2017年12月28日

年の瀬ラジオ

年の瀬ラジオ今年も余すところわずかとなりました。年の瀬ですねえ。

そういえばどうして年の「瀬」っていうのか、気になって調べてみたところ、「瀬」という言葉は本来、水深が浅くて流れが速い場所のことを指す言葉なんだそうです。この反対を意味する言葉が「淵」です。
つまり「年の瀬」とは、流れが急なようすを年末の慌ただしさや大変さに例えた表現なんですね。なるほどうまいことを言うものです。

急流に例えられるほど、なにかと慌ただしいこの時期。ぜひとも気をつけていただきたいことのひとつがクルマの運転です。お聴きのなかでクルマを運転される方、たくさんおいでのことでしょうし、まさにいま現在カーラジオでお聴きいただいているかたもいらっしゃることと思います。忙しいのにクルマが多くてどこもかしこも混み合っていて、イライラしちゃいますよねえ。でもくれぐれも、くれぐれも、気をつけていきましょう。

じつはぼく、ちょうど運転免許証の更新時期でしてね、おととい更新してきたばかりなんです。で、あのほら免許証を更新する時って、ビデオ講習がありますでしょう。数年に一度しか見ないものだから以前見たときのものとだいぶ変わっているし、見せ方もいろいろ工夫されていて、なかなか興味深く見てまいりました。

なるほど、と思ったことがいくつもあるんですが、印象に残ったもののひとつが「車間距離のとり方」。いまハンドルを握っておいでのかた、前のクルマとの距離、どのくらいあいていますか?
こんなふうに「どのくらい」って言うと、何十メートルとか、空間的長さで考えたくなりますが、これを時間の長さでとらえる「車間距離"三秒ルール"」というものがあるんだそうです。

「三秒ルール」っていうと、落とした食べ物を3秒以内に拾えばセーフ、なアレを思い浮かべてしまいますがもちろんそれとは別で、前を行くクルマが何かの目印を通過してから3秒後に自分のクルマがそこを通過するように距離をあけておく、というもの。

この「3秒」には理由があって、何かが起きて「危ない」と気付くまでに約1.5秒、ブレーキを踏んで停車するまでを約1.3秒と想定して、誤差を考慮して3秒確保しようということなんだそうです。
これって、ひとつの方法でフレキシブルに対応できるのも合理的ですよね、スピードに応じて3秒の距離はかわるわけですから。道路上にはこういうとき目印になるものがたくさんありますし、かなり便利な方法なんじゃないでしょうか。

ただ気をつけなくちゃいけないのは、いま前の車が何か目印を通過したとするでしょう、その瞬間から「いち、にい、さん」とカウントしたんでは、これ、2秒しか経ってませんからね。「ゼロ」から数えはじめないと3秒になりません。また、実際の時間との誤差を減らすために「1まる1、1まる2、1まる3」という数え方もあるそうですよ。

適度に車間距離をとることは、アクセルやブレーキを踏む回数が減って、燃費の向上やタイヤの摩耗低減にもつながって経済的ともいいますし。この忙しい時期こそふだんの運転を見直すチャンスとなんだと考える。これ、おすすめですよ。

番組では県西部地域の交通情報もお届けしていきますから、クルマの方、ぜひチェックしてください。
ドライバーのみなさん、安全運転で気持ちよく新年を迎えましょう!

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と、そんな話題からスタートした2017年12月28日、今年ラストのSmile on Radio木曜日。登場いただいたのは…

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年の瀬ラジオ
Today's Smile
磐田市府八幡宮 宮司の幡鎌 繁さんをスタジオに。

いまから1300年もさかのぼる天平の世、天武天皇の曽孫にあたるとされる桜井王(さくらいおう)という皇子が、遠江の国司として国府に赴任されたさい、国内の平和と繁栄を願って祀られたのが始まりという、たいへん古い歴史をもつ神社です。

八幡宮は日本中に数多く存在し有名どころもいくつかありますが、「地名+八幡宮」という呼び名がふつうで、国府に祀られたことを由来として「府八幡宮」と称するのは全国でも唯一ここだけです。

国司とは地方行政単位の行政官、国府とは国司が政務を執る施設ですから、このあたりは遠州地方の中心地にあたる土地だったんですね。台地の上で地形的に安定した場所だったことも理由のようです。「国府台(こうのだい)」などの地名にも痕跡がのこっていますね。

上記のとおり建立は奈良時代ですが時を経て何度も作り変えられ、現在の建造物は江戸時代初期のもの。うち、楼門や随身、神輿などを400年ぶりに修復する「平成の全解体。修復工事」が平成26年から昨年にかけておこなわれました。時代を感じつつもとてもきれいになった姿をご覧に足をお運びください。

いよいよせまった新年は、まず元旦午前0時に太鼓が打ち鳴らされて、破魔矢や熊手などの授与や甘酒のふるまいがあります。なお、今年の正月に交通渋滞が発生したことを受けて交通規制が行われます、元日の午前9時から12時までは場内一方通行になりますのでご注意を!

ついで元日11時からは「歳旦祭」、2日は「日供始祭」、3日は「元始祭」と、新年のおまつりが続きます。「お宮という場所はみなさまを元気にするところです。ご利益の原点は元気だと思っています。新年のスタートにぜひ府八幡宮にお参りください」と幡鎌さん。初詣にはぜひ府八幡宮へ!

