2019年12月12日
冬ごもりのラジオ
12月もそろそろ中盤にさしかかりました。今週に入ってからの数日は気温が高めの日々が続いて、また少し季節が巻き戻ったような感じになっていますが、カレンダーは容赦なく進んでいくのでありまして、今年も残り今日を入れて20日となりました。
季節を表すことばも着々と進んでいて、七十二候では今日から「熊蟄穴(くま あなに こもる)」です。クマが冬眠のために穴に入るころという、いよいよ冬めいてきたなというイメージの言葉ですねえ。
クマ以外にも冬眠をする生物っていろいろ思い浮かびますよね、ヘビやカエルのたぐい、あるいはリスやヤマネなど。ぼくはいま「冬眠」という用語をいちばん広い意味で使っていて、寒さが厳しい冬の時期を、土の中や木の洞などでじっとしたまま過ごすこと全般を指しているんですが、じつは、今あげた、ヘビやカエル、それからリスやヤマネ、そしてクマ、これらが冬を乗り切る方法はそれぞれ異なっているんです。
まずヘビやカエル、爬虫類や両生類ですね、こうしたグループは外部の温度によって体温が変化する「変温動物」です。冬になると外気温の低下に伴って体温も下がってしまい、冷えて動けなくなってしまいます。もちろん日が当たれば太陽の熱で動き出すこともできますが、あえて温度変化の影響を受けにくい日の当たらないところ、地中や水の底などにもぐりこんでじっとして冬を過ごす、これがこうした生き物の冬眠で「越冬」とも言われます。
いっぽう、ぼくら人間を含む哺乳類は、気温とは関係なく体温を一定にたもつ「恒温動物」です。冬になっても体温を維持できるので、そのまま活動を続けるものが大部分なのですが、リスやヤマネなどの小型の哺乳類の一部に、外気温に近い温度まで体温を下げて、代謝を下げた状態で冬を乗り切るものがいます。コウモリなどもそうですね。
小型の哺乳類が冬眠する理由は、体が小さい動物ほど体重に対する体の表面積の割合が大きく、体から熱が逃げやすいこと。くわえて冬には食べ物が少なくなるので、体温を一定に保つのが難しくなるからです。シマリスの場合、冬眠中は体温が5℃ぐらいにまで下がり、脈拍や呼吸数も下がって、エネルギーの消費量は活動期の1割くらいにまで下がるんだそうです。
これに対して大型の哺乳類は基本的に冬眠しませんから、クマはちょっと特殊なんです。クマが冬眠する理由はけっこう単純で「冬場は食べ物がなくなって栄養が足りなくなるから」です。なので動物園などで飼育されているクマはその必要がありません。クマの冬眠は、小型の哺乳類のように大幅に体温を下げたりはせず、5℃ほどしか下がりませんが、呼吸数や心拍数は通常時の1/5程度にまで落ち込みます。これで消費カロリーをなるべく抑えて冬を越すんですね。
このようにクマが冬を乗り切る方法は小型哺乳類とは異なっているため「冬眠」ではなく「冬ごもり」あるいは「冬季の睡眠」と呼ばれたりしたのですが、冬眠中は活動期とは全く異なる状態になることから「冬眠」と呼べる状態であることがわかってきたようです。
いま「わかってきたようです」といったように、じつは「冬眠」という現象のメカニズムはいまだに全容が明らかになっていないんです。なぜ低体温状態でも細胞が死なないのか。どのように効率良く脂肪のエネルギーを使っているのか。半年近くも筋肉を使わないのに衰えないのはなぜなのか。体が冬眠できる状態になる仕組みは何なのか。さらには、冬眠という現象にはさまざま有害な要因から体を保護するしくみが関わっているとの指摘もあるそうで、今後の研究が待たれますね。
植物の場合は、弱い部分が枯れてしまうことで冬を生き抜きます。葉っぱを落とすのも、冬の間エネルギーを使わないようにする工夫です。そう考えると、どんな生物もみんな自分に合った冬の過ごし方をしているんですね。ぼくたち人間も、屋外での活動が少なくなって温かい部屋の中で過ごす時間が多くなります。なんとなく気分もふさぎこみがちですが、でも、これが冬を乗り切るための適切な方法なんだと考えて、冬だからこその楽しみ、いろいろありますからね、じっくり味わっていきたいですね。
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…と、そんな話題からスタートした、2019年・令和元年12月12日のSmile on Radio。登場いただいたのは…
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◎さかきやママのおしゃべりsong◎

*今年を振り返って、「猪年」ということで無我夢中でがんばってきましたが結果が出た年だと思っています、とママさん。「結果が出た」と感じられるのは素晴らしいことですね。そして、コーナースポンサーさんにも輝かしいにニュースが。モトサービスエッジさんのドライカーボンとペイントをまとった電動バイクが世界記録を達成しました!
