2010年01月16日
君微笑めば 〜朗らかに暮らせ
と、いうわけでお送りしましたFM Haro! 木曜日のレディオエイチ。
ランチタイム最初のコーナー「とむさんアーカイブス」は、「昭和のジャズ・ソング」シリーズ第三回、日系二世シンガーのみなさんの歌声を特集しました。
お届けしたナンバーは、
『ハッピーデイズ』(昭和10年/ベティ稲田)
『浮き世の旅 (あなたとならば』(昭和9年/リキー宮川)
『君微笑めば (朗らかに暮らせ)』(昭和9年/リキー宮川)
『浜辺の恋 (バリバリの浜辺で』(昭和12年/宮川はるみ)
『南米の伊達男』(昭和12年/森山久)
『お祖父さんの時計』(昭和15年/ミミー宮島)
の6曲でした。
前回書いた、"アノかたのお父さま"とは森山久さん。
このかたは、森山良子さんのお父さまなんですね。戦後もジャズ・エンタテイナーとして活躍したかたです。
そして"アノ曲"といは、そう『お祖父さんの時計』。
2002年、平井堅さんの『大きな古時計』の大ヒットは記憶に新しいですよね。
あの時、日本で最初にこの曲をレコーディングしたのはだれか、ということが話題になりましたが、実は戦前にこのレコードが出ていたんです。録音は昭和15年、太平洋戦争直前です。
ミミー宮島さん、経歴不詳なんですが、当時10才前後だったともいいます。
このころは、アメリカの少女スター、シャーリー・テンプルの影響もあって、歌ってタップを踊る少女たちが、"ベビー・タッパー"と呼ばれて人気があったんだそうですよ。この録音でもタップがフィーチャーされています。
もう一点、じつは歌詞がいま知られているものとはぜんぜん違うんです。
「おおきなのっぽの・・・」の歌詞は、1962年、NHK『みんなのうた』で使われたときの歌詞(ちなみにこのときタイトルも「大きな古時計」になっています)。
この『お祖父さんの時計』は、シンデレラをモチーフとした歌詞でうたわれているんです。
興味をお持ちになったかた、よかったらこちらのページなどでぜひご覧になってみてください。
(Youtubeでも聴くことができます)
戦前、数多く活躍した、日系二世シンガーのみなさんたち。
日本のジャズシーンの恩人とも言えるかもしれませんね。


ではいつものように、番組内でご紹介した情報へのリンク先です。
◎遊びの達人
ぶん屋さんのブログ
◆トレーニング再開で筋肉痛のぶん屋さん。初詣で見かけたマナーの悪い親子3代連れに嘆き、成人式の晴れ着に首をかしげ・・・。と、ちょいとお小言ふうのスタートから、話題は"江戸しぐさ"へ。倫理観や道徳律、約束事をしめすこの言葉、もともとは儒教からきているんだそう。
◆その基本的徳目に「五常」というのものがあって、すなわち、仁・義・礼・智・信。こういうのもはやはりきちんと伝えていくべきですねえ。で、調べていくうち、忠・孝・梯の3つを加えた、「仁義礼智忠信孝梯」というフレーズを思い出し・・・。はい、「新八犬伝」ですね。
◆いざとなったらタマを出せ!てなわけで「新八犬伝」でおお盛り上がりでありました。ナレーションの九ちゃんもなつかしい。残念ながらマスターテープがほとんど残っておらず、もはや見ることのできない幻の作品になってしまっているんですねえ・・・。調べたら、民間で録画されたものがないか呼びかけるこんなページもありました。
◆しかしまあ結論は、若いうちはハジケるときは思うさまハジケるのがいい、すべては糧になる、と。いやそのとおりですね。
◎Fun of Life
浜松市博物館・鈴木貴之さんに、今月の催しから2点ご案内いただきました。
◆まず、17日(日)の講座「堂ヶ谷遺跡 和鏡を出土した山林寺院と経塚」。開催中のテーマ展「和鏡の魅惑」の一環として、多くの和鏡が出土した県内の堂ヶ谷遺跡についてのお話が聞けます。日本独自の鏡「和鏡」、興味深いお話が聞けそうですよ。
◆そして、体験講座「干支の置物をつくろう」は、23日(土)・24日(日)。紙粘土や和紙をつかってトラの置物を作ります。中学生以下が対象で、事前申し込みが必要。16日(土)午前9時から受付開始です。いずれも詳細はこちらの体験講座・イベント案内をぜひ!
◎この人に注目!