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Happiness Style
年の瀬ラジオ
「味ごよみ げんでん」・女将さんの原田ややもさんに「甘酒とクリームチーズのディップ」を教えていただきました。上記のとおり初詣のふるまいにもつきもので、お正月イメージもある甘酒を、なんとクリームチーズと合わせます。どんなお味になるか、楽しみですね!

作り方はとっても簡単。柔らかく戻したクリームチーズと「米、米麹のみの甘酒」(ここがポイント!これを使わないと味がまったく違うものになってしまうそうです。できれば酒蔵さんなどの甘酒を!)を小さな泡立て器で混ぜていくとサワーのようなヨーグルトのような感じになるので、そこへ塩、ブラックペッパー、刻んだナッツ(塩なし)少々を混ぜればできあがり!

野菜スティックにもよし、温野菜につけても美味しいそう。もちろん定番のフランスパンやリッツ等に乗せて食べてもGood!隠し味にほんのりしょうが汁をたらすのもいけるそうですよ!イメージ的にはワインなどが合いそうですが、もとが甘酒だけに日本酒との相性も抜群!お正月のおもてなしにもぴったりです。ぜお試しあれ!

お店の年越しは大晦日と元日がお休み、2日から通常営業です。親方はふぐ処理師の資格も取得していますからご予約いただければふぐ料理のコースや単品のご提供も!(仕入れの関係がありますのでお早めに)お問合わせやご予約は【TEL:053-571-1456】まで。公式サイトFacebookページもぜひ!

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はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~
年の瀬ラジオ
浜松市文化振興財団 文化事業化の松本 麻未さんに「MIBU NEWYEAR CONCERT 2018 ウィーン伝統のトランペットコアーと管楽合奏の饗宴 vol.4」をご案内いただきました。

天竜壬生ホールで開催されるニューイヤーコンサート。地元の市民バンド「天竜学友吹奏楽団」と、賛助演奏者として「浜松トランペットコアー」のみなさんが出演します。

客演指揮のカール・ヤイトラーさんは、もとウィーンフィルのバストロンボーン奏者で、1991年から毎年、天竜区佐久間町を訪れて交流を続けられています。天竜区ではお馴染みともいえるヤイトラーさん指導のもと、天竜楽友吹奏楽団や浜松トランペットコアーのみなさんも日々練習に取り組んでおいでです。

ヤイトラーさんは「ウィーンスタイル」と呼ばれる吹奏楽と「トランペットコアー」の指導者としても活動されているかた。ウィーンスタイル吹奏楽はここ浜松でよく見られる吹奏楽とは編成が異なり、ロータリートランペットなどの特殊な楽器が使われます。トランペットコアーも特殊な楽器をつかう金管アンサンブルで、華やかで柔らかな響きが特徴。

このような編成で演奏するための楽譜はあまり一般的でなく、ウィーンスタイル吹奏楽用の楽譜はヤイトラーさんみずからウィーンから取り寄せたもの、そしてトランペットコアー用の楽譜は手書きのものが多いほどだそうですから、めったに聴く機会のない貴重な演奏です。さらに今回は、ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を新たに編曲し、世界初演されますよ!

2018/1/28(日)、浜松市天竜壬生ホールにて、開場13:30開演14:00、一般1,000円/高校生以下500円(全席自由・前/当おなじ)です。チケットはHCFオンラインショップ、アクトシティチケットセンター、浜松市天竜壬生ホール窓口にて。

天竜壬生ホールは、地元天竜の木材をつかったとても美しいホールで音の響きも素晴らしい会場です、吹奏楽と金管アンサンブルで新年を華々しく迎えましょう、と松本さん。お席にはまだ余裕があるとのことですよ、ぜひ足をお運びください!

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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
今日は、オリオンに挑みかかる猛牛、おうし座についてのお話でした。

おうし座にまつわるギリシャ神話には有名なものが二つあります。
ひとつは、ゼウスがフェニキアの王女エウロペを誘惑するために白い牛に変身したときの姿だというもの。
もうひとつが、ゼウスのお妃ヘラに使える女性神官イオを誘惑したゼウスが、ヘラの目から逃れようとイーオーを牝牛の姿に変えた、その姿だというもの。

どちらも今に伝わる地名の由来物語(エウロー=ヨーロッパ/イオ=イオニア海)になっているのも面白いです(イオはくわえて「牝牛の渡し」という意味である「ボスポラス海峡」の由来ともされます)

いずれも興味深いお話なんですが、イオの化身だとしたら「おうし」じゃなく「めうし」になっちゃいますよね。そのためかどうか、星占いでつかう12の星座には男性と女性に分ける分類があるのですが、そこではおうし座は女性に区分されているんだそうです。
また、星座の位置関係から「オリオンに挑みかかっている」ように見えるんですが、オリオンを除外して単体で眺めると、前足を折りまげて祈っているようにも見えるんです。イオ説を採るならこの見立てが似合うかもですね。

おうし座は冬の夜空を代表する星座のひとつで、探しかたも簡単です。
「オリオンの三ツ星」を右に伸ばしていけばすぐに見つかる、顔にあたるV字型のヒアデス星団や眼にあたる赤い一等星アルデバラン、そして肩にあたるプレアデス星団(すばる)といった天体を手がかりに、周りの星々をむすんでいけば完成です。

ではいつものように探しかた画像です。
年の瀬ラジオ

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来年!どうぞ良いお年を〜〜(^-^)ノシ

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Posted by とむさん at 20:09│Comments(0)Smile on Radio
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