*アメリカ・ソルレイクシティのボンネビルで開催された、カスタムバイクでどれだけ早い速度を出せるかを競う「ボンネビル・モーターサイクル・スピード・トライアルズ」の「車重300㎏以上の電動バイククラス」において、株式会社モビテックが製作した電動バイク「EV-02A」が世界最速記録を樹立!このマシンのカウリングやカラーリングに関してテクニカルサポートしているのがモトサービスエッジさんなんです。
*その速さたるやなんと329.319㎞/h!ライダーの目には一体どんな世界が見えるんでしょうねえ…。そんなモトサービスエッジさんでは今月21日(土)の19:00〜21:30に「バイクナイトエッジ」を開催。バイク好きの仲間が集まっての健全にたむろして語り合う時間と空間です。バイク好きな方、ぜひ足を運んでみてください!
*今月のママさんの歌声は、「だい」さんのハモリを加えて夏川りみさんの「童神~ヤマトグチ~」。だいさんの優しい声が加わったデュエットでのこの歌も素敵です。琵琶湖カラオケ大会ブランプリ受賞曲でもあるこの歌は、ママさんが歌、安藤幸子さんが手話というスタイルでもお馴染みです。
*先月ご案内した「第1回中日本歌唱力選手権大会」ではたくさんの方に応援にきていただき、「歌と手話のコラボに感動した」と温かいお言葉もいただいたり、オファーもあったりと、大きな反響をいただいたそうです。皆さまありがとうございます。
*さかきやママさんのカラオケ大会の成績は令和で優勝4回!みなさまの応援でいただいた優勝であることに感謝を込めて、今月は10時~12時までご来店のお客様に限り、年内使えるカラオケチケット4枚プレゼント!朝10時からカラオケが歌えるお店で楽しんでみてはいかがですか!磐田市城之崎セブンイレブン斜め前、「からおけ喫茶さかきやmama」お問合せは【TEL:0538-33-0167/090-7733-1122(定休日:木曜日曜)】
*からおけ喫茶さかきやmamaからお得情報のお知らせです。会員登録するとお得がいろいろあるんです。「雨の日フェア」では雨の日にちなんだ歌2曲が無料(昼の部限定)、コーヒー紅茶のおかわり17時まで無料、カラオケチケットのまとめ買いは2割お得、プラス300円でランチが食べられます。さらに、お二人で来店いただいたお客様はデュエット曲「逢いたくて逢わなくて」が1曲無料で歌えます!
*カラオケ教室の生徒さんも募集中。初心者からカラオケ大会出場者まで、ママさんの個人レッスンを受けられます。音響抜群の環境でカラオケの練習をしてみませんか?お気軽にお問い合わせください。
*団体さんの貸し切りも人気です。「歌唱クラブの団体さん特別セット」は15名様から受付、お1人様1,000円で4時間歌い放題、ソフトドリンク呑み放題、お菓子付き、さらにお土産に次回使えるカラオケチケット3枚付き!お気軽にお問い合わせください。
*新居町観光協会から新年のイベント情報です。1月1日朝7時から、湖西市新居町「海湖館」前で焼きたての牡蠣を限定350個無料サービス!(6時ごろから整理券配布)。さらに新居弁天「弁天神社」ではあつあつの甘酒を限定100杯無料サービス!(案内記事はこちら)
*初日の出を拝んだ後に新居町のブランド牡蠣「プリ丸」をいただいて新年のスタートなんて、健康でパワー満載の1年を過ごせそうですね。さらに1月中旬からは海湖館で「牡蠣小屋」が開店します。新鮮な牡蠣をその場で焼いて食べる、最高ですね!みなさまぜひお楽しみに。
*それでは次回、1月9日の放送をどうぞお楽しみに!
