2009年09月04日

パパパのチョイナ

というわけで、Fm Haro! レディオエイチ「とむさんアーカイブス」。
特集は「懐かしのテレビまんがメモリアル」シリーズ第二回、
「魔法少女の系譜 その1」でした。

お届けしたナンバーは、

◎"魔法使いサリー"から
『魔法使いサリー』
『魔法のマンボ』
『いたずらの歌』
『パパパのチョイナ』
◎"ひみつのアッコちゃん"から、
『ひみつのアッコちゃん』
『すきすきソング』
◎そして、"魔法のマコちゃん"から
『魔法のマコちゃん』
『ボクはマコについていく』

の8曲でした。

昨日書いた「日本で最初に放映された少女向けのテレビアニメ作品」が、『魔法使いサリー』。そして、同じ放送枠でそのあとに続いた2作品。
"魔法少女もの"の源流といっていいかと思います。

とくに、『魔法使いサリー』と『ひみつのアッコちゃん』の物語設定の違い、これ重要なんです。
歌詞にもあるとおり、魔法の国からやってきた、つまり、この現実とは別の世界からきた、不思議な力をもった女の子、サリー。
これに対して、アッコちゃんは本来ごく普通の女の子なんですね。それが、ひょんなことから鏡の精に魔法のコンパクト、つまり「魔法の道具」をもらって不思議な力を手に入れる・・・。

この2つのパターン、すなわち「異世界からやってきた女の子のお話」と「魔法を授かった普通の女の子のお話」(魔法の「先天的取得」と「後天的取得」といってもいいかも)という、このジャンルにおける類型となっていく2つのパターンが、ごく初期の段階で成立していた、というのは興味深いですよね。
(ちなみに、アニメ化はこの順ですが、原作のマンガは、アッコちゃんのほうがサリーより4年早い1962年に連載が始まっています。さすが「天才」赤塚不二夫さん、といったところでしょうか)

また、『ひみつのアッコちゃん』の変身コンパクト。これは、アニメや特撮に登場する小道具の商品化(商品化しやすいよう設定の変更もおこなう)という、これまた定番になっていく手法のハシリでもありました。
(「テクマクマヤコン・・・」「ラミパスラミパス・・・」といった『呪文』の定着化もそのひとつと言えるかもです。その意味では、『へんしん!』もこの流れをくんでいるのかもですねえ)

・・・と、ちょっとおしゃべりしすぎたかも知れませんが、(^-^; 楽しくオンエアさせていただきました。
『魔法のマコちゃん』の影がちょっと薄くなっちゃったかなあ、でも、『サリー』と『アッコちゃん』に『リボンの騎士』を加えた3作品が、魔法少女もののみならず、日本の少女向けアニメの源流、と言われることもあるくらいですから、しかたないかも、ではあります。

とはいえ、魔法少女ものに恋愛という要素を盛り込んだことや、あの第一話のラスト、人間の姿になったマコちゃんが裸で海岸に打ち上げられているシーンは、日本のアニメ史に残ると思うんだけどなあ、いかがでしょう。

さて、また1ヶ月後ぐらいにでも、シリーズ第三回を、と思ってますよ。
こんどはどんな切り口でいこうかな(^o^)


ではいつもように、番組内でご紹介した情報へのリンク先です。


◎遊びの達人
ぶん屋さんのブログ

およそ10ヶ月ぶりに海への復帰を果たしたぶん屋さん。今回は波乗りのお話をたっぷり聞かせていただきました(^o^) ノースショアや西海岸のビッグウェイブはオホーツク海からやってくるんですねえ。

トレーニングで体の各パーツは出来上がってきた、とはいうものの、実際に海に入ってみると各部の「つながり」がすぐには戻らない・・・う〜ん、そりゃそうですよねえ。とはいえ、ながくいた場所に戻るというのは感慨無量、とぶん屋さん。まるで自分を構成するDNAのひとつが戻ってきたよう、という言葉が印象的でした。

