2016年02月11日

春まだ浅きラジオ

先週立春を迎えて、暦の上では春、なんですが、ここんとこ、ちょっと寒いですよねえ。

本来、立春のひとつ前の「大寒」が1年で最も寒い時期で、その後は次第に暖かくなっていく、これは平均すればそのとおりなんですが、ここ数日に関してはちょっと違っておりまして。

気象庁の統計データを調べてみましたら、ここ浜松・遠州地方、立春の翌日つまり先週の金曜日は少し暖かくなったんですがそれ以降はむしろ寒くなってるんです。

なんでしょうね、この冬は全体としては暖冬だったと言っていいと思いますが、その分をいまごろ取り戻そうとしてるのかなあ、なんて思っちゃいます。

ただまあ、いずれにせよ、立春を過ぎたからといってイキナリ暖かくなるわけはなく、「春は名のみ」なんて状態が続くものではあります。

そんな時期をさして「春浅し」なんて言い方をするのはご存知のことと思います。

季節が浅いとか深いとかいうのは、俳句の季語としてはすべての季節にあるものの、日常的な感覚では、「春浅し」のほかには「秋深し」があるくらいで、ふつうは「夏が浅い」とか「冬が深い」とかは言いません。
さらに、秋は深い、深まるというけれど「秋が浅い」とは言わない。
つまり「浅い」は日常的な季節感をあらわす表現としては「春専用」なんですね。

それにしても、この「浅い」とは一体なにがどう浅いのであるか。

国語辞典を調べてみると、「浅い」とはそもそも、表面から底までの距離が短いことを示す言葉ですが、この意味ではありますまい。
ねえ、だって季節には表面も底もありませんものね。

浅いにはこのほかにもいろいろ意味があって、そのなかに「その状態になってから日数や時間が少ししかたっていない」という意味があります。
「勤めてから日が浅い」なんて。

うん、なるほど。
この意味で「春が浅い」と言うのであろう、と、これがまあまず妥当なセンであろうかと思われます。

ですけれども、もう少し調べてみると、浅いには「色彩が薄い/淡い」という意味もあるんです。
この意味をもとに「春が浅い」を考えてみるのも、これがけっこう悪くないんです。

じつはこれはぼくのオリジナルではなく、金田一春彦先生がおっしゃっていることなんですが、つまり、冬がもっとも色彩が少ない季節であり、それがだんだん色づいてきて、次第に色彩が豊かになっていく、そんな季節の移り変わりを色づきぐあいで表現しているのではないか、というわけなんですね。

この解釈、なるほど!と思ったものであります。

暦の上では春になったけれども、まだまだ色が浅い時期、これからだんだん世界が色づいてくる、今はその途上なんだ、と、そんなふうに今の季節を感じてみるのもいいかもですよ。


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さてさて、そんな話題からスタートした、2016年2月11日、建国記念の日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

Today's Smile
バルーンアーティストのhiroさんをスタジオに。

春まだ浅きラジオ

色とりどりのゴム風船を使って、動物やお花やキャラクターを作ったり、空間装飾をしたりするバルーンアート。hiroさんは4年ほど前に、ふと思い立ってバルーンを手にし、説明書を見ながら作ってみたところ、楽しさにどっぷりはまってしまい、2014年秋に定年を迎えられた後、本格的な活動をスタート。

それまでは触ったこともなく、バルーンのバの字もしらなかったそうですが、わずか4年のキャリアとは信じられないほど完成度の高い作品たち。先生についたこともなく、すべて独学、参考書を見たり自分で考えたりしながら技術を磨いてこられたそうです。

主な活動は、施設でのボランティア活動、企業のイベント、町内会の催しなどでバルーンショーや出張バルーン教室を開催。また、コンサート会場や結婚式二次会場の飾り付けなども手がけてきているそうです。

春まだ浅きラジオショーや教室では、単なるゴム風船がだんだん「何かのカタチ」になっていくのを、笑顔と好奇心に満ちた表情で夢中になって見てくれるのが嬉しいんです、とhiroさん。今日はスタジオで実演も披露していただきましたが、まさにその通り、夢中になって見入ってしまいました(^^)

実際に作るところを、もっとたくさんの人に間近にみてほしいです、楽しいですよ!とも。現在、徐々に活動の場が広がってきているそうですが、これからもどんどん広めていきたい、とのこと。バルーンショーや出張バルーン教室、会場装飾など、ぜひお声がけくださいとのことですよ。お問い合わせはhiroさんの携帯[080-5125-4837]まで!


Happiness Style
ホームメイドクッキング・深谷優子先生に『牛肉の炊き込みご飯』を教えていただきました。スタミナご飯で元気もりもり!これからだんだん活動的な季節になっていきますしね(^-^)b

材料はとってもシンプル、牛肉さえあれば、あとはご家庭に普通に常備されているものばかり。手順もとってもシンプル!牛肉にお砂糖で下味をつけるのがポイント(お肉がやら若くなる効果もあります)。とっても美味しいそう!一杯では我慢できな図おかわりしちゃうかも!?ぜひお試しあれ。

ホームメイドクッキングさんでは入会キャンペーンを展開中。まずは2月14日まで、その後いったんおいて3月5日から5月15日までの開催です。いずれも各種体験ミニレッスンがワンコイン500円で体験でき、お得な入会プランも用意されています。詳しくは公式サイトをご覧ください(現時点では2/14までの内容のみが掲載中です)


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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
今週は、天高く輝く五角形、ぎょしゃ座についてのお話のお話でした。

ぎょしゃ座は、星座の名前としてはあまりポピュラーではないかも知れませんが、よく目立つ明るい星を含んでいて形もわかりやすく、かなり簡単に見つかる星座です。

目立つ明るい星とは一等星「カペラ」。
全天で6番目、真冬の夜空の中ではシリウスに次いで明るい星です。

カペラはほぼ天頂、つまり真上の空で輝く星です。
いまの時期、夜7時から8時ぐらいにかけて、真上を見上げてひときわ明るい星が見つかれば、それがまず間違いなくカペラです。
もしくは、オリオン座の縦方向に視線を伸ばしていってもすぐに見つかります。

カペラと、その周囲にある比較的明るい星々をつないでできる、ちょっといびつな五角形。
これがわかれば、ぎょしゃ座の大部分が見えています。

じゅうぶん暗い空なら、カペラのすぐ脇に3つほど星がかたまっているのが見えて、これをつなげると、五角形のひとつの角から短いヒゲがはえているような感じになります、これでぎょしゃ座の完成。

その「ひげ」の部分までは見えなくても、五角形の部分は空の比較的明るい場所でもけっこうわかりますよ。
ぜひ探してみて下さい。

また、ぎょしゃ座には望遠鏡で見るととってもキレイな星団がいくつかあるんです。
天文台の観望会などにおでかけの機会があったら、こちらもぜひ!

ではいつものように、探し方アニメーションです。
春まだ浅きラジオ



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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

クラウドソーシング「ランサーズ」

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Posted by とむさん at 20:56│Comments(0)Smile on Radio
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