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◎Happiness Style◎

静岡県栄養士会所属栄養士の山崎靖晃先生をスタジオに。『お酒飲みの健康術 ~宴会シーズンを乗り切ろう 3~』をテーマに伺いました。今年も宴会のシーズン!以前も取り上げたテーマですが、大事なことですからね!(お話を伺って、知ってるはずなのに、ついつい…なんてありがちですものね、何度も聞くことも大切です)
*まずはお酒(アルコール)の基礎知識。大前提として、アルコールの飲みすぎは良くありません。飲み過ぎを「無かったこと」にする栄養素は基本的にありません。こればかりはどうしようもない事実です。「飲めるお酒の量」は、遺伝的に決められていて、よく言われる「お酒を飲んで鍛えた!」というのは気のせいです。キャパを超えていることを認識しましょう。
*アルコール分解は、主に肝臓で行われます。しかし、アルコールは水にも油にも溶ける性質があり、かつ分子が小さいため、途中で様々な臓器で吸収されてしまい、肝臓で分解する前に身体中をめぐってしまいます。空きっ腹にお酒を入れると酔いが早いのは「胃でも吸収されるから」なんですね。
*栄養士的な「お酒飲みの健康術」は、まず「水を飲みましょう」。お酒が起因の咽頭がんや食道がん、胃炎を防止することに役立ちます。量は人によりますが、アルコールを飲みはじめた最初から水も飲んだ方が良いとのことですよ。
*なお「お酒飲みのご飯抜き」はエネルギー量の調整だけを考えるなら有効ですが、お酒では人間が活動に必要な炭水化物(ブドウ糖)は得られないため低血糖になりやすくなります。低血糖は二日酔いの原因にもなりやすいことにも注意が必要です。朝と昼にきちんとバランスが取れた食事をとっているなら夕食のご飯抜きはありかもです。
*お酒と食べ合わせがいいのは、まずサラダ。「ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE」がアルコール代謝を助けてくれます。また、大豆や豆腐、肉や魚もオススメ。タンパク質とビタミンB3(ナイアシン)が含まれており、肝臓を労わります。がんものチーズ焼き、焼き魚、しじみの味噌汁なんていかがでしょう。
*そして。山崎先生の個人的な二日酔い対策が「ハイチオールC」。「しみ・そばかすの?」って思っちゃいますが、じつはハイチオールCの「効能・効果」には「二日酔い」ってちゃんと書かれているんです。成分の「L-システイン」というアミノ酸が、アルコール分解の過程でできる「アセトアルデヒト」という毒素の分解を助けてくれます。
*さすがに飲んだ瞬間に二日酔いが消えるわけではありませんが、先生の個人的感想としては、少し強めな二日酔いの状態の朝に飲めば、お昼前にはスッキリしてちゃんとお昼ご飯を食べられる感じになるそうですぞ。これはいいことを教えていただきました。ついでにお肌が綺麗になるなら一石二鳥ですね(^-^)b
*もともとこのお薬は「二日酔いに効く」ということで売り出されたものだそうで、ドラッグストアが身近になった背景もあり、リニューアルしたタイミングで女性向けの「しみ・そばかすに」を売りにしたのだとか。お酒を飲む前にも有効だそうですから、お酒が弱いというかたにもいいかもです。
*あくまで「飲んだことを無かったこと」にする魔法の薬ではないこと。これだけは忘れずに、適度な量でお酒を飲んで、楽しい食事をして、このシーズンを乗り切っていきましょう!
