2018年08月02日
うつせみラジオ
相変わらずの厳しい暑さ、浜松は猛暑日となりました。
屋外ではセミたちの賑やかな合唱が暑さをいっそう感じさせくれています。
蝉がたくさんいる場所につきものなのが、セミの抜け殻ですね。あれは幼虫が土の中から出てきて羽化した際に残すもの。木の根元の地面に直径1cm〜1.5cm程度の穴が空いていたら、それはセミの幼虫が出たあとですから、近くに抜け殻がある可能性が高いですよ。
蝉の抜け殻のことを古い言葉で空蝉(うつせみ)と言います。空っぽの蝉。味わい深い言葉です。ちなみに、セミの身がないから「セ」だ、という説をネットで見かけましたが、これはちょっと定着しそうにありませんね(汗)
長い間土の中で暮らして、ようやく地上に出たと思ったら短い間に死んでいくセミ。古くからわが国では「儚いもの」の象徴とされてきました。いっせいに咲いて散っていく桜にも通じるものがありますね。空蝉という情緒ある言葉も、移ろいゆくものに美を見出す感性からきているのかもしれません。
そんな儚いイメージと同時に、セミの抜け殻は調査の対象という側面も持っています。抜け殻は、その場所で1 匹のセミが羽化した証拠として、はっきり数字になる調査ができるんですね、なので、たとえば自然公園のような施設で、セミの生息数の推移を記録するのに抜け殻の数をカウントする、なんていう手法が使われるんだそうです。
また、セミは土の中で数年間を過ごし、成虫になってからも長距離を移動することはないと考えられていることから、土地の環境変化の影響を受けやすいと推測されていて、その地域の自然環境を計るモノサシになることが期待されているんです。じっさい、全国各地で自治体主催の抜け殻調査が行われています。
もちろん、夏休みの自由研究にもおすすめですよ。観察日記ふうに、毎日抜け殻をいくつ見つけたか記録していくのもいいですし、また、図鑑やネットを参考に抜け殻からセミの種類を調べることもできます。抜け殻の見わけ方ってかなりわかりやすくて、小学生でも簡単にマスターできるそうですよ。おまけに、オスとメスの区別も一目でつくんです。細かく調べてカウントすれば、その場所にどんな種類のセミがどんな割合で生息しているか、なんて研究もできちゃいます。
実例をひとつあげると、ぼくんちの庭にはクマゼミがたくさんいて、もう朝から賑やかなんですが、クマゼミって基本午前中しか鳴きませんから、午後はしーんと静かになっちゃうんです。だけど出かけると、近所のお庭や公園などそこかしこでアブラゼミやニイニイゼミがさかんに鳴いている。でもなぜかうちの庭にはいない。つまり、狭い範囲の中でも場所によって違うんです。植木の種類によるのか、はたまた縄張り争いの結果か、よくわからないんですけどね。
といって、よそのお庭を勝手に調べるわけにはいきませんから、誰でも入れる公園のような場所を何箇所か調べて比較してみる。あるいは、家族旅行に出かける機会があったら、旅先で抜け殻を調べて地元と比べてみるなんてもの面白いかもです。
ちなみに、クマゼミの抜け殻には、お腹の真ん中にでべそみたいなでっぱりがあるという情報をゲットしまして、昨日うちの庭で見つけた抜け殻、このでっぱりがしっかりありました。あ、そのすぐそばの地面にも、穴、空いていましたよ。
俳句では空蝉という言葉は晩夏、つまり夏の終わりの季語とされていて、暦の上ではちょうど今ごろが夏の終わりです。来週の火曜日が立秋ですからね。とはいえ実際には一年で最も気温が高くなるのがこれからです。体調にしっかり気を配りつつ、セミたちの声とともに夏を味わっていきましょう。
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と、そんな話題からスタートした、2018年8月2日のSmile on Radio木曜日。登場いただいたのは…
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◎SpecialGuest◎
花の舞酒造株式会社 名誉杜氏の土田一仁さんをスタジオにお招きしました。
*酒米は一粒に至るまで静岡県産、水は地元にこんこんと湧き出る清冽な地下水、そして杜氏さんはじめスタッフのみなさんも地元という、まさにオール静岡、純静岡県産のお酒作りを続けている蔵元です。
