2013年12月19日
雪と百人一首とラジオ

首都圏に師走の初雪かも?なんてニュースもありまして、時あたかも、二十四節気「大雪」の終盤。今週末はいよいよ冬至(あっ、冬至ライブ、ぜひぜひよろしくです!)。
ということは…。
気がついたら今年ももうあと10日と少し。新しい年はもうすぐそこです。
ところで、昔ながらのお正月の遊びのひとつに「百人一首」がありますよね。
というワケで、「雪」と「百人一首」とを無理やりつなげたトリビアをご紹介しようかと^^;
まず、百人一首のなかで、冬の雪を歌っているのは2首です。
※『雪』という言葉が含まれる歌は4首あるのですが、うち1首は花が舞い散るさまを雪に見立ており、さらにもう1首は春の雪を描いているので、冬の雪は2首ということになります。
で、じつはこの2首のうちの1首が、「百人一首の中で一番長い上の句」なんです。
長いと言っても、あしびきの山鳥の尾のしだり尾の、みたいに、長いものを歌ってるのではなく、文字どおり、文字数が多いんですね。
って、いや、和歌なんだから上の句は五七五で17文字に決まってるじゃん、と思っちゃいますが、「字余り」というものがありますよね。
百人一首には、上の句に字余りが「二文字」ある歌がひとつだけあって、それがこの、雪を歌ったものなんです。
しかも。その歌は、今年の重大ニュースのひとつになるであろうことまず間違いなしの、世界文化遺産に登録された「富士山」が歌われているんです。
はい、もうおわかりですね。山部赤人の
「田子の浦にうち出でて見れば白妙の」
数えてみてください、この上の句、19文字ありまして、これが最も長い上の句なんです。
下の句はご存知のとおり「富士の高嶺に雪は降りつつ」でありますね。
さてそれでは、もう一つの冬の雪の歌はなにか、春の雪の歌、花を雪に見立てた歌とはなにか?
それから、当然のことながら、一番長い下の句、というものもあるんです。
(その歌と、この「田子の浦に」が、ともに最も文字数が多い歌ということになるわけです)
気になる方、よかったら探してみてくださいませ(^^)b
というわけで…
昔ながらのお正月の遊びのひとつ、と言いましたが、実際にはもうかなり廃れつつある正月の風物詩かもしれませんね。
かくいうぼくも、百人一首、かなり好きなんですが、もうずいぶん長いことやってないですもの。
このお正月は久しぶりに、百人一首、引っ張りだしてみようかな、なんて思っておりますですよはい。
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さて、そんな12月19日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

◎Today's Smile◎
シンガソングライターの森永エイジさんをスタジオに。
*愛媛県ご出身。大阪での大学在学中に音楽活動をスタートし、現在は袋井市にお住まいで、大阪および静岡県西部を拠点にライブ活動やCD制作をされています。キャッチフレーズは『大自然派シンガーソングライター』。人口一万人にみたない町で生まれ育った森永さん、そうした自分のルーツが自然に出てしまうんでしょうね、と。高い空や木々のざわめき、そうした自然のいぶきから生まれる音楽、聴く側はそのいぶきを感じ、受け取ることができるわけですね。
*小さい頃から自分の中にあった「よくわからないモヤモヤした何か」が詩や曲を作ることによって少しずつ出てくるようになった、時には自分の知らなかった自分に出会えたりもする、それが楽しいんです、と森永さん。また、現在の活動はアコースティックな編成がメイン、アコの魅力は「木の響きのナチュラルさ」そして「演奏者の人間性が出やすいこと」。なるほど!ですね(^^)
*そんな森永さんのライブが近々に予定されています。
◎森永エイジwithめだま楽団ワンマンライブ【それは不思議な夢だった】
◎2月27日(金) ライブハウス浜松窓枠1F
◎オープン18:30/スタート19:00
◎前売り¥2000/当日¥2500/中学生以下¥1000(1ドリンク別途)
*「めだま楽団」とは、大阪や京都で活動しているアイリッシュグループ「knit」を中心とした、森永さんのバックバンド。かれこれ10年近い付き合いだそうですから、息のあった演奏が聴けますね。アイリッシュスタイルの編成で、フルート、フィドル、ベース、ピアノ、ドラム、パーカッションなどで構成されています。アイリッシュバンドのサウンド、暖かくてほっとする感じと情熱的なイメージとが混在していて、素敵ですよね。
*「心につけるキーホルダーのように、人々の生活に寄り添える音楽でありたい」とおっしゃる森永さんの楽曲、YouTubeや公式サイトで視聴することもできます。CDはメールでお申込みいただくか、ライブ会場で入手できますよ。コーナーのラスト、リスナーさんへのメッセージは「今年もあと少し。やりたいことやって、聴きたい音楽聴いて、好きな人には好きと伝えて、後悔のない形で締めくくりましょう!」といただきました。ホントにホントに、そのとおりですね!