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◎はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~◎

浜松市文化振興財団・浜北文化センターの鶴田 昌子さんに、2月29日(土)に浜松市浜北文化センターで行われる「第36 回浜北寄席 桂文枝 独演会」を紹介いただきました。
*落語家としてだけではなく、テレビ・映画・ラジオ・CMなどでもご活躍の桂文枝さん。中でもテレビ番組の司会は数えきれないほどで、「新婚さんいらっしゃい!」は「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されています。
*落語家としては、創作落語で活躍され、「上方お笑い大賞」「花王名人大賞」「紫綬褒章」「菊池寛賞」「旭日小綬章」など数々の受賞をされています。また、2011年にはそれまでの三枝から、師匠の名を継いで文枝を6代目として襲名しました。
*今回は独演会ですので、文枝さんのお話をたっぷりお楽しみいただけます。前座でお弟子さんが出演される予定とのことですが、誰になるかは未定。どんな方が前座にでるのか予想したり、思いがけずフレッシュな才能に出会えたりするのも楽しみのひとつですね。
*当日の演目もおなじく未定。多くの落語家さんたちは、それぞれ頭の中に何百というネタが詰まっている中で、現場の雰囲気や客層などを考慮して、当日会場入りしてから演目を決めるそうで、すごい方になると舞台に出て、座布団に座って、お辞儀をしながらお客様の顔を見て決める、という方もいらっしゃるそうで、これもまた楽しみですね。
*2019年2月29日(土)1 時30分開場14 時開演、会場は浜松市浜北文化センター 大ホール。入場料は4,300円(全席指定)。チケットはHCFオンラインショップ、アクトシティチケットセンター、磐田市情報館、チケットぴあ、及び浜北文化センター窓口などで好評発売中。なお、浜北文化センターは 2月3日(月)~13日(木)の期間、修繕工事のため休館です。この期間は別の販売所でお求めください。
*事前知識も何の準備もいらず、初めてでも肩ひじ張らずに楽しめるのが落語の魅力。生の落語では、落語家の腕の見せ所でもある、ネタに入る前のフリートーク部分である「マクラ」もたっぷり楽しめます。旬の時事ネタや、その土地ならではのエピソードを盛り込んだ「マクラ」は、会場を訪れた方しか味わえない、「生で見る落語」の醍醐味のひとつです。
*テレビでお馴染みの文枝さんが、当日どのような大ネタを披露されるのか、私も今から楽しみでワクワクが止まりません!と鶴田さん。落語ファンの方も、初心者の方も、大満足間違いなしの浜北寄席にぜひ足をお運びください!
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◎とむさんのMy Choice Time◎
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしています。
月に一度の「テレビまんが主題歌メモリアルシリーズ」。今回は「魔法少女の系譜その②」と題して「東映魔女っ子シリーズ」と呼ばれる一連の作品を特集しました。
お届けしたナンバーは
◎魔法使いチャッピー
◎幸せを呼ぶリミットちゃん
◎魔女っ子メグちゃん
◎花の子ルンルン
◎ハローララベル
の5曲でした。
1966年の『魔法使いサリー』、1969年の『ひみつのアッコちゃん』をスタート地点とするこれらの作品群は制作会社である東映動画の名をとって「東映魔女っ子シリーズ」と呼ばれます。
シリーズ集大成と言えるのが『魔女っ子メグちゃん』でしょう。その後いったん空白期間をおいて79年の『花の子ルンルン』80年の『魔法少女ララベル』をもってこのシリーズはピリオドを打つことになります。
(80年代は本当は対象外なんですが、今回は特例ということで…(^-^;)
シリーズ終了の理由は「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなったから」という判断によるものだったと言われます。しかしながら、その系譜は脈々と受け継がれて、80年代には葦プロダクションによる「ミンキーモモ」、スタジオぴえろによる「クリィミーマミ」「ペルシャ」「マジカルエミ」などが新しい世界を作り、90年代の「セーラームーンシリーズ」、2000年代の「プリキュアシリーズ」へ続いていくことになります。連綿と続く魔法少女たちの系譜。その黎明を担った「東映魔女っ子シリーズ」、お楽しみいただけましたでしょうか。
(上記のとおり、この月イチシリーズは60〜70年代のアニソンを特集するのが基本スタンスですので、魔法少女ものについてはいったん終了です。また何か別の機会があれば!と思っています)