*9月から翌年6月まで、秋・冬・春の「三期醸造」でお酒造りをし、夏場の7月8月は、静岡産の酒米で米焼酎づくりや、やはり静岡県産の上質な南高梅を米梅酒につけた梅酒づくりをしているそう。「一年じゅうなにかしらお酒を作っている蔵なんです」と土田さん。
*そんな花の舞のお酒が、今年の新酒鑑評会で金賞を受賞されました。全国の鑑評会で金賞をとることは、酒造りに関わる方々にとっての夢でありかつ目標だそう。また、「きれいで丸い酒」が特徴で派手さのない静岡県のお酒が選考に残り認められた。これも嬉しくかつありがたいことですね。
*その、金賞を受賞したお酒が先月から販売中!商品名はそのままズバリ「花の舞 全国新酒鑑評会金賞受賞酒」。桐箱入りの720mlで本体価格3,500円です。鑑評会に出品したものと同じ手作りですからとうぜん数量限定、3,000本の限定販売です。
*品格がありつつ、きれいで丸い、主張しすぎない味だそう。上記のようにこれが静岡県のお酒の特徴で、ただ「飲んでうまい」ではなく「どんなおつまみや食事と合わせてもうまい」お酒です。一口いただいて「なんだこのうまさは!」とびっくりするような主張の強いお酒もありますが、そういう方向性ではなく「飲み疲れしないお酒」なんですね。
*お酒好きのかた、マニアのかたはもちろんですが、「日本酒はちょっと苦手」というイメージをお持ちかたにもぜひ試していただきたいんです、と土田さん。きっと目から鱗、賞を受けるのはもちろん嬉しいですが「このお酒だったら飲める!」という声が一番嬉しいんです、とも。そういうかた、ぜひぜひ!
*また、通年開催の「蔵見学」は8月もお休みなしで開催。じつはこの時期、お子さん連れのケースが多いそう。シアタールームでお酒づくりの行程が理解でき、実際に使われているさまざまな設備や機械が見学できるので、メモしたりスケッチしたり、夏休みの自由研究として活用されているそうです。なるほどー!
*大人の皆さんには、売店で販売されているお酒は基本的にすべて試飲可能!せっかくお土産をお買い上げいただくからには、楽しみながらぞんぶんに試飲していただき、お気に召したものをお求めいただきたいですから。楽しんでいただくのが一番です、と土田さん。嬉しい心配りですね。
*見学は、数人であれば予約不要、直接おいでになってお申し込みいただければOKですが、10人以上の場合は事前にご連絡をお願いいたします。【見学予約直:0120-117-322】その他お問い合わせ全判は【代表TEL: 053-582-2121】までどうぞ。公式サイトも情報盛りだくさんですよ!
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◎Happiness Style◎
*昨今はごく普通に見かけるようになりましたが、日本に入ってきたのは1980年代。わが国ではまだ新しいお野菜ですがモロヘイヤじたいの歴史はとても古く、5000年前のエジプトですでに食用にされていたそう。「モロヘイヤ」とはアラビア語で「王家の野菜」を意味するんだとか!
*その栄養価たるや、ほうれん草と比較してカルシウム7.5倍、ビタミンB1が5.5倍、ビタミンB2がなんと21倍、まさに王者クラスですねえ。ビタミンB群は欠乏すると疲れやすくなったり集中力が落ちたりしがちですから、まさに暑い暑いこの時期にぴったりです。
*おすすめ調理方法は「モロヘイヤ餃子」。細かく刻んだモロヘイヤを、いつもの餃子のあん(それぞれのご家庭のお好みでOK!)に混ぜ込み、あとはいつも通り皮に包んで焼くだけ。夏場のスタミナ餃子、ぜひお試しください!
*大好評の「シャンゼリゼ野菜コンシェルジュ」。毎回ひとつのお野菜を取り上げて、シェフ特製のスペシャル料理とともに野菜ソムリエのみなさんがくわしく解説してくださいますよ。8月は24日(金)、29日(水)のランチタイム開催です。
*9月1日(土)には袋井市労働者福祉センター「サンライフ袋井」でイベント「あっ!とホーム祭」が開催。各種体験イベントや袋井南中マーチングバンドの演奏、静岡理工科大や東海アクシス看護専門学校のブース、もちろん野菜ソムリエのコーナーもあります!
