2009年02月18日
風になびく髪の星
というわけで、FM Haro! レディオエイチ。今週の「とむさん星空ノート」は、彗星についてのお話でした。
来週、地球に最接近するルーリン彗星。空がクリアな夜になるといいですね。
ところで、彗星は別名「ほうきぼし」ともいいますが、これはもちろん、尾を引く星のすがたを「箒」にたとえているわけで、そもそも彗星の彗という漢字、これにも箒という意味があるんですね。ですから中国でも「ほうきぼし」と呼んでいたわけです。
じゃあ西洋ではどうか、といいますと。彗星は英語だと「comet」、ドイツ語は「Komet」、イタリア語は「cometa」、フランス語は「come`te」。よく似ていますね。
これらの言葉のおおもとは、ギリシャ語の「コメーテース」という言葉です。これは「ながい髪のある」という意味。
つまり、「ながい髪の星」ということなんですね。風になびく髪の毛に見たてたんでしょう、これも素敵な言葉だと思います。
さて、最接近の後、ルーリン彗星は3月上旬過ぎには見えなくなり、太陽からも地球からも遠ざかっていきます。
そして、この彗星は非常に細長い楕円軌道を描いていまして、周期もきわめて長いんです。
ルーリン彗星が再び太陽のそばに戻ってくるのは、少なくとも数万年、ないしは数百万年と考えられているんです。
ひょっとしたら、人類がこの彗星を見ることができるのは今回限りかもしれませんね。
そんな、気の遠くなるような遥かな時間を思いながら夜空を見上げてみるのも、この忙しい毎日、貴重なひとときになるかもしれませんよ(^_-)b
ではいつものように、オンエアでご紹介した情報へのリンク先です。
◎遊びの達人
ダンディ☆和田さんのブログ
◆今日の話題の中心は、先日おこなわれた『西浦(にしうれ)の田楽』について。国の指定無形重要文化財にも指定されている行事です。
◆旧暦の1月18日と定められていて現在の休日と連動していないことや、月の出から始まって日の出までという時間帯もあって、なかなか気軽に見ることが難しい伝統芸能です。(旧暦で固定されているのは、月の出の時刻をほぼ一定にするためなんでしょうね)。
◆1300年も継承されているという田楽。ときが移っても変わらないものの大切さ、いや、大切だからこそ変わらないもの、不変であり普遍のもの・・・。
◆ダンディさんブログの該当記事、「厳かに」「幻想的に」「まだまだ続く」をぜひごらんください。動画も掲載されています。いちど見てみたいと思ってるんですが・・チャンスがあるといいなあ。
◎Fun of Life
安住工房さんのブログとホームページ
◆「磐田福祉用具連盟」の会員、橋本機料商会の池田さんをゲストにお招きしてのトークタイム。
◆橋本機料商会さんはおもに介護保険制度で「レンタル対象」となっている商品を扱っていらっしゃいます。このレンタル制度、ぜひ上手に利用してほしいですね。
◆そして、池田さんのご覧になる現状・・・平成18年の法改正以降、介護の認定が厳しくなっているように感じる、レベル低下につながらないような認定を、と。
◆これからの社会の基礎のひとつとなっていくべきこの制度、さまざまな側面があるのは当然ですけれども、ぜひ運用面でも充実をと願わずにいられません。
◎この人に注目!