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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
季節を表すことばも着々と進んでいて、七十二候では今日から「熊蟄穴(くま あなに こもる)」です。クマが冬眠のために穴に入るころという、いよいよ冬めいてきたなというイメージの言葉ですねえ。
クマ以外にも冬眠をする生物っていろいろ思い浮かびますよね、ヘビやカエルのたぐい、あるいはリスやヤマネなど。ぼくはいま「冬眠」という用語をいちばん広い意味で使っていて、寒さが厳しい冬の時期を、土の中や木の洞などでじっとしたまま過ごすこと全般を指しているんですが、じつは、今あげた、ヘビやカエル、それからリスやヤマネ、そしてクマ、これらが冬を乗り切る方法はそれぞれ異なっているんです。
まずヘビやカエル、爬虫類や両生類ですね、こうしたグループは外部の温度によって体温が変化する「変温動物」です。冬になると外気温の低下に伴って体温も下がってしまい、冷えて動けなくなってしまいます。もちろん日が当たれば太陽の熱で動き出すこともできますが、あえて温度変化の影響を受けにくい日の当たらないところ、地中や水の底などにもぐりこんでじっとして冬を過ごす、これがこうした生き物の冬眠で「越冬」とも言われます。
いっぽう、ぼくら人間を含む哺乳類は、気温とは関係なく体温を一定にたもつ「恒温動物」です。冬になっても体温を維持できるので、そのまま活動を続けるものが大部分なのですが、リスやヤマネなどの小型の哺乳類の一部に、外気温に近い温度まで体温を下げて、代謝を下げた状態で冬を乗り切るものがいます。コウモリなどもそうですね。
小型の哺乳類が冬眠する理由は、体が小さい動物ほど体重に対する体の表面積の割合が大きく、体から熱が逃げやすいこと。くわえて冬には食べ物が少なくなるので、体温を一定に保つのが難しくなるからです。シマリスの場合、冬眠中は体温が5℃ぐらいにまで下がり、脈拍や呼吸数も下がって、エネルギーの消費量は活動期の1割くらいにまで下がるんだそうです。
これに対して大型の哺乳類は基本的に冬眠しませんから、クマはちょっと特殊なんです。クマが冬眠する理由はけっこう単純で「冬場は食べ物がなくなって栄養が足りなくなるから」です。なので動物園などで飼育されているクマはその必要がありません。クマの冬眠は、小型の哺乳類のように大幅に体温を下げたりはせず、5℃ほどしか下がりませんが、呼吸数や心拍数は通常時の1/5程度にまで落ち込みます。これで消費カロリーをなるべく抑えて冬を越すんですね。
このようにクマが冬を乗り切る方法は小型哺乳類とは異なっているため「冬眠」ではなく「冬ごもり」あるいは「冬季の睡眠」と呼ばれたりしたのですが、冬眠中は活動期とは全く異なる状態になることから「冬眠」と呼べる状態であることがわかってきたようです。
いま「わかってきたようです」といったように、じつは「冬眠」という現象のメカニズムはいまだに全容が明らかになっていないんです。なぜ低体温状態でも細胞が死なないのか。どのように効率良く脂肪のエネルギーを使っているのか。半年近くも筋肉を使わないのに衰えないのはなぜなのか。体が冬眠できる状態になる仕組みは何なのか。さらには、冬眠という現象にはさまざま有害な要因から体を保護するしくみが関わっているとの指摘もあるそうで、今後の研究が待たれますね。
植物の場合は、弱い部分が枯れてしまうことで冬を生き抜きます。葉っぱを落とすのも、冬の間エネルギーを使わないようにする工夫です。そう考えると、どんな生物もみんな自分に合った冬の過ごし方をしているんですね。ぼくたち人間も、屋外での活動が少なくなって温かい部屋の中で過ごす時間が多くなります。なんとなく気分もふさぎこみがちですが、でも、これが冬を乗り切るための適切な方法なんだと考えて、冬だからこその楽しみ、いろいろありますからね、じっくり味わっていきたいですね。
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…と、そんな話題からスタートした、2019年・令和元年12月12日のSmile on Radio。登場いただいたのは…
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◎さかきやママのおしゃべりsong◎

*今年を振り返って、「猪年」ということで無我夢中でがんばってきましたが結果が出た年だと思っています、とママさん。「結果が出た」と感じられるのは素晴らしいことですね。そして、コーナースポンサーさんにも輝かしいにニュースが。モトサービスエッジさんのドライカーボンとペイントをまとった電動バイクが世界記録を達成しました!
