2014年01月24日
まだまだ大寒ラジオ

さてさて、季節は「大寒」まっただなか。
オンエアスタート時点の浜松の最高気温は8.8℃、終了時は11.8℃でありました(その後、14時50分に12.0℃が観測されたようです)。
ですから、日中は日差しのぬくもりを感じるんですが…、
朝夕の冷え込み、これはまだまだかなりのものですよねえ。
気象庁の「気温の状況」ページによりますと、今朝の浜松、最低気温を記録したのが午前2時2分で0.1℃。これは平年より2.0度低く、「最も寒い時期を下回る」という状況だそうであります。
ちなみに、静岡県内では、川根本町がー7.0℃、天竜がー2.3℃で、これはともに今期最低気温であります。
さらにちなみに、浜松で、この冬ここまでで最も気温が低かったのは1月6日の-1.4℃。
さらにさらにちなみに、観測史上最も気温が低かったのは、1923年(大正12年)の-6.0℃。浜松で氷点下6℃って、これは相当なものですよね。
で、この際なのでもっと調べてみたんですが、日本で一番寒かった記録は、1902年(明治35年)の1月25日、北海道旭川市の-41℃。これはもう南極なみの寒さだそうであります(>_<)。
そして第二位は、同じく北海道の帯広で観測されたー38.2℃。
この一位二位の記録は同じ年の1月25日と26日に観測されていまして、つまり同じ寒波がもたらした超低温。
この記録的な寒波のなか、青森県の八甲田山で訓練中の陸軍歩兵第五連隊の200人余りが遭難したという、あの有名な遭難事件が起こっているんです。
でもって、この部隊が八甲田山に入ったのが、112年前の今日、1月23日。
…というわけで、これだけ寒いことを並べ立てればですね、なんぼ朝夕は寒い寒いと言ってもこれほどまでではないんだから、なんとかこの、乗りきっていけそうな気もしてくるのではないかと思うですがいかがでしょう(汗)
なにはともあれ、1年で一番寒い時期。
統計上でも、大寒の後半から立春にかけて、すなわち1月26日ごろから2月4日ごろにかけてのあたりが最も寒いんだそうで、まさにこれからがピークなんです。
明日から週末にかけて寒さがやわらぎそうな予報ですが、油断は禁物、週明けからまた冷え込みそうですよ。
気温差も大きくなってくる時期でもあります。乗り切っていきましょうぞ!
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さてさて、そんな1月23日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…
◎Today's Smile◎くちぶえ奏者分山 貴美子さんとお電話で。
*物心ついたころから、飼っていたインコとのふれあいを通して、自然にくちぶえに親しんでいたという分山さん。誰しもくちぶえには幼い頃から親しんでいるものではありますけれど、分山さんの凄いのは、音楽大学3年のとき、先輩に卒業後の進路について先輩に相談した際、何が得意なのかと訊かれ、 とっさに「くちぶえなんだけど・・」と答えたことがきっかけで、「プロのくちぶえ奏者」になることを決意。
*だからといってすぐになれるものではありません(というか、くちぶえのプロなんてものが存在しうるのかどうかさえ…)。地道に研鑽を積むうち、縁あってサザンオールスターズのベーシスト関口和之さんのソロアルバムのレコーディングに参加するなど次第に道が拓けていき、2007年には「第34回国際口笛大会」成人女子の部で総合優勝。その翌2008年にはビクターエンタテインメントからアルバム「くちぶえ天国」をリリース、メジャーデビューを果たします。
*そんな分山さんのくちぶえ演奏を浜松で聴くことができるんです。来る1月26日(日)、浜松市福祉交流センターで開催される「分山貴美子くちぶえコンサート」。開場13:30・開演14:00、料金は一般2,800円 高校生以下2,000円(全席自由)。お求めは、浜松市福祉交流センター/アクトシティ浜松チケットセンター/ヤマハミュージックリテイリング浜松店/チケットぴあ(Pコード:214-055)。
*今回の演奏スタイルは、ギター&ウクレレ奏者の松宮幹彦さんとのデュオ。分山さんは、くちぶえはもちろん、バンジョーウクレレの演奏やうた、そして「弾き語り」ならぬ「弾き吹き」ナンバーも予定されているそうです。上記の通り、小鳥とのふれあいからくちぶえを奏でるようになった分山さん、ステージ上でとつぜん小鳥に変身しちゃうこともあるんだとか。また、会場一体となってくちぶえを合奏するシーンも…!
*CDジャケもインコを頭に載せたイメージPhoto、ホームページタイトルも「KIMIのさえずり」。インコがさえずるように、しゃべるように演奏したい、いつか鳥とデュエットしたい、とおっしゃる分山さん。高い知能を持つことで知られる大型インコ「ヨウム」を飼ってメロディーを覚えてもらい、デュエットするのが夢だそう。飼育が難しい鳥だそうですが、もしも実現できたらなんて素敵なことでしょう!
*くちぶえは「からだが楽器」。だから、みなさん、もうすでに楽器をお持ちなんですよ、と分山さん。そうかなるほど、たしかにその通りですね!だれでも、どんな人にも「その人なりのくちぶえ」がある、ぜひ、下の歯の内側に舌をつけて、口をすぼめて、音を出してみてください、楽しくなれるかもしれませんよ!と…。コンサート、ぜひ足をお運びください。帰り道、くちぶえで歌いたくなること請け合い、です!