SUAC Habitat for Humanity (SHFH) 杉山麻美さん、平田実也さんのお二人をスタジオに。

◆静岡文芸大学の公認同好会であるSHFH。NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンの学生支部として「海外住居建築ボランティア」すなわち世界の貧困家屋やホームレスに関する問題をなくすための支援事業をおこなうグループです。
◆7年前から活動を始め、毎年春休みを利用して海外での建築支援活動や文化交流をおこなうほか、国内では街頭募金やフリーマーケットなどを通して建築活動費を集めているそう。
◆この17日(日)、Live House 浜松窓枠で、『東南アジア住居建築チャリティイベント Habi Smile』が予定されています。11:00〜13:00の開催で、講演や映像で活動内容を紹介する第一部、クイズ大会やパフォーマンスを楽しむ第二部という構成。 前売り2000円で、収益はすべて建築活動費として使われます。
◆昨年のフィリピンでの活動では、すべてにおいて日本と違うこと、いかに日本が贅沢かを実感するとともに、子供たちとの交流も楽しめたそう。
◆イベントを通じて一人でも多くのひとにこの活動を知ってもらい、世界の現状を知ってもらえたら、と杉山さん、気軽に海外ボランティアに携わることができるのもこの活動の魅力、興味を持つきっかけにしてもらえたら、と平田さん。今後もぜひ活動を深めていっていただきたいですね。チャリティイベントの詳細はホームページからぜひ!
◎Brush Up Life
ミズモト学園東海調理製菓専門学校高橋先生に、「カスレ」を教えていただきました。南フランスに古くから伝わる家庭料理で、一言でいうなれば豆のシチュー。手順もシンプル、身も心もあったまりますよ。うーん、ここはワインが欲しいですね〜(^^)
◆2月11日に、バレンタインデーに向けて生チョコ&ブラウニーを手作りするチョコレート講習会があるそうですよ。人数に限りがあります、お申し込みはお早めに!
◎主婦トモPlaza
出演いただいたのはラジオネーム「K」さん。24才のお姉さん、21才のお兄さん、そして16才の妹さん、3人のママさんです。
◆大学4年生のお兄さん、昨年5月に就職の内定をもらったけれど、このご時世、まさか騙されてるんじゃないかと、証明書を見るまで信じられなかったそう(^^)
◆子育てひと段落つきつつあるころからはじめたモイスティーヌのスキンケアカウンセラーサロン。社会との接点ができて充実の日々とのこと。素敵ですねえ〜。
リンク先、よかったらぜひ(^_-)b
ランチタイム最初のコーナー「とむさんアーカイブス」は、「昭和のジャズ・ソング」シリーズ第三回、日系二世シンガーのみなさんの歌声を特集しました。
お届けしたナンバーは、
『ハッピーデイズ』(昭和10年/ベティ稲田)
『浮き世の旅 (あなたとならば』(昭和9年/リキー宮川)
『君微笑めば (朗らかに暮らせ)』(昭和9年/リキー宮川)
『浜辺の恋 (バリバリの浜辺で』(昭和12年/宮川はるみ)
『南米の伊達男』(昭和12年/森山久)
『お祖父さんの時計』(昭和15年/ミミー宮島)
の6曲でした。
前回書いた、"アノかたのお父さま"とは森山久さん。
このかたは、森山良子さんのお父さまなんですね。戦後もジャズ・エンタテイナーとして活躍したかたです。
そして"アノ曲"といは、そう『お祖父さんの時計』。
2002年、平井堅さんの『大きな古時計』の大ヒットは記憶に新しいですよね。
あの時、日本で最初にこの曲をレコーディングしたのはだれか、ということが話題になりましたが、実は戦前にこのレコードが出ていたんです。録音は昭和15年、太平洋戦争直前です。
ミミー宮島さん、経歴不詳なんですが、当時10才前後だったともいいます。
このころは、アメリカの少女スター、シャーリー・テンプルの影響もあって、歌ってタップを踊る少女たちが、"ベビー・タッパー"と呼ばれて人気があったんだそうですよ。この録音でもタップがフィーチャーされています。
もう一点、じつは歌詞がいま知られているものとはぜんぜん違うんです。
「おおきなのっぽの・・・」の歌詞は、1962年、NHK『みんなのうた』で使われたときの歌詞(ちなみにこのときタイトルも「大きな古時計」になっています)。
この『お祖父さんの時計』は、シンデレラをモチーフとした歌詞でうたわれているんです。
興味をお持ちになったかた、よかったらこちらのページなどでぜひご覧になってみてください。
(Youtubeでも聴くことができます)
戦前、数多く活躍した、日系二世シンガーのみなさんたち。
日本のジャズシーンの恩人とも言えるかもしれませんね。
ではいつものように、番組内でご紹介した情報へのリンク先です。