*アメリカ・ソルレイクシティのボンネビルで開催された、カスタムバイクでどれだけ早い速度を出せるかを競う「ボンネビル・モーターサイクル・スピード・トライアルズ」の「車重300㎏以上の電動バイククラス」において、株式会社モビテックが製作した電動バイク「EV-02A」が世界最速記録を樹立!このマシンのカウリングやカラーリングに関してテクニカルサポートしているのがモトサービスエッジさんなんです。
*その速さたるやなんと329.319㎞/h!ライダーの目には一体どんな世界が見えるんでしょうねえ…。そんなモトサービスエッジさんでは今月21日(土)の19:00〜21:30に「バイクナイトエッジ」を開催。バイク好きの仲間が集まっての健全にたむろして語り合う時間と空間です。バイク好きな方、ぜひ足を運んでみてください!
*今月のママさんの歌声は、「だい」さんのハモリを加えて夏川りみさんの「童神~ヤマトグチ~」。だいさんの優しい声が加わったデュエットでのこの歌も素敵です。琵琶湖カラオケ大会ブランプリ受賞曲でもあるこの歌は、ママさんが歌、安藤幸子さんが手話というスタイルでもお馴染みです。
*先月ご案内した「第1回中日本歌唱力選手権大会」ではたくさんの方に応援にきていただき、「歌と手話のコラボに感動した」と温かいお言葉もいただいたり、オファーもあったりと、大きな反響をいただいたそうです。皆さまありがとうございます。
*さかきやママさんのカラオケ大会の成績は令和で優勝4回!みなさまの応援でいただいた優勝であることに感謝を込めて、今月は10時~12時までご来店のお客様に限り、年内使えるカラオケチケット4枚プレゼント!朝10時からカラオケが歌えるお店で楽しんでみてはいかがですか!磐田市城之崎セブンイレブン斜め前、「からおけ喫茶さかきやmama」お問合せは【TEL:0538-33-0167/090-7733-1122(定休日:木曜日曜)】
*からおけ喫茶さかきやmamaからお得情報のお知らせです。会員登録するとお得がいろいろあるんです。「雨の日フェア」では雨の日にちなんだ歌2曲が無料(昼の部限定)、コーヒー紅茶のおかわり17時まで無料、カラオケチケットのまとめ買いは2割お得、プラス300円でランチが食べられます。さらに、お二人で来店いただいたお客様はデュエット曲「逢いたくて逢わなくて」が1曲無料で歌えます!
*カラオケ教室の生徒さんも募集中。初心者からカラオケ大会出場者まで、ママさんの個人レッスンを受けられます。音響抜群の環境でカラオケの練習をしてみませんか?お気軽にお問い合わせください。
*団体さんの貸し切りも人気です。「歌唱クラブの団体さん特別セット」は15名様から受付、お1人様1,000円で4時間歌い放題、ソフトドリンク呑み放題、お菓子付き、さらにお土産に次回使えるカラオケチケット3枚付き!お気軽にお問い合わせください。
*新居町観光協会から新年のイベント情報です。1月1日朝7時から、湖西市新居町「海湖館」前で焼きたての牡蠣を限定350個無料サービス!(6時ごろから整理券配布)。さらに新居弁天「弁天神社」ではあつあつの甘酒を限定100杯無料サービス!(案内記事はこちら)
*初日の出を拝んだ後に新居町のブランド牡蠣「プリ丸」をいただいて新年のスタートなんて、健康でパワー満載の1年を過ごせそうですね。さらに1月中旬からは海湖館で「牡蠣小屋」が開店します。新鮮な牡蠣をその場で焼いて食べる、最高ですね!みなさまぜひお楽しみに。
*それでは次回、1月9日の放送をどうぞお楽しみに!
