2016年02月25日
小さい春のラジオ
さてさて、このところ、いかにもこの時期らしく、暖かくなったり寒くなったりを繰り返しております。
昨日の朝は6.5℃だった、ここ浜松・遠州地方の最低気温、今朝は-0.5℃と、一気に7℃も下がりました。
昨日は15℃近くまで上がった最高気温も10.9℃どまり。
明日もおおむね同じくらいの予報ですが、週末からまた暖かくなりなりそうです。
こんなふうに、だんだん、全体として春になっていくんですね。
ところで、ぼくんちから歩いて数分のところに川が流れていまして。
両岸とも堤防の上が遊歩道に整備されていて気持ちがいいものですから、しょっちゅう、散歩したり自転車で走ったりなんかしているんですが、先日ふと気が付いたことに、土手のそこかしこで、菜の花が黄色い小さな花をたくさんつけて風に揺れているんです。
ああ春がくるんだな、と感じさせてくれる光景ですが、不思議なもので、よく通る場所なのに、毎年、あれ、いつの間にこんなに、と思うんですよねえ。

春先の河川敷や川沿いの土手などを黄色に染める菜の花。
あれは厳密に言うと「セイヨウアブラナ」「セイヨウカラシナ」という二種類に分かれるんだそうですが、遠目には区別がつきにくくて、両方が一緒に混じって咲いていることも珍しくないうえ、いまは交雑が進んでよけい見分けがつきにくくなっているそうですからややこしいです。
なので、つい、いっしょくたに「菜の花が咲いてる」ってことになってしまうんですが、近づいてよおく見ると、たしかに花の咲きかたや葉のつきかた、葉の形状などがいろいろありましてね、けっこう興味深いんです。
(ちなみに、葉のおおもとの部分が茎を巻き込むようになっているのがセイヨウアブラナ、そうでないのがセイヨウカラシナで、これが決定的な違いなんだそうです)
でもって、どちらも名前に「セイヨウ」とつくとおり、もともとはユーラシア大陸が原産で、日本には、野菜や菜種油を取るために導入されたものなんだそうです。それが野生化して野の花になっているんですね。
ですから本来は「食べられるもの」ではあるんですが、とはいうものの、食用として栽培されているわけではありませんから、まあちょっとやめておいたほうが無難かも知れません。
それにそもそも、アレは蕾の状態をいただくもので、花が咲いてしまったら固くて苦くて、あんまり美味しくないそうですからね、まあ、ここはやはり、遠目に眺めているのが良さそうです。
ともあれ。まだまだ寒い日も多いでしょうけれど、身の回りのちょっとしたことで春の訪れを感じることもだんだん増えていく季節です。
小さい秋ならぬ「小さい春見つけた」。
そんな、身近に感じる小さい春。味わっていきたいですね。
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と、そんな話題からスタートした2016年2月25日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

◎ジャンボエンチョー通信◎
エンチョー株式会社商品企画部・渡辺泰司さんとお送りしています。さまざまなメディアにご登場の渡辺部長とともに「ちょっと真面目な話」をメインに据えて、楽しくお届けしています。
*まずは今週末の土曜日からエンチョー各店で配布される、新しい「防災カタログ」のご案内。東日本大震災から早や5年。ご家庭の備蓄品・耐震グッズ、いちど揃えたきりそのままになっていませんか?食品には消費期限もありますから、見直しが必要ですよ!
*また、あの震災で得た経験を元に、いまの防災アイテムは「避難所での生活」を考慮したものが増えているそう、たとえば避難所でもおいしく食事ができるよう、あるいはプライバシーが保てるよう、衛生を保てるよう、そんな配慮が随所にされているんです。
*カタログには最新の耐震グッズ、避難グッズ、備蓄食をはじめ、家族向けや企業向けの防災セット等(子供さん用のセットや、オフィス向けのセットなどは要注目ですぞ)、さらにはチェックリストや防災ダイヤルなど、役立つ情報が満載です。ぜひ店頭でご確認ください!