ガラスファーム中野・中野益身さんをスタジオに。
◆西区入野町にかまえた工房でステンドグラス教室を運営されると同時に、ご自身の作品を制作されています。
◆教室は、「生徒さん本位」を貫かれていて、いちおう午前、午後、夜間の三部制ではあるんだそうですが、実質フリータイム。水〜土の9:30〜21:00であれば、いつ行っても、何時間いてもい、とのこと。
◆また、作品は個人住宅のほか、志都呂幼稚園、豊岡北小、袋井デンマーク牧場教会などで使用されているそうです。
◆ガラスという素材のすばらしさ、奥深さに見せられているとおっしゃる中野さん。じつは、ガラス工芸は趣味として独学で学んでいたものだったそう。ひょんなことから教室を開催することになり、それがいつのまにか生徒さん100人を抱える工房にまでになった、のだとか・・。人生の機微、感じますねえ。
◎Brush Up Life
「Neoぱんぷきん」小林編集長にお話を伺いました。
◆おでかけ情報は、まず梅の見所。この周辺にもたくさん梅の名所があるんですねえ。なかでも、細江町の長楽寺。石段をおおう白梅のトンネル。小堀遠州作の庭園。梅を見てよし、お寺を見てよし、のおすすめスポットですよ。
◆もう一カ所は奥山方広寺。「ちりめんアート展」が開催中で、期間中は「雛御膳(ひなごぜん)」という精進料理がいただけます(要予約)。う〜ん、春を感じます(^^)
◆郷土の歴史にかんしては磐田市北部にある獅子ケ鼻公園について。ここは弘法大師空海による開山伝説が伝わる地なんですね。数多くの坊舎が建立されて、遠江国の高野、とも呼ばれたそうです。
◆じつは弘法大師は、この地に高野山の堂宇を建てようとした、ところが、八百八の谷が必要だったのにひとつだけ谷が足りず、それで現在の和歌山県の地を選んだ、と伝えられるのだとか。つまり、ひょとしたら、ここに金剛峰寺が建って高野山に、つまり日本仏教の聖地のひとつになっていたかも知れない、ということなんですねえ。
◎主婦トモPlaza
出演いただいたラジオネーム「のみぐすり」さん。4才と2才の男の子のママさんです。
◆ラジオネームの由来は、このひと月半ほど風邪をひいて、一時はこじらせてしまったので・・・とのこと(^^)
◆いつか「おかあさんの子供に生まれてよかった」といわれるような子育てをしていきたい、と・・・。うんうん、きっと、そうなりますよ(^-^)b
リンク先、よかったらアクセスください!
来週、地球に最接近するルーリン彗星。空がクリアな夜になるといいですね。
ところで、彗星は別名「ほうきぼし」ともいいますが、これはもちろん、尾を引く星のすがたを「箒」にたとえているわけで、そもそも彗星の彗という漢字、これにも箒という意味があるんですね。ですから中国でも「ほうきぼし」と呼んでいたわけです。
じゃあ西洋ではどうか、といいますと。彗星は英語だと「comet」、ドイツ語は「Komet」、イタリア語は「cometa」、フランス語は「come`te」。よく似ていますね。
これらの言葉のおおもとは、ギリシャ語の「コメーテース」という言葉です。これは「ながい髪のある」という意味。
つまり、「ながい髪の星」ということなんですね。風になびく髪の毛に見たてたんでしょう、これも素敵な言葉だと思います。
さて、最接近の後、ルーリン彗星は3月上旬過ぎには見えなくなり、太陽からも地球からも遠ざかっていきます。
そして、この彗星は非常に細長い楕円軌道を描いていまして、周期もきわめて長いんです。
ルーリン彗星が再び太陽のそばに戻ってくるのは、少なくとも数万年、ないしは数百万年と考えられているんです。
ひょっとしたら、人類がこの彗星を見ることができるのは今回限りかもしれませんね。
そんな、気の遠くなるような遥かな時間を思いながら夜空を見上げてみるのも、この忙しい毎日、貴重なひとときになるかもしれませんよ(^_-)b
ではいつものように、オンエアでご紹介した情報へのリンク先です。
◎遊びの達人
ダンディ☆和田さんのブログ
◆今日の話題の中心は、先日おこなわれた『西浦(にしうれ)の田楽』について。国の指定無形重要文化財にも指定されている行事です。
◆旧暦の1月18日と定められていて現在の休日と連動していないことや、月の出から始まって日の出までという時間帯もあって、なかなか気軽に見ることが難しい伝統芸能です。(旧暦で固定されているのは、月の出の時刻をほぼ一定にするためなんでしょうね)。