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◎Happiness Style◎

静岡県栄養士会所属栄養士の山崎靖晃先生をスタジオに。『お酒飲みの健康術 ~宴会シーズンを乗り切ろう 3~』をテーマに伺いました。今年も宴会のシーズン!以前も取り上げたテーマですが、大事なことですからね!(お話を伺って、知ってるはずなのに、ついつい…なんてありがちですものね、何度も聞くことも大切です)
*まずはお酒(アルコール)の基礎知識。大前提として、アルコールの飲みすぎは良くありません。飲み過ぎを「無かったこと」にする栄養素は基本的にありません。こればかりはどうしようもない事実です。「飲めるお酒の量」は、遺伝的に決められていて、よく言われる「お酒を飲んで鍛えた!」というのは気のせいです。キャパを超えていることを認識しましょう。
*アルコール分解は、主に肝臓で行われます。しかし、アルコールは水にも油にも溶ける性質があり、かつ分子が小さいため、途中で様々な臓器で吸収されてしまい、肝臓で分解する前に身体中をめぐってしまいます。空きっ腹にお酒を入れると酔いが早いのは「胃でも吸収されるから」なんですね。
*栄養士的な「お酒飲みの健康術」は、まず「水を飲みましょう」。お酒が起因の咽頭がんや食道がん、胃炎を防止することに役立ちます。量は人によりますが、アルコールを飲みはじめた最初から水も飲んだ方が良いとのことですよ。
*なお「お酒飲みのご飯抜き」はエネルギー量の調整だけを考えるなら有効ですが、お酒では人間が活動に必要な炭水化物(ブドウ糖)は得られないため低血糖になりやすくなります。低血糖は二日酔いの原因にもなりやすいことにも注意が必要です。朝と昼にきちんとバランスが取れた食事をとっているなら夕食のご飯抜きはありかもです。
*お酒と食べ合わせがいいのは、まずサラダ。「ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE」がアルコール代謝を助けてくれます。また、大豆や豆腐、肉や魚もオススメ。タンパク質とビタミンB3(ナイアシン)が含まれており、肝臓を労わります。がんものチーズ焼き、焼き魚、しじみの味噌汁なんていかがでしょう。
*そして。山崎先生の個人的な二日酔い対策が「ハイチオールC」。「しみ・そばかすの?」って思っちゃいますが、じつはハイチオールCの「効能・効果」には「二日酔い」ってちゃんと書かれているんです。成分の「L-システイン」というアミノ酸が、アルコール分解の過程でできる「アセトアルデヒト」という毒素の分解を助けてくれます。
*さすがに飲んだ瞬間に二日酔いが消えるわけではありませんが、先生の個人的感想としては、少し強めな二日酔いの状態の朝に飲めば、お昼前にはスッキリしてちゃんとお昼ご飯を食べられる感じになるそうですぞ。これはいいことを教えていただきました。ついでにお肌が綺麗になるなら一石二鳥ですね(^-^)b
*もともとこのお薬は「二日酔いに効く」ということで売り出されたものだそうで、ドラッグストアが身近になった背景もあり、リニューアルしたタイミングで女性向けの「しみ・そばかすに」を売りにしたのだとか。お酒を飲む前にも有効だそうですから、お酒が弱いというかたにもいいかもです。
*あくまで「飲んだことを無かったこと」にする魔法の薬ではないこと。これだけは忘れずに、適度な量でお酒を飲んで、楽しい食事をして、このシーズンを乗り切っていきましょう!