トレーニングは来週から新たなピリオドに入るそう。これまでのウエイトトレーニングで体重5kg減、ウエスト周り12cm減、体脂肪6%減というのはすごいですねえ。ディレクター嬢もトレーニングを始めたとのこと、結果報告しなくっちゃですね(^-^)b


◎Fun of Life
浜松科学館・山崎さんに、講座募集のご案内と、今月の展示を2点ご紹介いただきました。

AMラジオの製作を通して電波受信のしくみを理解できる「親子電波教室」、モーター、ギヤを使ってどうぶつ列車を作る「わくわくものづくり講座 動くおもちゃを作ろう」。ラジオ作りも、ギヤで工作も、子どものころやったなあ(^-^) どちらの講座もネットから応募できますよ。

浜松市内の小中学生による理科自由研究の優秀作品が展示される「浜松市小中学生理科研究作品展」は9/9(水)〜23(水)、おなじく浜松市内の小中学生による発明くふう優秀作品が展示される「第31回 浜松市小中学生発明くふう展」は9/11(金)〜27(日)。どちらも面白そう!

◎この人に注目!
浜名湖舘山寺美術館・学芸員の池谷雅之さんをスタジオに。

彫刻家として、二紀会静岡支部事務局担当、浜松美術協会理事、また芥学園美術講師でもある池谷さん。浜松市美術館、浜松北高や南高い湖西高校、草薙陸上競技場や木更津駅前など市内外に作品が収蔵されているほか、寺院の仏像や天井画、舞台美術なども手がけていらっしゃいます。

このほど、今月から開催される『浜松モザイカルチャー世界博2009』を盛り上げようと、千客万来の願いを込めた「招き猫」のモザイカルチャーを製作された池谷さん。

通常は鉄などで枠組みを作って植物を植えこんでいくモザイカルチャーですが、この作品は、発砲スチロールで造形して、表面をおよそ600本の造花でおおったもの。造花ならではのカラフルさも魅力ですね。

現在の美術界は、マンガやアニメ、ゲームやCGといったジャンルの人気が高く、ファインアート(純粋美術)をこころざす若い人が確実に減少してしまっているんです、と池谷さん。美術の裾野が広がることは悪いことではないけれど、このままではファインアートの分野では高齢化が進んでしまう、絶滅の危機感も、と・・・

積極的に新人を発掘して、浜松の美術文化を守っていきたい、と同時に、後進に負けないような作品、今まで見たことのないようなを制作していきたい、とおっしゃる池谷さん。「招き猫」モザイカルチャーは、現在すでに、舘山寺温泉・ホテル開華亭の玄関横に展示中、会期いっぱいの11月23日まで設置される予定です。通りからも見ることができるとのことですよ、ぜひお立ち寄りを!


◎Brush Up Life
野菜ソムリエ(ベジタブル&フルーツマイスター)の山城知美さん。

今回のテーマは「かぼちゃ」。冬至にいただく、というイメージがありますが、本来は夏が旬のお野菜なんですね。

選ぶ際には、ヘタにコルク層(マスクメロンのネットのような網目)があるものが完熟、ほくほくかぼちゃを作るには、先にお砂糖をまぶしておくといい、などなど、なあるほど!な情報をたくさん教えていただきました。お試しあれ(^-^)b


◎主婦トモPlaza
出演いただいたのは、「かよこ」さん。17才のお兄ちゃん、15才のお姉ちゃん、そして12才の弟くん、3人のかあさんです。

3人とも水泳を頑張っているというお子さんたち、水泳経験者のとうさんと、相談したり励まし合ったり。共通の話題があるのはいいことですね。だけどちょうど今、高校・中学・小学校とみんな別々。毎週のように大会があったり・・うわあ、大変(^-^; でも、子どもたちの頑張ってる姿が自分の活力源、と「かよこ」さん。素敵なことですねえ(^-^)


リンク先、よかったらアクセスください(^-^)

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