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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
「夏の王者」ともいわれる星座、さそり座についてのお話でした。
さそり座は、形がととのっていて分かりやすいし、明るい星もたくさんあってよく目立つ星座です。
ただ、ひとつだけ難点があって、空の低いところにある星座なんです。なので、周りにあかりがたくさんあったり、高い建物などや木立など空の低いところを隠してしまうものが多い場所では、ちょっとみつけにくいのが残念なところ。
でもさそり座のシンボル、赤く光るアンタレスはとても目立つ星です、南側が開けた場所であれば、すぐに見つかります。赤い星といえば、今大接近中の火星もそうですが、見える方角が全然違いますし、今年の火星は驚くほど明るいですから、区別は簡単につきます。
そのアンタレスの探し方、この夏いくつも同時に見えている惑星が手がかりになります。
8時ごろに南の空なかほどを見ると、明るい星がみっつ、並んで見えます。右から順に、木星、アンタレス、土星です。よこ一直線ではなく、真ん中の星がちょっと低くて、これがアンタレスです。
アンタレスが見つかったら、そのすぐ右、今年であればアンタレスから木星の方に少し行ったあたり。ここに、3つか4つぐらいの星が縦に並んでいるところがあってここがさそりの頭になります。
つぎにアンタレスから左下のほうに目をやっていくと、いくつかの星がちょうど釣り針のような形に並んでいます。これがさそりの尾、毒針の部分です。
そして、この釣り針の先端部分は、これは条件のいい夜空でないとわからないのがじつに残念なんですが、天の川の中へさしこまれているんです。
なので別名『天の釣り針』とも言われて、日本でも古くは「うおつりぼし」という呼びかたもあったそうです。
神話をご紹介する後半では、いつもとちょっと趣向を変えて、ハワイに伝わる神話をご紹介しました。ポリネシアの広い範囲に渡って伝わる英雄「マウイ」にまつわる物語(「マウイ島」の名前の元ともいわれます)。
マウイが父親からもらった魔法の釣針で海の底から島々を釣り上げたとき、その釣り針が星座になって、「マウイの釣り針」と呼ばれるようになった、というお話です。
海とともに生きるポリネシアの人々にとっては、サソリではなく釣り針として見えたのは、ごく自然なことだったのかも知れませんね。
サソリの姿と見るもよし、天の釣り針と見るもよし。
晴れた夜には、ぜひ探してみてください。
ではいつものように探し方図解です。

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
屋外ではセミたちの賑やかな合唱が暑さをいっそう感じさせくれています。
蝉がたくさんいる場所につきものなのが、セミの抜け殻ですね。あれは幼虫が土の中から出てきて羽化した際に残すもの。木の根元の地面に直径1cm〜1.5cm程度の穴が空いていたら、それはセミの幼虫が出たあとですから、近くに抜け殻がある可能性が高いですよ。
蝉の抜け殻のことを古い言葉で空蝉(うつせみ)と言います。空っぽの蝉。味わい深い言葉です。ちなみに、セミの身がないから「セ」だ、という説をネットで見かけましたが、これはちょっと定着しそうにありませんね(汗)
長い間土の中で暮らして、ようやく地上に出たと思ったら短い間に死んでいくセミ。古くからわが国では「儚いもの」の象徴とされてきました。いっせいに咲いて散っていく桜にも通じるものがありますね。空蝉という情緒ある言葉も、移ろいゆくものに美を見出す感性からきているのかもしれません。
そんな儚いイメージと同時に、セミの抜け殻は調査の対象という側面も持っています。抜け殻は、その場所で1 匹のセミが羽化した証拠として、はっきり数字になる調査ができるんですね、なので、たとえば自然公園のような施設で、セミの生息数の推移を記録するのに抜け殻の数をカウントする、なんていう手法が使われるんだそうです。
また、セミは土の中で数年間を過ごし、成虫になってからも長距離を移動することはないと考えられていることから、土地の環境変化の影響を受けやすいと推測されていて、その地域の自然環境を計るモノサシになることが期待されているんです。じっさい、全国各地で自治体主催の抜け殻調査が行われています。
もちろん、夏休みの自由研究にもおすすめですよ。観察日記ふうに、毎日抜け殻をいくつ見つけたか記録していくのもいいですし、また、図鑑やネットを参考に抜け殻からセミの種類を調べることもできます。抜け殻の見わけ方ってかなりわかりやすくて、小学生でも簡単にマスターできるそうですよ。おまけに、オスとメスの区別も一目でつくんです。細かく調べてカウントすれば、その場所にどんな種類のセミがどんな割合で生息しているか、なんて研究もできちゃいます。
