。バイク好きにはたまりませんね!

今回は諸事情あって13時25分からでしたが、来月からは「毎月第2木曜日・12:30〜」になります。ですから次回は5月9日の12:30から。上記SRミーティングの様子などもまじえてお送りいたしますよ。新コーナー、これからどんな話題が登場していくか、どうぞお楽しみに!


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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
今週は、今とっても目立っていて見つけやすい「北斗七星」、そして、おおぐま座こぐま座についてのお話でした。

「北斗七星」をご存知でないかたはほとんどいらっしゃらないと思います。
ただし、北斗七星は「星座」ではありません。「おおぐま座」という星座の一部分なんです。
おおぐま座はとても大きな星座で、北斗七星のひしゃくのマスの部分が熊さんの腰のあたり、そして、柄の部分が長いしっぽにあたります(じっさいの熊さんには長いしっぽなんてありませんけれども、夜空の熊さんはしっぽが長いんです)。

北斗七星以外の星はあまり明るくないので全体像は掴みにくいんですが、空がよく晴れていたら、ひしゃくの「底の方向」の空を見渡すと、同じような間隔で二つずつペアになった星が、とんとんとん、と三カ所並んでいるのが見つかります。
これが、熊さんの爪先にあたる星。

これが見つかれば、北斗七星からこのあたりにかけてがおおぐま座なんだな、という見当はつけられます。
(この爪先の星、市街地から少し離れた住宅街ぐらいなら、お天気がよければ見えますよ)

そして、北斗七星のひしゃくの先端の二つの星を結んだ線を5倍くらいのばしたところにあるのが、北極星。
(この見つけ方、理科の時間に習いましたよね)

その北極星を起点にして、おなじようなひしゃくの形に並んだ部分があります。
北斗七星のだいたい半分くらいの大きさ、このちいさいほうのひしゃくが「こぐま座」です。
ホントに不思議なほど、同じようなかたちをしているんですよ。

この二つの星座は、おおぐまが母親で、こぐまがその息子とされています。

春の北の空になかよく浮かぶ、母子熊。
空気がきれいな場所にお出かけの機会がありましたらぜひ探してみてください。

ではいつものように、探し方アニメーションです。



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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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