◆1300年も継承されているという田楽。ときが移っても変わらないものの大切さ、いや、大切だからこそ変わらないもの、不変であり普遍のもの・・・。
◆ダンディさんブログの該当記事、「厳かに」「幻想的に」「まだまだ続く」をぜひごらんください。動画も掲載されています。いちど見てみたいと思ってるんですが・・チャンスがあるといいなあ。
◎Fun of Life
安住工房さんのブログとホームページ
◆「磐田福祉用具連盟」の会員、橋本機料商会の池田さんをゲストにお招きしてのトークタイム。
◆橋本機料商会さんはおもに介護保険制度で「レンタル対象」となっている商品を扱っていらっしゃいます。このレンタル制度、ぜひ上手に利用してほしいですね。
◆そして、池田さんのご覧になる現状・・・平成18年の法改正以降、介護の認定が厳しくなっているように感じる、レベル低下につながらないような認定を、と。
◆これからの社会の基礎のひとつとなっていくべきこの制度、さまざまな側面があるのは当然ですけれども、ぜひ運用面でも充実をと願わずにいられません。

ガラスファーム中野・中野益身さんをスタジオに。
◆西区入野町にかまえた工房でステンドグラス教室を運営されると同時に、ご自身の作品を制作されています。
◆教室は、「生徒さん本位」を貫かれていて、いちおう午前、午後、夜間の三部制ではあるんだそうですが、実質フリータイム。水〜土の9:30〜21:00であれば、いつ行っても、何時間いてもい、とのこと。
◆また、作品は個人住宅のほか、志都呂幼稚園、豊岡北小、袋井デンマーク牧場教会などで使用されているそうです。
◆ガラスという素材のすばらしさ、奥深さに見せられているとおっしゃる中野さん。じつは、ガラス工芸は趣味として独学で学んでいたものだったそう。ひょんなことから教室を開催することになり、それがいつのまにか生徒さん100人を抱える工房にまでになった、のだとか・・。人生の機微、感じますねえ。
◎Brush Up Life
「Neoぱんぷきん」小林編集長にお話を伺いました。
◆おでかけ情報は、まず梅の見所。この周辺にもたくさん梅の名所があるんですねえ。なかでも、細江町の長楽寺。石段をおおう白梅のトンネル。小堀遠州作の庭園。梅を見てよし、お寺を見てよし、のおすすめスポットですよ。
◆もう一カ所は奥山方広寺。「ちりめんアート展」が開催中で、期間中は「雛御膳(ひなごぜん)」という精進料理がいただけます(要予約)。う〜ん、春を感じます(^^)
◆郷土の歴史にかんしては磐田市北部にある獅子ケ鼻公園について。ここは弘法大師空海による開山伝説が伝わる地なんですね。数多くの坊舎が建立されて、遠江国の高野、とも呼ばれたそうです。
◆じつは弘法大師は、この地に高野山の堂宇を建てようとした、ところが、八百八の谷が必要だったのにひとつだけ谷が足りず、それで現在の和歌山県の地を選んだ、と伝えられるのだとか。つまり、ひょとしたら、ここに金剛峰寺が建って高野山に、つまり日本仏教の聖地のひとつになっていたかも知れない、ということなんですねえ。
◎主婦トモPlaza
出演いただいたラジオネーム「のみぐすり」さん。4才と2才の男の子のママさんです。
◆ラジオネームの由来は、このひと月半ほど風邪をひいて、一時はこじらせてしまったので・・・とのこと(^^)
◆いつか「おかあさんの子供に生まれてよかった」といわれるような子育てをしていきたい、と・・・。うんうん、きっと、そうなりますよ(^-^)b
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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 09:45│Comments(2)
│とむさん星空ノート
この記事へのコメント
Posted by 美和 at 2009年02月20日 21:27
おおっそうでしたかあ〜
引用、もちろん!どんどんしちゃってください(^o^)
こういう話を真剣に聞いてくれる子供たち、いいですねえ・・・
引用、もちろん!どんどんしちゃってください(^o^)
こういう話を真剣に聞いてくれる子供たち、いいですねえ・・・
Posted by とむさん at 2009年02月21日 14:50
ルーリン彗星の話、四年生の子どもたちにしたらすごく真剣に聞いてくれました♪
勝手に引用しちゃってごめんなさい。時々、話のネタにさせてください^^