2014年02月06日

春は名のみのラジオ

春は名のみのラジオ

いやー、さすが今期最強という寒波でありまする。
なにしろ、昨日の浜松、日中の最高気温が6.1℃。これは平年よりも4.1℃低く、一昨日が12.4℃でしたからなんと半分以下、6.3℃も低かったんですね。

ちなみに週末から月曜にかけて、暖かかったですよね、18℃ぐらいありましたから、月曜日から水曜日にかけて、つまり二日のうちに、最高気温が10℃以上も低くなっちゃったということになります。

もちろん最低気温の方もぐっと低くなっておりまして。
今朝の浜松の最低気温は、午前6時58分に観測された氷点下1.7 ℃。
これは今シーズン最低気温の記録更新とあいなりました、

なんとまあ、立春を過ぎたのに最低気温、これぞまさしく「春は名のみの風の寒さや」でありますねー。

ちなみに、これはご存じのように『早春賦』という歌の出だしですが、このあとどのように続くかというと、

谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず

となりまして、これはつまり、
谷の鶯も歌おうと思うのだけれど、まだその時期ではないと声を出さずに静かにしている。と…
いやーウグイスじゃなくっても、こう寒いと、おとなしくなっちゃいますよねえ。

まま、なにはともあれ、春に向かっているのだけは間違いありません。
ぼくんちでも、梅の花の鉢植え、蕾がほころんでます。

ただ、簡単に一直線に春、ってわけにはいかないんですよねえ。
暖かくなったり寒くなったりを繰り返して、だんだん春らしくなっていくわけで、気温の変動が大きくなる時期です。
インフルエンザの流行も本格化して、閣僚が相次いでダウン、なんてニュースがあるくらいですから、もうほんとに、くれっぐれも!体調には気を配っていきましょうね。

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さてさて、2月6日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

春は名のみのラジオ

Today's Smile
浜松市文化振興財団 杉山味穂さん。今週末に開催される、今年度第5回となる音楽アラカルト『義太夫 耳が観る芝居~華やかに、艶やかに・・・女流義太夫の魅力』をご案内いただきました。

音楽アラカルトは、浜松市アクトシティ音楽院が開催しているコミュニティコース。様々なジャンルと視点から題材を取り上げ、音楽をより身近に親しんでもらおうと年間5回開催している講座です。その道のプロとして活躍されている方を講師に招き、トークを中心に、写真や映像、時には実演を交えながら楽しく進行していきます。

今年度はすでに4回まで開催されており、バレエ、ジャズピアノ、オペラ、そしてヴァイオリンと、本当に多彩なテーマが取り上げられ、好評を博しています。「5回通し」で受講する必要はなく、料金も一回ワンコイン¥500。興味を持ったら気軽に受講できるのも魅力ですね(お得な通しのチケットもあります)。

今回ご案内いただいた今年度5回目の講座は、今週末、2月9日の開催。上記の通り義太夫、とくに女流義太夫がテーマです。講師をつとめられるのは、浄瑠璃の竹本京之助さん、三味線の鶴澤津賀寿さんのお二人。お二人とも、全国各地でご活躍されている現役の演者の方です。

江戸時代前期、竹本義太夫がはじめた浄瑠璃の一種である義太夫(義太夫節)は、人形浄瑠璃の伴奏、あるいは、それを元にした歌舞伎の義太夫狂言(丸本)の伴奏に用いられるものです。声を担当する「太夫」(たゆう)と、三味線弾きによる伴奏で、台詞やストーリー、場面や心理描写などを表現しながら物語を進めて行きます。

ですが、じつは上記のような人形浄瑠璃や歌舞伎狂言の中で語られる義太夫は、男性しか出演することができません。したがって、今回のテーマである「女性による義太夫語り」は、江戸後期に始まったといいますが、人形や歌舞伎などが伴わない、主に太夫と三味線が一人ずつだけの「素浄瑠璃」というスタイルで演じられます。

台詞やストーリーだけでなく、音楽や照明、大道具小道具、衣装といった、もともとの人形浄瑠璃や歌舞伎であれば舞台上にあって観客が見ているはずの様々なものを、たった二人だけで表現していく、これが一番の特徴です。純愛から駆け落ち、親子の別れ、愛憎、嫁姑の確執など様々な演目を、女性ならではの感性で演じるところも魅力です。

また、かつては「娘義太夫」と呼ばれ、水野忠邦の天保の改革で女芸人が禁止されていったんは廃れたものの明治期に復活、とくに明治後期には空前の人気を博し、太夫の写真(言うなればブロマイドですね)が大いに売れ、若い男性による熱狂的なファンを生むほどだった、つまり人気アイドルのような存在でもあった、という歴史も興味深いですね。

そんな女流義太夫の魅力を、現役で活躍されているお二人のお話を聞くことができるのはもちろんのこと、講義内で実際に義太夫の演目の一部を実演の予定とのことで、これは興味深い講座になりますね。2月9日、会場はアクトシティ音楽工房、午後2時〜4時の予定です。

前売り/当日の別はありませんが、事前にチケットを入手されるのがおすすめです。お求めは、アクトシティチケットセンター、遠鉄百貨店プレイガイドほか市内プレイガイド、HCFオンラインショップ、チケットぴあ(Pコード 1回券[198-989])にて。なお当日券は午後1時より会場前で販売されます。興味をお持ちいただいたかた、是非です!


