2009年01月26日

真冬の天の五角形

さて、明日は火曜日ですねえ、ラジオの日です。
FM Haro! レディオエイチ、12時台さいしょのコーナー、火曜日は「とむさん星空ノート」。
今週は、天高くかがやく五角形、ぎょしゃ座のお話です。

ぎょしゃ座はあまりメジャーな星座ではないかも知れませんが、とても明るい星がふくまれていますから、街明かりのある場所で見上げても、すぐにそれだとわかる星座です。
その星の名は「カペラ」。車の名前にもなっていますね。カペラは全天で6番目に明るい星。真冬の星空の中ではシリウスに次いで明るい星です。

カペラは真冬の天頂にかがやく星です。この時期、ほぼ真上あたり(正確にはちょっと北側になるんですが)にひときわ明るい星を見つけたら、それはまず間違いなくカペラです。
オリオン座から探していく方法もあります。オリオンは縦長の四角形をしていますよね、その縦方向に視線をのばしていきますと、黄色っぽい色をした明るい星が見えます。それがカペラ。

カペラがみつかりましたら、そのまわりの比較的明るい星々をつなぐと、少しいびつな将棋の駒のような五角形になります。そして、カペラのすぐ横にある3つの星(これは暗い空でないとわからないかと思いますが)をつなげると、五角形のひとつの角からヒゲがはえているような感じになります。これでぎょしゃ座の完成です。

なんですが、じつはこの星座、その描かれている姿をこの形からイメージするのはかなり難しいんです。
ぎょしゃ、というのは馬車の前のとこに乗って馬を操る人のことですね。神話では古代の戦争で使った二輪の馬車の戦車(映画好きなかたでしたら、『ベン・ハー』の有名な戦車競走のシーンを想像していただけたらと思います)の馭者とされます。
なんですが、じゃあそういう戦車に乗っている人の姿が描かれているのかというと、星座絵では、子山羊を腕に抱いたおじいさんの姿として描かれているんですね。カペラが子山羊の部分になります。
というわけで、星座の名前と絵、そして星を結んだ線、それぞれが今ひとつ一致しないという、ちょっと珍しい星座です。

オンエアではこのほか、ぎょしゃ座にまつわる神話をご紹介します。
いつものように画像を用意しました。よかったらご覧ください。
真冬の天の五角形
お聴きいただけたら嬉しいです(^-^)

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Posted by とむさん at 22:50│Comments(0)とむさん星空ノート
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