◎Happiness Style ひろみち料理教室・野崎広路先生。
*毎回、身近な食材を使ってご家庭で手軽に作れる、美味しい創作料理を教えてくださるひろみち先生。今回は『鮭としめじのバター醤油炊き込みご飯』を教えていただきました。
*いやー、んもう、レシピ名を見ているだけでほっぺがユルんじゃいますねえ〜(アナウンスしていても、勝手に笑顔になっちゃうんです(^_^;)。いつもどおり、材料も手順もとってもシンプル。おろしにんにくが味の決め手です。レシピどおりに作るだけでじゅうぶん美味しいですが、さらに、焼きおにぎりにする、雑炊にする、その雑炊に溶けるチーズを加えてリゾットにする、と、楽しみ方いろいろ。ぜひお試し下さい!
*ひろみち先生の料理教室は、
◎第2、第3月曜 【夜】地球民家大平台モデルハウス
◎第2金曜 【午前】佐鳴台協働センター/【午後】雄踏文化センター(男の料理教室)
◎第3水曜 【午前】北部協働センター
で開催中。お問い合せは090-2189-4575まで!
◎いどばた通信ラジオ工房
安住工房・安西さん
*いどばた通信12月号配布中!今週は、特集『手直しするのはどんな時?』から、「キッチン」と「建具」そして「塗装」をピックアップ。それぞれ、たとえばキッチンでは10年目には蛇口からの水漏れ、レバーハンドルのぐらつきなど水栓金具の不具合が生じやすくなる…といったふように、経年ごとに住まいを手直ししていく目安が具体的に掲載されていて、とっても参考になります。福祉住環境コーディネーターからのひとことアドバイスもありますよ。
*そして、今日12月19日は、アンジーこと安西健塁さんのお誕生日!おめでとうございます〜!現在はユージンバレエカンパニー「くるみ割り人形」の真っ最中というアンジーさん。以前所属していたKバレエカンパニーではじめて役をもらったのが、ちょうどこの「くるみ」だったそう(その前の回は舞台の後ろでまったく動かない「門番」だったとか…)。お誕生月だったんですねえ。ひとしお、ですね(^^)
*12月の安住コレクションも、まさにその「くるみ割り人形」をお届けしています(この時期の定番だから当然ではありますが(^_^;)。今回は、クリスマスパーティが始まっていよいよプレゼントの時間。男の子たちには馬や銃、兵隊のおもちゃ、女の子たちにはきれいなお人形。女の子たちはお人形を抱いて踊り、男の子たちはクララのお兄さんフランツを先頭に行進を始める…という、これまた華やかなシーン『行進曲』でした。上記、アンジーさんがはじめてKバレエで踊ったのが、この「フランツ」役だったんだそうですよ(^^)
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そして『My Choice Time〜天の光はすべて星』のコーナー。
先週末、中国の無人探査機「嫦娥3号」が、37年ぶりに月面「虹の入江」に軟着陸した、というニュースが、そしてそれに前後して、2007年から2009年まで月を周回しながら様々な観測を行ったわが国の探査機「かぐや」のデータをもとにした、新しい月面の立体地図ができたという話題もありました。
そこで今回はそれにちなんで、いまだに解けていない「月の謎」について、そして、中国の月探査計画「嫦娥計画」の名のもとになっている「嫦娥伝説」についてのお話でした。
地球からいちばん近い天体として、たいへん身近な存在である月。
これまでに最も観測が行われてきた天体も月ですし、人類が宇宙に進出した時にまず目標となったのも「月」。そして現在でも、人類がたどりついた天体は月だけです。
それでも、月にはまだまだよくわかっていないことがたくさんあって、依然として調査がつづけられているんですね。
たとえば、地球との大きさの比率の謎。月はどのようにしてできたのか?という起源の謎。
月の内部構造の謎、月の磁場の謎、月の表と裏の謎、などなど。
いまだ多くの謎にみちているからこそ、より美しいのかも知れませんね。
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というわけで、今日もスマイルいっぱい、元気に楽しく、番組をお送りしました。
ではでは、また来週〜〜(^-^)ノシ
初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
Posted by とむさん at 23:23│Comments(0)
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