*そして、おすすめ商品は、防災つながりで、自動で膨らむ携帯寝具「マルチエアマット」をご紹介。バルブを開けるだけでひとりでに空気を吸い込んで膨らむマクラやマットです。息を吹き込んで、お好みの空気圧に調節することも可能です。
*びっくりしますが、仕組みはシンプルで、軽量かつ高伸縮性のウレタンが内部に入っているんです。縮んでいたウレタンが元に戻ろうとして膨らむんですね。空気だけではないぶん厚みがあって、寝心地も快適です。
*使用後は、マットの端から空気を押し出すように丸めるだけ。 コンパクトになるので、持ち運びも収納も簡単便利。これは防災用としてだけでなく、アウトドアアイテムとしてもぜひ欲しい!マクラが1,280円、マットが4,980円。お求めはお近くのジャンボエンチョーで!
*「面白くって役に立つ」情報がたっぷりのこのコーナー、次回は3月24日のオンエアです、どうぞお楽しみに!
◎Happiness Style◎
浜松調理菓子専門学校・渡邊貴美子先生に「海老とニラの七味唐辛子炒め」を教えていただきまいした。寒暖の差が激しい時期が続くこの時期に、体をしっかり温めてくれる薬膳料理です。
*食材は、体を温めてくれる効能がある海老、ニラ、しょうが、そして、薬膳では「冬には黒いものを」といわれることから黒キクラゲをチョイス。海老の下処理だけがほんのちょっぴり面倒ですが、これでプリプリになりますからね、おろそかにしてはいけません(^^)b
*調理そのものはシンプルな手順で、簡単・短時間で作れます。「温まろう」というとつい鍋ものを選びがちですが、炒め物で温まろうという一品。卵の黄色に海老のピンク、ニラの緑、黒キクラゲ、唐辛子の赤と、彩りも華やかで楽しいですよ!
*浜調さんではオープンキャンパス(体験入学)を展開中。今年度の最終回は3月18日 (土) の開催です。西洋料理は「牛肉の赤ワイン煮込み」、洋菓子が「ムース・オ・フレーズ(いちごのムース!)」です、詳しくは公式サイトをご覧ください。
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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
星空をゆく巨大な帆船、アルゴ座についてのお話でした。
アルゴ座は、かつて存在した、巨大な帆船を現した星座です。
現在では、あまりに大きすぎるというので、とも座、ほ座、りゅうこつ座、らしんばん座という、船のパーツごとの星座に分割されています。
が、やはり、描き出す姿としては全体でひとつ。なのでこのコーナーではアルゴ座としてお話しします。
じつはこの星座、日本のほとんどの地域からは、その全体像を見ることができません。
南の空のひじょうに低い位置にあって、半分ちかくが水平線の下に隠れてしまうんです。
それでも、条件のいい夜空であれば、その雄大な姿を感じることができますよ。
アルゴ座といえば、一等星「カノープス」の存在を抜きには語れません。
(現在の分類では「りゅうこつ座」に属している星です)
カノープスはシリウスについで明るい星、つまり、全天で2番目に明るい星です。
それほど明るいのですが、北半球からはきわめて低いところにあるため、見るのが難しい星です。
たとえば日本では、関東地方より北では、水平線の下になってしまって見ることができません。
ここ遠州地方あたりでは、かろうじて水平線ギリギリで見ることができます。
ただし、水平線近くの空は見えづらいことが多く、たとえ南側がよく見渡せる場所であっても、大気の条件がよくないと見ることができません。
さらに、見えたとしても、本来の輝きでは見えません。
本来は黄色みを帯びた明るい色のはずなんですが、低い位置にあるため赤みがかって見えることが多いんです。これは夕日が赤くみえるのと同じですね。
このカノープス、中国では古くから「南極老人星」と呼ばれてきました。
南極老人とは、七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になったという神様で、つまり、長寿の神様です。
この星は見える条件がひじょうに限られていること、かつ、縁起のいい赤い色に見える星であること。こうしたことから、「この星が見えることは縁起がいい」とされてて、一目見ると寿命がのびると言われたんです。
いかがですか、カノープス、見てみたくなりませんか。
この近くならおススメの場所は海岸、今ごろでしたら夜の8時ごろ、ほぼ真南。
この時間帯にいちばん高くまで登ってくるんですが、それでもほんとに水平線ぎりぎり。
でもって、見えているのはせいぜい8時を中心にした2時間あるかどうか、それ以外は水平線の下です。
チャンスがあったらぜひ、です!