◎遊びの達人
ぶん屋さんのブログ
◆トレーニング再開で筋肉痛のぶん屋さん。初詣で見かけたマナーの悪い親子3代連れに嘆き、成人式の晴れ着に首をかしげ・・・。と、ちょいとお小言ふうのスタートから、話題は"江戸しぐさ"へ。倫理観や道徳律、約束事をしめすこの言葉、もともとは儒教からきているんだそう。
◆その基本的徳目に「五常」というのものがあって、すなわち、仁・義・礼・智・信。こういうのもはやはりきちんと伝えていくべきですねえ。で、調べていくうち、忠・孝・梯の3つを加えた、「仁義礼智忠信孝梯」というフレーズを思い出し・・・。はい、「新八犬伝」ですね。
◆いざとなったらタマを出せ!てなわけで「新八犬伝」でおお盛り上がりでありました。ナレーションの九ちゃんもなつかしい。残念ながらマスターテープがほとんど残っておらず、もはや見ることのできない幻の作品になってしまっているんですねえ・・・。調べたら、民間で録画されたものがないか呼びかけるこんなページもありました。
◆しかしまあ結論は、若いうちはハジケるときは思うさまハジケるのがいい、すべては糧になる、と。いやそのとおりですね。
◎Fun of Life
浜松市博物館・鈴木貴之さんに、今月の催しから2点ご案内いただきました。
◆まず、17日(日)の講座「堂ヶ谷遺跡 和鏡を出土した山林寺院と経塚」。開催中のテーマ展「和鏡の魅惑」の一環として、多くの和鏡が出土した県内の堂ヶ谷遺跡についてのお話が聞けます。日本独自の鏡「和鏡」、興味深いお話が聞けそうですよ。
◆そして、体験講座「干支の置物をつくろう」は、23日(土)・24日(日)。紙粘土や和紙をつかってトラの置物を作ります。中学生以下が対象で、事前申し込みが必要。16日(土)午前9時から受付開始です。いずれも詳細はこちらの体験講座・イベント案内をぜひ!
◎この人に注目!
SUAC Habitat for Humanity (SHFH) 杉山麻美さん、平田実也さんのお二人をスタジオに。

◆静岡文芸大学の公認同好会であるSHFH。NPO法人ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンの学生支部として「海外住居建築ボランティア」すなわち世界の貧困家屋やホームレスに関する問題をなくすための支援事業をおこなうグループです。
◆7年前から活動を始め、毎年春休みを利用して海外での建築支援活動や文化交流をおこなうほか、国内では街頭募金やフリーマーケットなどを通して建築活動費を集めているそう。
◆この17日(日)、Live House 浜松窓枠で、『東南アジア住居建築チャリティイベント Habi Smile』が予定されています。11:00〜13:00の開催で、講演や映像で活動内容を紹介する第一部、クイズ大会やパフォーマンスを楽しむ第二部という構成。 前売り2000円で、収益はすべて建築活動費として使われます。
◆昨年のフィリピンでの活動では、すべてにおいて日本と違うこと、いかに日本が贅沢かを実感するとともに、子供たちとの交流も楽しめたそう。
◆イベントを通じて一人でも多くのひとにこの活動を知ってもらい、世界の現状を知ってもらえたら、と杉山さん、気軽に海外ボランティアに携わることができるのもこの活動の魅力、興味を持つきっかけにしてもらえたら、と平田さん。今後もぜひ活動を深めていっていただきたいですね。チャリティイベントの詳細はホームページからぜひ!
◎Brush Up Life
ミズモト学園東海調理製菓専門学校高橋先生に、「カスレ」を教えていただきました。南フランスに古くから伝わる家庭料理で、一言でいうなれば豆のシチュー。手順もシンプル、身も心もあったまりますよ。うーん、ここはワインが欲しいですね〜(^^)
◆2月11日に、バレンタインデーに向けて生チョコ&ブラウニーを手作りするチョコレート講習会があるそうですよ。人数に限りがあります、お申し込みはお早めに!
◎主婦トモPlaza
出演いただいたのはラジオネーム「K」さん。24才のお姉さん、21才のお兄さん、そして16才の妹さん、3人のママさんです。
◆大学4年生のお兄さん、昨年5月に就職の内定をもらったけれど、このご時世、まさか騙されてるんじゃないかと、証明書を見るまで信じられなかったそう(^^)
◆子育てひと段落つきつつあるころからはじめたモイスティーヌのスキンケアカウンセラーサロン。社会との接点ができて充実の日々とのこと。素敵ですねえ〜。
リンク先、よかったらぜひ(^_-)b
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 15:46│Comments(0)
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