実例をひとつあげると、ぼくんちの庭にはクマゼミがたくさんいて、もう朝から賑やかなんですが、クマゼミって基本午前中しか鳴きませんから、午後はしーんと静かになっちゃうんです。だけど出かけると、近所のお庭や公園などそこかしこでアブラゼミやニイニイゼミがさかんに鳴いている。でもなぜかうちの庭にはいない。つまり、狭い範囲の中でも場所によって違うんです。植木の種類によるのか、はたまた縄張り争いの結果か、よくわからないんですけどね。
といって、よそのお庭を勝手に調べるわけにはいきませんから、誰でも入れる公園のような場所を何箇所か調べて比較してみる。あるいは、家族旅行に出かける機会があったら、旅先で抜け殻を調べて地元と比べてみるなんてもの面白いかもです。
ちなみに、クマゼミの抜け殻には、お腹の真ん中にでべそみたいなでっぱりがあるという情報をゲットしまして、昨日うちの庭で見つけた抜け殻、このでっぱりがしっかりありました。あ、そのすぐそばの地面にも、穴、空いていましたよ。
俳句では空蝉という言葉は晩夏、つまり夏の終わりの季語とされていて、暦の上ではちょうど今ごろが夏の終わりです。来週の火曜日が立秋ですからね。とはいえ実際には一年で最も気温が高くなるのがこれからです。体調にしっかり気を配りつつ、セミたちの声とともに夏を味わっていきましょう。
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と、そんな話題からスタートした、2018年8月2日のSmile on Radio木曜日。登場いただいたのは…
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◎SpecialGuest◎
花の舞酒造株式会社 名誉杜氏の土田一仁さんをスタジオにお招きしました。
*酒米は一粒に至るまで静岡県産、水は地元にこんこんと湧き出る清冽な地下水、そして杜氏さんはじめスタッフのみなさんも地元という、まさにオール静岡、純静岡県産のお酒作りを続けている蔵元です。
*9月から翌年6月まで、秋・冬・春の「三期醸造」でお酒造りをし、夏場の7月8月は、静岡産の酒米で米焼酎づくりや、やはり静岡県産の上質な南高梅を米梅酒につけた梅酒づくりをしているそう。「一年じゅうなにかしらお酒を作っている蔵なんです」と土田さん。
*そんな花の舞のお酒が、今年の新酒鑑評会で金賞を受賞されました。全国の鑑評会で金賞をとることは、酒造りに関わる方々にとっての夢でありかつ目標だそう。また、「きれいで丸い酒」が特徴で派手さのない静岡県のお酒が選考に残り認められた。これも嬉しくかつありがたいことですね。
*その、金賞を受賞したお酒が先月から販売中!商品名はそのままズバリ「花の舞 全国新酒鑑評会金賞受賞酒」。桐箱入りの720mlで本体価格3,500円です。鑑評会に出品したものと同じ手作りですからとうぜん数量限定、3,000本の限定販売です。
*品格がありつつ、きれいで丸い、主張しすぎない味だそう。上記のようにこれが静岡県のお酒の特徴で、ただ「飲んでうまい」ではなく「どんなおつまみや食事と合わせてもうまい」お酒です。一口いただいて「なんだこのうまさは!」とびっくりするような主張の強いお酒もありますが、そういう方向性ではなく「飲み疲れしないお酒」なんですね。
*お酒好きのかた、マニアのかたはもちろんですが、「日本酒はちょっと苦手」というイメージをお持ちかたにもぜひ試していただきたいんです、と土田さん。きっと目から鱗、賞を受けるのはもちろん嬉しいですが「このお酒だったら飲める!」という声が一番嬉しいんです、とも。そういうかた、ぜひぜひ!
*また、通年開催の「蔵見学」は8月もお休みなしで開催。じつはこの時期、お子さん連れのケースが多いそう。シアタールームでお酒づくりの行程が理解でき、実際に使われているさまざまな設備や機械が見学できるので、メモしたりスケッチしたり、夏休みの自由研究として活用されているそうです。なるほどー!
*大人の皆さんには、売店で販売されているお酒は基本的にすべて試飲可能!せっかくお土産をお買い上げいただくからには、楽しみながらぞんぶんに試飲していただき、お気に召したものをお求めいただきたいですから。楽しんでいただくのが一番です、と土田さん。嬉しい心配りですね。
*見学は、数人であれば予約不要、直接おいでになってお申し込みいただければOKですが、10人以上の場合は事前にご連絡をお願いいたします。【見学予約直:0120-117-322】その他お問い合わせ全判は【代表TEL: 053-582-2121】までどうぞ。公式サイトも情報盛りだくさんですよ!