ぼくも、海岸で見たことが一度だけあるんですよ。寿命、延びてるでしょうか(^-^)
ではいつものように、探し方アニメーションです。

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
昨日の朝は6.5℃だった、ここ浜松・遠州地方の最低気温、今朝は-0.5℃と、一気に7℃も下がりました。
昨日は15℃近くまで上がった最高気温も10.9℃どまり。
明日もおおむね同じくらいの予報ですが、週末からまた暖かくなりなりそうです。
こんなふうに、だんだん、全体として春になっていくんですね。
ところで、ぼくんちから歩いて数分のところに川が流れていまして。
両岸とも堤防の上が遊歩道に整備されていて気持ちがいいものですから、しょっちゅう、散歩したり自転車で走ったりなんかしているんですが、先日ふと気が付いたことに、土手のそこかしこで、菜の花が黄色い小さな花をたくさんつけて風に揺れているんです。
ああ春がくるんだな、と感じさせてくれる光景ですが、不思議なもので、よく通る場所なのに、毎年、あれ、いつの間にこんなに、と思うんですよねえ。

春先の河川敷や川沿いの土手などを黄色に染める菜の花。
あれは厳密に言うと「セイヨウアブラナ」「セイヨウカラシナ」という二種類に分かれるんだそうですが、遠目には区別がつきにくくて、両方が一緒に混じって咲いていることも珍しくないうえ、いまは交雑が進んでよけい見分けがつきにくくなっているそうですからややこしいです。
なので、つい、いっしょくたに「菜の花が咲いてる」ってことになってしまうんですが、近づいてよおく見ると、たしかに花の咲きかたや葉のつきかた、葉の形状などがいろいろありましてね、けっこう興味深いんです。
(ちなみに、葉のおおもとの部分が茎を巻き込むようになっているのがセイヨウアブラナ、そうでないのがセイヨウカラシナで、これが決定的な違いなんだそうです)
でもって、どちらも名前に「セイヨウ」とつくとおり、もともとはユーラシア大陸が原産で、日本には、野菜や菜種油を取るために導入されたものなんだそうです。それが野生化して野の花になっているんですね。
ですから本来は「食べられるもの」ではあるんですが、とはいうものの、食用として栽培されているわけではありませんから、まあちょっとやめておいたほうが無難かも知れません。
それにそもそも、アレは蕾の状態をいただくもので、花が咲いてしまったら固くて苦くて、あんまり美味しくないそうですからね、まあ、ここはやはり、遠目に眺めているのが良さそうです。
ともあれ。まだまだ寒い日も多いでしょうけれど、身の回りのちょっとしたことで春の訪れを感じることもだんだん増えていく季節です。
小さい秋ならぬ「小さい春見つけた」。
そんな、身近に感じる小さい春。味わっていきたいですね。
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と、そんな話題からスタートした2016年2月25日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

◎ジャンボエンチョー通信◎
エンチョー株式会社商品企画部・渡辺泰司さんとお送りしています。さまざまなメディアにご登場の渡辺部長とともに「ちょっと真面目な話」をメインに据えて、楽しくお届けしています。
*まずは今週末の土曜日からエンチョー各店で配布される、新しい「防災カタログ」のご案内。東日本大震災から早や5年。ご家庭の備蓄品・耐震グッズ、いちど揃えたきりそのままになっていませんか?食品には消費期限もありますから、見直しが必要ですよ!
*また、あの震災で得た経験を元に、いまの防災アイテムは「避難所での生活」を考慮したものが増えているそう、たとえば避難所でもおいしく食事ができるよう、あるいはプライバシーが保てるよう、衛生を保てるよう、そんな配慮が随所にされているんです。
*カタログには最新の耐震グッズ、避難グッズ、備蓄食をはじめ、家族向けや企業向けの防災セット等(子供さん用のセットや、オフィス向けのセットなどは要注目ですぞ)、さらにはチェックリストや防災ダイヤルなど、役立つ情報が満載です。ぜひ店頭でご確認ください!