Happiness Style
ジュニア野菜ソムリエ・須甲正乃先生に『テーマ食材:カリフラワー』について教えていただきました。

いつも第一木曜日に登場いただいている浦田あけみ先生は、今回都合によりお休み。以前「RADIO H.」という番組名だったころ、何度かご出演いただいていた須甲先生がピンチヒッターをつとめてくださいました。

実はキャベツの仲間であるカリフラワー。歴史をたどると、野生のケールが改良されてキャベツになり、キャベツの「花芽」が肥大化してブロッコリーが生まれ、ブロッコリーの突然変異として白いカリフラワーができたのだそう。日本には明治初期に渡来しましたが、普及したのは戦後。洋食化にともなうサラダの普及とともに全国に広まりました(でも近年はブロッコリーに押されて、生産量は最盛期の半分以下なんだとか…)

風邪に気をつけたいこの時期にうれしいビタミンCが豊富で、カリフラワー100gで一日に必要な量が摂取できるそう。ただし最も含まれるのは「茎」だそうですよ、捨てないでぜひ活用を!また、最近は白だけでなくオレンジ色や紫色のものも出回っていて、こうした色付きカリフラワーには、オレンジ色ならβカロテン、紫ならアントシアニンといった独自の栄養素があるそうですよ!

おいしく茹でるコツは、レモンやお酢、小麦粉を加えたたっぷりの熱湯で、歯ごたえが残る程度に茹でること。レモンやお酢はアクを抜いて白く、小麦粉は沸点を上げて短時間で茹で上がるとともに、表面をコーティングして旨味を逃さないそう。ぜひお試しを。また、簡単レシピ「カリフラワーのマリネ」「カリフラワーのチーズソース」も、とっても簡単で美味しそう〜〜!

ジュニア野菜ソムリエの講座が2月23日(日)アクトシティ浜松で開講予定です。詳細は日本野菜ソムリエ協会公式サイト・講座日程/申し込みのページをどうぞ。


いどばた通信ラジオ工房 安住工房・安西さん

いとばた通信2月号の配布が始まっています。今週は全体をRSクーポン加盟店からの情報をピックアップ。ブラウンシュガーららぽーと店さんでは今ショコラが充実しています!また、常時10種類以上のロールケーキも。ぜひお試しください。餃子のふくすけさんのお勧めは「にんにく3倍餃子」と「ふくすけ甘口餃子」。そして、いど通2月号ご持参で1,000円以上お買い上げの方に餃子10ヶをプレゼント(3/20まで)!

そして新加盟店のご案内は、昨年11月にもゲスト出演いただいた「黄金のとんかつ開春楼・低カロリーでおいしい健康食堂」さん。ガッツリ食べたい時はとんかつ、カロリーを控えたい時は健康食堂のメニュー、自由にチョイスできるというユニークなお店です。開春楼オリジナルの永久会員カードは入会費500円でその日から全品10%OFF!さらにいど通2月号ご持参で全メニュー10%OFFの特典が!会員カードの割引と併用できるのがスゴイ!なんと20%OFFになりますぞ(磐田店限定、3/20まで)!

バレエ音楽をお届けする『安住コレクション』。今月から3月まで、このコーナーの歴史を振り返りつつ、特集してきた作品のオープニングナンバーをお届けします。今回は2009年11・12月にご紹介した「くるみ割り人形」から「序曲」をお聴きいただきました。年末の定番、見どころ満載のファンタジックな作品ですが、じつはこの序曲に、この作品の持つ可愛らしさを感じさせる仕掛けが施されているんです。

まず、この曲だけ低音部を受け持つ楽器(チェロとコントラバス)が除かれていること。そして、最初にヴァイオリンによって提示される、跳ねるようなリズミカルな主題が、クラリネット、フルートに受け継がれていき、編成が次第に大きくなっていきます。その後オーボエによる呼びかけがあって、優雅な第二主題が提示される、という構成(この後はこの繰り返しになります)。そういう予備知識を持って聞くと、なるほどこの作品の導入にふさわしいと改めて感じます。さすがチャイコフスキーですねえ。


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『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナー。
今週は、真冬の夜空の天高く輝く五角形「ぎょしゃ座」についてのお話でした。

全天で6番目に明るく、真冬の夜空の中ではシリウスに次いで明るい星「カペラ」を擁する星座です。
カペラはとてもよく目立っていますから、見つけるのは難しくありません。

オリオン座の縦長の長方形を、その縦の向きに沿って上に向かって伸ばしていけば、その先で見つかる、ひときわ明るい星がカペラです。

古代には、お爺さんが抱いている子山羊もしくは子鹿を表すとされ、ギリシャ時代には戦闘馬車(映画ベン・ハーを思い浮かべていただけたら)の馭者に見立てられてきた一等星、カペラ。

カペラは今の時期、8時前後なら天頂ちかくで輝いています。
真冬ならではの、天高く輝く星、ぜひご覧になってみて下さいね。


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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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Posted by とむさん at 20:28│Comments(0)Smile on Radio
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