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◎はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~◎

浜松市文化振興財団・浜北文化センターの鶴田 昌子さんに、2月29日(土)に浜松市浜北文化センターで行われる「第36 回浜北寄席 桂文枝 独演会」を紹介いただきました。
*落語家としてだけではなく、テレビ・映画・ラジオ・CMなどでもご活躍の桂文枝さん。中でもテレビ番組の司会は数えきれないほどで、「新婚さんいらっしゃい!」は「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されています。
*落語家としては、創作落語で活躍され、「上方お笑い大賞」「花王名人大賞」「紫綬褒章」「菊池寛賞」「旭日小綬章」など数々の受賞をされています。また、2011年にはそれまでの三枝から、師匠の名を継いで文枝を6代目として襲名しました。
*今回は独演会ですので、文枝さんのお話をたっぷりお楽しみいただけます。前座でお弟子さんが出演される予定とのことですが、誰になるかは未定。どんな方が前座にでるのか予想したり、思いがけずフレッシュな才能に出会えたりするのも楽しみのひとつですね。
*当日の演目もおなじく未定。多くの落語家さんたちは、それぞれ頭の中に何百というネタが詰まっている中で、現場の雰囲気や客層などを考慮して、当日会場入りしてから演目を決めるそうで、すごい方になると舞台に出て、座布団に座って、お辞儀をしながらお客様の顔を見て決める、という方もいらっしゃるそうで、これもまた楽しみですね。
*2019年2月29日(土)1 時30分開場14 時開演、会場は浜松市浜北文化センター 大ホール。入場料は4,300円(全席指定)。チケットはHCFオンラインショップ、アクトシティチケットセンター、磐田市情報館、チケットぴあ、及び浜北文化センター窓口などで好評発売中。なお、浜北文化センターは 2月3日(月)~13日(木)の期間、修繕工事のため休館です。この期間は別の販売所でお求めください。
*事前知識も何の準備もいらず、初めてでも肩ひじ張らずに楽しめるのが落語の魅力。生の落語では、落語家の腕の見せ所でもある、ネタに入る前のフリートーク部分である「マクラ」もたっぷり楽しめます。旬の時事ネタや、その土地ならではのエピソードを盛り込んだ「マクラ」は、会場を訪れた方しか味わえない、「生で見る落語」の醍醐味のひとつです。
*テレビでお馴染みの文枝さんが、当日どのような大ネタを披露されるのか、私も今から楽しみでワクワクが止まりません!と鶴田さん。落語ファンの方も、初心者の方も、大満足間違いなしの浜北寄席にぜひ足をお運びください!
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◎とむさんのMy Choice Time◎
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしています。
月に一度の「テレビまんが主題歌メモリアルシリーズ」。今回は「魔法少女の系譜その②」と題して「東映魔女っ子シリーズ」と呼ばれる一連の作品を特集しました。
お届けしたナンバーは
◎魔法使いチャッピー
◎幸せを呼ぶリミットちゃん
◎魔女っ子メグちゃん
◎花の子ルンルン
◎ハローララベル
の5曲でした。
1966年の『魔法使いサリー』、1969年の『ひみつのアッコちゃん』をスタート地点とするこれらの作品群は制作会社である東映動画の名をとって「東映魔女っ子シリーズ」と呼ばれます。
シリーズ集大成と言えるのが『魔女っ子メグちゃん』でしょう。その後いったん空白期間をおいて79年の『花の子ルンルン』80年の『魔法少女ララベル』をもってこのシリーズはピリオドを打つことになります。
(80年代は本当は対象外なんですが、今回は特例ということで…(^-^;)
シリーズ終了の理由は「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなったから」という判断によるものだったと言われます。しかしながら、その系譜は脈々と受け継がれて、80年代には葦プロダクションによる「ミンキーモモ」、スタジオぴえろによる「クリィミーマミ」「ペルシャ」「マジカルエミ」などが新しい世界を作り、90年代の「セーラームーンシリーズ」、2000年代の「プリキュアシリーズ」へ続いていくことになります。連綿と続く魔法少女たちの系譜。その黎明を担った「東映魔女っ子シリーズ」、お楽しみいただけましたでしょうか。
(上記のとおり、この月イチシリーズは60〜70年代のアニソンを特集するのが基本スタンスですので、魔法少女ものについてはいったん終了です。また何か別の機会があれば!と思っています)
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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 18:12│Comments(0)
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