◎Happiness Style◎
浜松調理菓子専門学校・河合義則先生に「豚肉のべっこう煮」を教えていだたきました。
*寒い季節にうれしい、からだが温まる煮物です。手軽に作れる、あまり手をかけずにつくる豚の角煮、といったイメージで、冬の美味しい大根と共に仕上げていきます。材料も手順もとってもシンプル。強いて手間というならば、焼き色をつけるフライパンと煮込んでいくお鍋を別々にする、くらいのもの
*いい色がついてお味がしみた豚肉と大根、そして彩りを添えるほうれん草。あーっもう、あったかくしたお部屋で、熱々のところを冷たいビールでいきたいッ!!なお、あえてすぐにはいただかず、いちどそのまま冷ましておき、いただく直前に再度火を通せば、さらに味がしみこんで…(「翌日のカレーはうまい理論」ですな)、ああっこれもたまりましぇん!
*浜松調理菓子専門学校さんでは2月16日に卒業作品展「食友祭」を開催。浜調さんでみっちり学んで卒業していく学生さんが、調理、製菓それぞれの部門で作品を展示します。また、食堂、喫茶、実演販売(行列ができる人気!)もありますよ。午前10時から午後3時まで。毎年大盛況のイベントです、ぜひ足をお運びください!
◎いどばた通信ラジオ工房◎
安住工房・安西さん。
*まずはアンジーこと安西健塁さんの最新情報。プリンシパルダンサーとして活躍中のユージンバレエカンパニーを今シーズン限りで退団することを申し出て受け入れられ、来シーズンからは日本で活動することになったそう!今後はどんなシーンでご活躍されるのか、楽しみですね。近々、お話を伺うチャンスがあるかもですよ!(それにしても、そうした交渉をぜんぶ英語でしてるんだよな、と安西さん。そりゃそうだ、これ、すごいことですよ!)
*いとばた通信1月号配布中!今週は「磐田の名所旧跡」コーナー『旧赤松家記念館』をご紹介。幕末に近代造船技術を学び、あの咸臨丸に乗船、瓦解後は磐田で茶園を開拓した赤松則良氏が明治25年頃に建築した屋敷です。赤松家に関する文化財や寄贈資料などが展示されているほか、磐田原のお茶(300円)を楽しむこともできます。近くの天ぷら屋さんもおすすめだそうですよ、あわせてぜひ!
*今週はJCタイム。磐田青年会議所から今年度理事長の橋本安弘さん、会員拡大委員長の川島大和さんをスタジオにお迎え。「JCってどんな団体なの?」をお伝えするため、お二人それぞれの入会のきっかけや入会して感じたことを語っていただきました。
*東京から12年ぶりに帰ってきたものの、古くからの知り合いがいなくなってしまっており、慣れない環境で苦闘するなか勧められて「仲間が増えるなら」と入会したという橋本さん。また、未経験の営業職への異動があり、上司にも進められて、人脈を拡げるには良いのではと考えて入会した川島さん。いずれも、人のつながりが増え、刺激も受けて自身のレベルアップに繋がった、と実感を込めて語ってくださいました。
*入会していなければ出会うことはなかったろうと思うような人たちとつながることができる、というのは魅力ですね。また、自分の仕事もうまく行ってないのにそれどころではない、という声もあるけれどむしろ逆で、それなら何かを変えていくべきだし、地域の活性化につとめることは回りまわって自分の仕事にもつながるはず、理想論かもしれないけれど…とおっしゃる橋本さん。これも、なるほど!です。
*バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』は、このコーナーの歴史を振り返りつつ、特集してきた作品のオープニングナンバーをお届けしています。今回は2009年9月に特集した『パキータ』から、冒頭のナンバー「ポロネーズとマズルカ」をお送りしました。ポロネーズ、マズルカともにポーランドの民族舞踊で、どちらもおなじ4分の3拍子。でもリズムとしてはアクセントの位置も違うまったく別のもの。なので、あ、ここで変わった!って分かるのが興味深いですねえ。
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今週の『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナーは、天翔ける猟犬、おおいぬ座についてのお話でした。
なにしろ全天で最も明るい恒星シリウスを擁する、とっても目立つ星座です。
冬の夜、空を見上げて、とにかく一番明るく輝いている星がシリウス、そこがおおいぬ座。
…と言ってしまってはあっさりしすぎなので、もう少し詳しく申し上げますなれば、オリオンの三ツ星。オリオン座の中心で3つ並んでいる星ですね、これを、その傾きのまま、向かって左に伸ばしていきます。
先日お話したように、右に伸ばしていくとおうし座のアルデバランやすばるがあるのですが、シリウスは、三ツ星をはさんでちょうどアルデバランの反対のあたりでひときわ明るく輝いている星です。
とにかく目立つ星ですから、一度見つけておけば、次からはすぐわかるようになりますよ(^^)b
ちなみに、シリウスの左上に視線をやると、シリウスほどではないもののかなり明るい星がありまして、これがこいぬ座のプロキオン。
シリウスとプロキオン、そしてオリオン座の左上の角、例の、近く爆発するかもと言われているベテルギウス、この3つの星をつなげると、ほぼ正三角形にちかい、とても整った大きな三角形ができます。
これが「冬の大三角」。明るい星ばかりでできたきれいな三角形です。
空が明るい場所でも大丈夫、わかりますよ。ぜひ探してみてください。
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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 00:28│Comments(0)
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