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◎Happiness Style◎
※写真はイメージです
野菜ソムリエ・尾白進哉先生とお電話で。テーマ食材『モロヘイヤ』について教えていただきました。*昨今はごく普通に見かけるようになりましたが、日本に入ってきたのは1980年代。わが国ではまだ新しいお野菜ですがモロヘイヤじたいの歴史はとても古く、5000年前のエジプトですでに食用にされていたそう。「モロヘイヤ」とはアラビア語で「王家の野菜」を意味するんだとか!
*その栄養価たるや、ほうれん草と比較してカルシウム7.5倍、ビタミンB1が5.5倍、ビタミンB2がなんと21倍、まさに王者クラスですねえ。ビタミンB群は欠乏すると疲れやすくなったり集中力が落ちたりしがちですから、まさに暑い暑いこの時期にぴったりです。
*おすすめ調理方法は「モロヘイヤ餃子」。細かく刻んだモロヘイヤを、いつもの餃子のあん(それぞれのご家庭のお好みでOK!)に混ぜ込み、あとはいつも通り皮に包んで焼くだけ。夏場のスタミナ餃子、ぜひお試しください!
*大好評の「シャンゼリゼ野菜コンシェルジュ」。毎回ひとつのお野菜を取り上げて、シェフ特製のスペシャル料理とともに野菜ソムリエのみなさんがくわしく解説してくださいますよ。8月は24日(金)、29日(水)のランチタイム開催です。
*9月1日(土)には袋井市労働者福祉センター「サンライフ袋井」でイベント「あっ!とホーム祭」が開催。各種体験イベントや袋井南中マーチングバンドの演奏、静岡理工科大や東海アクシス看護専門学校のブース、もちろん野菜ソムリエのコーナーもあります!
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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
「夏の王者」ともいわれる星座、さそり座についてのお話でした。
さそり座は、形がととのっていて分かりやすいし、明るい星もたくさんあってよく目立つ星座です。
ただ、ひとつだけ難点があって、空の低いところにある星座なんです。なので、周りにあかりがたくさんあったり、高い建物などや木立など空の低いところを隠してしまうものが多い場所では、ちょっとみつけにくいのが残念なところ。
でもさそり座のシンボル、赤く光るアンタレスはとても目立つ星です、南側が開けた場所であれば、すぐに見つかります。赤い星といえば、今大接近中の火星もそうですが、見える方角が全然違いますし、今年の火星は驚くほど明るいですから、区別は簡単につきます。
そのアンタレスの探し方、この夏いくつも同時に見えている惑星が手がかりになります。
8時ごろに南の空なかほどを見ると、明るい星がみっつ、並んで見えます。右から順に、木星、アンタレス、土星です。よこ一直線ではなく、真ん中の星がちょっと低くて、これがアンタレスです。
アンタレスが見つかったら、そのすぐ右、今年であればアンタレスから木星の方に少し行ったあたり。ここに、3つか4つぐらいの星が縦に並んでいるところがあってここがさそりの頭になります。
つぎにアンタレスから左下のほうに目をやっていくと、いくつかの星がちょうど釣り針のような形に並んでいます。これがさそりの尾、毒針の部分です。
そして、この釣り針の先端部分は、これは条件のいい夜空でないとわからないのがじつに残念なんですが、天の川の中へさしこまれているんです。
なので別名『天の釣り針』とも言われて、日本でも古くは「うおつりぼし」という呼びかたもあったそうです。
神話をご紹介する後半では、いつもとちょっと趣向を変えて、ハワイに伝わる神話をご紹介しました。ポリネシアの広い範囲に渡って伝わる英雄「マウイ」にまつわる物語(「マウイ島」の名前の元ともいわれます)。
マウイが父親からもらった魔法の釣針で海の底から島々を釣り上げたとき、その釣り針が星座になって、「マウイの釣り針」と呼ばれるようになった、というお話です。
海とともに生きるポリネシアの人々にとっては、サソリではなく釣り針として見えたのは、ごく自然なことだったのかも知れませんね。
サソリの姿と見るもよし、天の釣り針と見るもよし。
晴れた夜には、ぜひ探してみてください。
ではいつものように探し方図解です。

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 18:03│Comments(0)
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