*そして、おすすめ商品は、防災つながりで、自動で膨らむ携帯寝具「マルチエアマット」をご紹介。バルブを開けるだけでひとりでに空気を吸い込んで膨らむマクラやマットです。息を吹き込んで、お好みの空気圧に調節することも可能です。
*びっくりしますが、仕組みはシンプルで、軽量かつ高伸縮性のウレタンが内部に入っているんです。縮んでいたウレタンが元に戻ろうとして膨らむんですね。空気だけではないぶん厚みがあって、寝心地も快適です。
*使用後は、マットの端から空気を押し出すように丸めるだけ。 コンパクトになるので、持ち運びも収納も簡単便利。これは防災用としてだけでなく、アウトドアアイテムとしてもぜひ欲しい!マクラが1,280円、マットが4,980円。お求めはお近くのジャンボエンチョーで!
*「面白くって役に立つ」情報がたっぷりのこのコーナー、次回は3月24日のオンエアです、どうぞお楽しみに!
◎Happiness Style◎
浜松調理菓子専門学校・渡邊貴美子先生に「海老とニラの七味唐辛子炒め」を教えていただきまいした。寒暖の差が激しい時期が続くこの時期に、体をしっかり温めてくれる薬膳料理です。
*食材は、体を温めてくれる効能がある海老、ニラ、しょうが、そして、薬膳では「冬には黒いものを」といわれることから黒キクラゲをチョイス。海老の下処理だけがほんのちょっぴり面倒ですが、これでプリプリになりますからね、おろそかにしてはいけません(^^)b
*調理そのものはシンプルな手順で、簡単・短時間で作れます。「温まろう」というとつい鍋ものを選びがちですが、炒め物で温まろうという一品。卵の黄色に海老のピンク、ニラの緑、黒キクラゲ、唐辛子の赤と、彩りも華やかで楽しいですよ!
*浜調さんではオープンキャンパス(体験入学)を展開中。今年度の最終回は3月18日 (土) の開催です。西洋料理は「牛肉の赤ワイン煮込み」、洋菓子が「ムース・オ・フレーズ(いちごのムース!)」です、詳しくは公式サイトをご覧ください。
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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
星空をゆく巨大な帆船、アルゴ座についてのお話でした。
アルゴ座は、かつて存在した、巨大な帆船を現した星座です。
現在では、あまりに大きすぎるというので、とも座、ほ座、りゅうこつ座、らしんばん座という、船のパーツごとの星座に分割されています。
が、やはり、描き出す姿としては全体でひとつ。なのでこのコーナーではアルゴ座としてお話しします。
じつはこの星座、日本のほとんどの地域からは、その全体像を見ることができません。
南の空のひじょうに低い位置にあって、半分ちかくが水平線の下に隠れてしまうんです。
それでも、条件のいい夜空であれば、その雄大な姿を感じることができますよ。
アルゴ座といえば、一等星「カノープス」の存在を抜きには語れません。
(現在の分類では「りゅうこつ座」に属している星です)
カノープスはシリウスについで明るい星、つまり、全天で2番目に明るい星です。
それほど明るいのですが、北半球からはきわめて低いところにあるため、見るのが難しい星です。
たとえば日本では、関東地方より北では、水平線の下になってしまって見ることができません。
ここ遠州地方あたりでは、かろうじて水平線ギリギリで見ることができます。
ただし、水平線近くの空は見えづらいことが多く、たとえ南側がよく見渡せる場所であっても、大気の条件がよくないと見ることができません。
さらに、見えたとしても、本来の輝きでは見えません。
本来は黄色みを帯びた明るい色のはずなんですが、低い位置にあるため赤みがかって見えることが多いんです。これは夕日が赤くみえるのと同じですね。
このカノープス、中国では古くから「南極老人星」と呼ばれてきました。
南極老人とは、七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になったという神様で、つまり、長寿の神様です。
この星は見える条件がひじょうに限られていること、かつ、縁起のいい赤い色に見える星であること。こうしたことから、「この星が見えることは縁起がいい」とされてて、一目見ると寿命がのびると言われたんです。
いかがですか、カノープス、見てみたくなりませんか。
この近くならおススメの場所は海岸、今ごろでしたら夜の8時ごろ、ほぼ真南。
この時間帯にいちばん高くまで登ってくるんですが、それでもほんとに水平線ぎりぎり。
でもって、見えているのはせいぜい8時を中心にした2時間あるかどうか、それ以外は水平線の下です。
チャンスがあったらぜひ、です!
ぼくも、海岸で見たことが一度だけあるんですよ。寿命、延びてるでしょうか(^-^)
ではいつものように、探し方アニメーションです。

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 19:37│Comments(0)
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