2009年11月23日

秋の英雄

今日まで3連休だった、というかたも多いんじゃないでしょうか。
明日からまた、がんばっていきましょうp(^o^)q

さて明日のFM Haro! レディオエイチ、12時台さいしょのコーナー「My Favorite」、火曜日は、とむさん星空ノート。
今週は、晩秋の夜空を駆ける英雄、ペルセウス座のお話です。

ペルセウス座は、秋の終わりごろから冬のはじめにかけて、頭上の夜空、高いところにかかっています。
秋の四辺形からスタートして、以前お話した「斗掻き(とかき)星」を伸ばしていったあたり。
そこに漢字の「人」、あるいは、円周率の「π」、そんな感じに見える星の並びがみつかれば、それがペルセウス座です。
今日も画像を作成してあります。よかったらご覧ください。
秋の英雄

この星座は片手に剣を振りかざしているペルセウスの姿を描いていますが、もう片方の手に、彼が退治した怪物メドゥーサの首をつかんでいるんです。
髪が全て蛇、その顔を見た者は恐ろしさのあまり石になってしまうというメドゥーサ。有名ですね。

このメドゥーサの目の部分に当たるのが「アルゴル(悪魔の頭)」という星です。
いぜんお話ししたくじら座のミラや、先週のケフェウス座デルタ星と同じく、明るさを変える星『変光星』の仲間です。
3日弱という短い周期で、およそ2等星の明るさから3等星の明るさに変化します。
つまり、肉眼でじゅうぶんわかる範囲内で、日に日に明るくなったり暗くなったりするんです。

ミラやケフェウス座デルタ星は、星そのものが脈打つように大きさが変わって明るさがかわるんですが、アルゴルは、明るい星と暗い星、2つの星が互いに周りあっていて、たがいが相手をかくすことで明るさを変えているんです。
つまり、暗いほうの星が手前にくると暗くなる、とうことですね。

天文学者がそのことに気づいて、記録を残したのは17世紀になってからのことなんですが、
、ひょっとするとギリシャ時代から明るさが変わることが知られていたのではないか、とも言われています。
目に見えて明るさを変えるこの星の様子が、不気味な怪物を連想させたのかもしれませんねえ。

オンエアでは、アルゴルについてもう少し詳しくお話するほか、ペルセウス座にまつわる物語もご紹介していきます。
お聞きいただけたら嬉しいです(^-^)

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Posted by とむさん at 23:41│Comments(0)とむさん星空ノート
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